東部地域局通信 号外（2024.4.1）
静岡県東部地域局では、東部地域の魅力や地域団体の皆様などの活動をより多くの方に知っていただくために、東部地域局通信を発行しています。毎月１回の発行を目指し、東部地域各地の取組を紹介していきます。
※掲載している情報は、2024年4月1日時点のものです。
こんにちは！ 静岡県東部地域局です。新年度を迎え、東部地域でも各所で桜の見頃を迎えましたね。
東部地域局通信は、静岡県東部の14の市町の様々な情報を局員それぞれの視点で取材編集しています。本誌によ る情報提供が地域の皆様の活動の一助となり、地域の県の窓口として当局を御活用いただくきっかけとなるよう 魅力ある東部地域の様々な情報をお届けしてまいります。
今年度もよろしくお願いいたします。
新年度にあたって
令和５年度から引き続いて東部地域局長を務めます栁川典之（やながわのりゆき）です。 静岡県では、複合的な地域課題を解決するため、県内に４つの地域局（賀茂、東部、中部、 西部）を設置しています。
東部地域局は、富士山麓地域から伊豆半島地域にわたる県東部地域の10市４町を担当エリアとしており、自然災害などの危機事案への対応、地域振興や伊豆半島地域の観光振興などを担っております。
令和６年能登半島地震では、家屋倒壊や土砂災害、津波などにより、甚大な被害が発生しました。当局でも、いつ発生するか 分からない大規模災害に迅速で的確な対応をするため、市町や関係機関と連携した訓練を実施しております。令和６年９月１ 日には、熱海市、伊東市とともに、能登半島地震の教訓を踏まえた総合防災訓練を実施します。また、次世代を担う中学生や 高校生等への防災教育を通じた防災意識の向上と人材育成、防災啓発を進め、危機事案対応能力の強化に取り組みます。
県東部・伊豆半島地域は、伊豆半島ジオパーク、世界文化遺産の富士山や韮山反射炉、多彩な食、温泉など世界に誇る資源 を多数有し、国内外の方々を魅了する地域であり、次世代につなげるよう地域を守っていく必要があります。 当局では、県の 重点取組などの情報を地域の皆様にお伝えするとともに、地域課題やその解決に向けた皆様からの意見の収集、観光振興等 の広域的な取組への支援などを行ってまいります。
地域を将来につなげていくために、地域の皆様と一緒に地域課題の解決に取り組んでまいりますので、御理解・御協力を よろしくお願いいたします。
令和６年４月 東部地域局長 栁川典之
東部地域局 組織図
※ 大規模災害発生時には、東部方面本部を立ち上げ、 管内の災害応急対策を一元的に実施する司令塔としての役割を担います。
令和５年度に実施した主な事業
1 危機管理
（１）防災対応力の強化
■ 令和６年総合防災訓練(実働)
令和６年９月１日（日）に静岡県・熱海市・伊東市で共催する総合防災訓練の準備を進めました。
■ 令和６年能登半島地震災害マネジメント支援チームの派遣
令和６年１月３日から、静岡県は石川県鳳珠郡穴水町（ほうすぐんあなみずまち）に当局職員を含めた支援チームを派遣し、町災害対策本部運営補助、避難所運営等の応援職員派遣に関する調整をしました。
（２）地域防災力の強化
■ 帰宅困難者対策
大規模地震等発生時に多数の帰宅困難者の発生が想定される企業や大規模集客施設の管理者との意見交換を所在市町防災職員を交え実施しました。
■ 東部地域災害ボランティア連絡会
災害時に備えた日頃からの関係構築を目的に、管内14市町の行政、社会福祉協議会、ボランティア関係団体等と、活動状況や課題等を情報共有・意見交換しました。
■ 風水害対応イメージTEN研修
風水害に対する地域防災力の強化を図るため、管内市町職員、地域防災指導員及び自主防災組織役員に対して、風水害対応へのイメージトレーニングを実施しました。
（３）防災教育・啓発活動
■ 学校防災教育
地域防災に係る人材育成の一環として、『防災出前講座』及び『ふじのくにジュニア防災士養成講座』を実施しました。
■ 関東大震災100年と北伊豆地震の啓発SNS投稿・パネル展
当時の教訓から防災意識を高めてもらうために、発生から100年を迎えた関東大震災、昭和５年に伊豆半島北部を震央として発生した北伊豆地震を紹介するSNS発信や企画展を行いました。
2 地域振興
（１）魅力ある地域づくりの推進
■ 移住・定住促進事業
東部地域への移住・定住促進のため、市町や移住相談センターと連携した取組を行いました。東京で移住相談会を開催するなど、相談機会の拡大を図りました。
■ 夏休みの自由研究体験講座
東部地域の小学生とその保護者を対象に、企業による職業体験と企業紹介を 兼ねた「夏休みの自由研究体験講座」を開催しました。
■ 東部地域×スポーツ
県内外に東部地域の魅力を知ってもらうため、東部地域で活躍するスポーツ選手等の発信力を活用した魅力発信を行いました。
（２）地域情報の収集・発信
■ 広聴・広報
東部地域の課題解決に向け、地域と連携した施策の企画及び推進のため、 行政情報をはじめとした地域情報の収集と発信を行いました。
3 伊豆観光
歴史・文化資源を活用した広域連携の取組
大河ドラマの放送を契機に「歴史・文化資源を活用した広域連携事業」を実施してきました。 令和５年度は３年間の集大成として、伊豆・富士山地域の20市町、観光・商工関係団体 等（83団体）で組織する連絡協議会と連携し、伊豆・富士山地域における歴史・文化資源を 活用した観光地域づくりの定着促進に取り組みました。
