『JOKERに愛された男』第5回
昼食を終えても僕らはファミレスに入り浸っていた。
午後の授業はキャンセルしたようなものだし、家に帰ろうとすれば潤はついてくるだろう。それを押し止める自信はない。であれば、はっきりさせておかなければならない。
「どういう依頼なら応えてくれるの?」
僕が尋ねると、潤は人差し指を立てた。
「まずは依頼内容を明確にしてほしい。困った状況を解決してくれじゃあ、ね」
「だって僕は、自分の置かれた状況すら分かっていないんだ」
「それは君の問題だろう」
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