九月一日ヲ忘レルナ②~関東大震災から100年~
関東大震災と聞くと、東京をイメージし、静岡県とは無縁と思う人が多いでしょう。しかし、関東大震災の震源は相模湾北西部であり、震央は現在の小田原市・秦野市周辺と推測されています。あまり知られていませんが、関東大震災は静岡県(特に東部地域)から近いところで起きた地震であり、様々な被害をもたらしました。
関東大震災による静岡県内の被害
熱海市の被害
熱海市では津波による被害を受けたとの記録が残されています。
伊東市の被害
伊東市でも津波による被害を受けたとの記録が残されています。
御殿場市・小山町の被害
御殿場市と小山町では建物倒壊による被害が大きかったです。
静岡県内に残る防災遺産
熱海駅前の軽便鉄道
熱海駅のロータリー近くに、関東大震災により廃線になった軽便鉄道が残されています。
伊東市にある津波浸水地点の石碑
伊東市の各地には関東大震災による津波の浸水地点を示す石碑が残されています。
宇佐美小学校児童が残した作文集
関東大震災当時の宇佐美小学校児童が書いた作文集が今も残されています。今現在、この作文集は宇佐美小学校の防災教育として活用されており、当時の小学生の記憶は現代の小学生へと受け継がれています。