東部地域局通信 第22号(2024.10.30)
静岡県東部地域局では、東部地域の魅力や地域団体の皆様などの活動をより多くの方に知っていただくために、東部地域局通信を発行しています。毎月1回の発行を目指し、東部地域各地の取組を紹介していきます。
※掲載している情報は、2024年10月30日時点のものです。
オールしずおか移動知事室(東部地域)が開催されました
前号に引き続き移動知事室の2日目(9/12開催)の様子をお届けします! 2日目は、三島市を皮切りに伊豆の国市、伊豆市の施設等を視察しました。
LtG Startup Studio及びDistillery Water Dragon(三島市)
LtG Startup Studioは三島から世界に羽ばたくビジネスを生み出すため、加和太建設(株)が設立した創業希望者等を支援する施設です。 現地では、施設の概要や現状、集中と解散をテーマにしたワークスペースの様子を視察しました。 また、Distillery Water DragonはWhiskey&Co.(株)が運営し、 LtG Startup Studioを運営する加和太建設(株)の河田社長が開設に 協力した三島市初のウイスキー蒸留所です。現地では、アメリカのバーボンスタイルウイスキーをメインに製造する蒸留所などを視察しました。
ふじのくに感染症管理センター(三島市)
ふじのくに感染症管理センターは新型コロナへの対応を踏まえ、感染症対策の司令塔を 担う拠点として、県健康福祉交流プラザの2、3階に令和5年4月に開設されました。現地 では、感染症検査室の様子や有事における現地対策本部としての機能を有する感染症情 報センター、県民が利用している健康福祉交流プラザの体育館やトレーニングルームなど を視察しました。
狩野川資料館(伊豆の国市)
狩野川資料館は、狩野川台風による災害を後世へ伝えるとともに、狩野川水系で実施して いる河川・砂防事業を周知するために、国土交通省沼津河川国道事務所伊豆長岡出張所に 併設する形で平成10年に設置されました。現地では、令和3年にリニューアルされた館内の 様子や狩野川放水路を制御する操作室、狩野川放水路の様子を視察しました。
伊豆半島ジオパークミュージアム「ジオリア」(伊豆市)
ジオリアは、一般社団法人美しい伊豆創造センターが運営する「伊豆半島ユネスコ世界 ジオパーク」に関する学習施設です。館内には、伊豆半島の成り立ちを学ぶシアターや、伊豆半島の地質や見所などを写すプロジェクションマッピング等が展示されています。現地では、展示されている地質模型を触ったり、鉱物を顕微鏡で見てみるなど伊豆半島ユネ スコ世界ジオパークを間近に感じながら視察しました。
日本サイクルスポーツセンター(伊豆市)
日本サイクルスポーツセンターは、サイクルスポーツの普及を目的に昭和40年に開設さ れ、東京2020オリンピック・パラリンピック自転車競技トラック(伊豆ベロドローム)やマウンテンバイク(伊豆MTBコース)競技会場、自転車競技トラック日本代表の強化をする 「自転車ハイパフォーマンスセンター」などが設置されています。現地では、自転車ハイパ フォーマンスセンターの施設、機能について説明を受け、伊豆ベロドロームでの練習の様 子などを視察しました。
(担当:中村友)
南海トラフ地震臨時情報に関する県民意識調査結果
~東部地域では若い世代ほど認知度が低い~
県危機管理部では、大規模地震に対する県民の防災意識等を把握するめ、県民意識調査を実施しました。 そのデータを基に、東部地域の特徴について独自集計しましたので、その結果の一部を紹介します。
県全体の調査結果はこちら↓
質問)「南海トラフ地震臨時情報」について知っていますか。
県全体と東部の各地域を比較したものがグラフ1です。
県全体を見ると、7割近くが「内容を概ね理解」している一方で、「聞いたことがない」もまだ1割近くいます。
東部地域を見ると、県全体より「知っている」の回答が少なくなっています。特に、内陸部の北駿地域では9ポイント低くなっています。
また、駿東地域では、1割以上が「聞いたことがない」と回答しています。
東部地域を年代別に比較したものがグラフ2です。
年代が高くなるに従い、「内容を概ね理解」している割合が高くなっており、「10~20歳代」と「60歳代以上」では、約13ポイントの開きがあります。
また、「10~20歳代」を県全体と東部地域で比較すると、県全体が11ポイント高くなっており、東部地域では若者世代の認知度を高めることが課題と言えます。
(担当:片岡)
沼津海浜訓練場で海上自衛隊の研修が開催されました
令和6年1月に発生した能登半島地震では、道路の被災 により海岸沿いの地域が孤立状態となりました。このよう な地域では、海上自衛隊の輸送艦やエアクッション艇 (LCAC)が、重機の輸送等で活躍しました。 令和6年9月15日、沼津市の海岸で、輸送艦「しもきた」 及びLCACの研修が開催されました。研修参加者を孤立 者に見立て、LCACで「しもきた」まで輸送し、艦内設備や トリアージ訓練の様子を見学しました。 伊豆半島でも、大規模地震が発生した際には孤立集落 が発生するおそれがありますが、東部地域局では様々な 機関と協力し、早期の救助や復旧ができるよう防災対策 を進めています。
(担当:河村)
知事広聴「やすとも知事と県政を語ろう」 が開催されました
知事広聴は、県民の皆様のこえを今後の県政に生かすため、知事が 地域に出向き、地域の実情や課題について住民の方々と意見交換を 行うものです。 令和6年9月11日に、三島商工会議所で鈴木康友知事の就任後初と なる知事広聴「やすとも知事と県政を語ろう」が開催されました。県政 インターネットモニターの公募で選ばれた東部地域在住の10人の皆様 にお集まりいただき、物価高騰が続く中での日々の暮らしや、若年層 の県外流出対策、防災訓練や地域交通の在り方等、多岐にわたる内容 で意見を交わしました。皆様からいただいた様々な御意見を整理し、 県の施策に反映してまいります。
(担当:中野)
伊豆半島地域サミットが開催されました
県と伊豆半島地域の10市町が連携・協働して地域課題の解決に取り組むために、知事と各市 町長が意見交換を行う伊豆半島地域サミットが令和6年9月12日に中伊豆ワイナリーシャトー T.Sで開催されました。
意見交換は、①産業・観光振興②子育て・教育・健康③防災・減災④暮らし・環境の4つのテーマ で行われました。令和6年1月に発生した能登半島 地震や8月に南海トラフ地震臨時情報が発表され たことを踏まえた防災対策の充実・強化に関する内容や、伊豆半島地域の主要産業である観光業に関すること等について意見交換を行いました。
今後も市町の皆様と連携して伊豆半島地域の活性化に向けた取組を行っていきます。
(担当:中野)
2024FIA世界耐久選手権富士6時間耐久レースが富士スピードウェイで開催されました!
令和6年9月13日から15日まで、小山町の富士スピードウェイでFIA世界 耐久選手権(WEC)の第7戦である富士6時間耐久レースが開催されました。 WECはスポーツカーによる過酷な耐久レースの世界シリーズで、2024年シーズンは、2月にカタールで開幕し、24時間耐久レースで有名なル・マン(フランス)などを含めた8か国で11月まで開催されます。
15日の決勝レース後の表彰式には、プレゼンターとして鈴木知事が登壇し、 6時間の過酷なレースを走りきった選手達の健闘を称えました。 東部地域局では、レース期間中、富士スピードウェイイベント広場にて、東部地 域の魅力を発信するPRブースを出展しました。 レースに訪れた県内外の多くの来場者に東部地域の魅力を紹介することが できました。
(担当:中野)
夏の観光施設・海水浴場における入込客数の動向
夏季期間中(7月1日~8月31日)の県内の主要観光施設と海水浴場の入込客数(海水浴客数)が発表されました。
【観光施設の入込客数】
入込客数は、前年と比較すると、調査した42施設中29 施設で減少しました。連日の猛暑や8月中旬に発令された 南海トラフ地震臨時情報、8月下旬の台風による交通機関 運休が影響したと考えられます。一方で、インバウンドの増 加により入込客数が増えた施設もありました。東部地域で は「道の駅 富士川楽座(富士市)」、「道の駅 伊東マリンタウ ン(伊東市)」、「三島スカイウォーク(三島市)」などに多くの 観光客が訪れています。
【海水浴客数】
海水浴客数は、前年と比較すると、調査した16市町中14 市町で減少しました。観光施設と同様に、猛暑や南海トラフ地震臨時情報、台風の影響を大きく受けたと考えられます。 一方、熱海市では、長浜海水浴場が前年比3割近く増加するなど、市内3か所全ての海水浴場で昨年度より増加しました。
(担当:駒谷)
秋の観光トピックス!「行くなら、今なの!静岡トク旅」キャンペーン
静岡県では、秋の観光シーズンから12月にかけて、観光キャンペーン「行くなら、今なの!静岡トク旅」を実施します。 今年の夏は、南海トラフ地震臨時情報の発表や台風の影響により客足が伸びず、県内でも大きな打撃を受けました。キャン ペーンの実施により、平日の旅行需要の喚起、県内周遊・滞在を 促進し、観光需要の回復を加速させます。さらに、御殿場市出身 のタレント「なえなの」さんをアンバサダーに任命し、SNSやHP でプロモーションを行います。
主なキャンペーン内容
期間:11月5日(火)~12月20日(金)
●泊まって巡って しず旅スタンプラリー
宿泊施設や観光施設を巡るデジタルスタンプラリーを開催
●アニメ「ゆるキャン△」モデル地の周遊促進
モデル地を巡るデジタルスタンプラリーやパネル展を開催
●インバウンド回復に向けた取組
海外OTA(※)サイトでの情報発信や富士山静岡空港の割 引キャンペーンを実施
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↓詳しくは静岡県 公式HPから
(担当:駒谷)