行政書士、4人寄れば何になる?
先日、行政書士会談を行ないました。
様々な論点に対し、そういう考え方があるのだなととても学びの深い会になりましたので、少しだけそのエッセンスをお裾分けします。
同業でつるむとかダセエ、意味が無い、というお声もよくいただきますが、どういうことを話しているのかを少しでも感じて頂き、自分にとって意味のある事になるかどうか、考えていただくヒントになればと思います。
本件会談構成員について
メンバー構成
行政書士法人シグマ 総代表:阪本浩毅 先生
はた・さわだ行政書士事務所 副所長:中村道彦 先生
WPP行政書士事務所 代表:伊藤誠 先生
德留行政書士事務所 代表:德留さやか
阪本先生と中村先生は司法書士事務所で長らくお勤めをされてから行政書士開業をされた業歴の長い先生。
対する伊藤先生と私はいわゆる即独組の6年目。
ちなみに中村先生は副所長ですが、使用人行政書士として勤務していて固定給というレアな人です。
阪本先生と伊藤先生はいわゆる一等地と呼ばれる場所に事務所を設置する戦略をとっている先生。
対する中村先生と私はローカルで活動する戦略をとっている。
阪本先生と伊藤先生は専門特化事務所であり、中村先生と私はゼネラル事務所である。
阪本先生と伊藤先生は行政書士事務所以外にも法人を持っており(コンサル業務用)、中村先生と私は持っていない。
今のところ、阪本先生は大きく事務所を拡大する気はなく、中村先生は一切拡大する気はなく、伊藤先生は今よりは拡大方向、私も今よりは拡大方向。
このように、どのように切り取っても対比がはっきり出る構成となっていました。
アイスブレイク
初対面である阪本先生に対して中村先生が「その眼鏡めちゃくちゃカッコいいですね!HPの写真の眼鏡と違う!!」とぶっこんできたところから始まりました。
「どうして今日は眼鏡が違うのか?仕事用、プライベート用なのか?どういう使い分けか?眼鏡もブランディングの一種なのか?云云かんぬん…」
眼鏡だけで流れるように質問が飛び出してきて答える間さえ与えない見事な連続攻撃をするりとかわす阪本先生。
「度が合わなくなってきたので新しいのを買っただけですよ(ニッコリ)」
中村先生は怪人なので、無理な人は無理という危険性をはらんでいたのですが、さすが、阪本先生はイラッとする様子もなく受け入れていましたw
ちなみに今回初対面なのはこのお二人だけで、あとは相互に面識があるメンバーです。
酔ってしまう前に
アイスブレイクを済ませ、乾杯後、酔ってしまう前にお土産交換会をしました。
お土産交換ののち、これまた忘れないうちにと阪本先生と伊藤先生の著書にサインをいただきました。(何度も忘れててやっともらえたw)
そうこうしていると、私が参加しそびれた(面白いんだけど遠いのでなかなか行けない)中村先生のセミナー『く~える』のレジュメをいただけました。
宣伝
私のキャラではないので書評はしませんがそれぞれわかりやすい宣伝だけしておきます。
(ちなみにこれで本が売れても私にはなんのメリットもありませんw)
【行政書士のためのマーケティングギア】
著者:行政書士法人シグマ
私の個人的感想:これから行政書士で開業しようかな?と悩んでいる段階~開業したけどまだ迷いと不安ばかりという段階の人に読んで欲しい本。
とはいえ新人ではない私も、迷いの多い今のタイミングで読み直したら、「あぁ、そうだな…」と刺さる部分が多々ありました。
【障がい福祉事業の開業・手続き・運営のしかた】
著者:WPP行政書士事務所代表行政書士 伊藤誠
私の個人的感想:障がい者福祉事業者のお手伝いをしたいという志のある行政書士さんに読んで欲しい本。
とはいえ福祉はローカルルールが強いのでこれを読んだから出来るとは過信しないようにご注意願いたいところ。
【トークショー型集客勉強会Kuel(く~える)】
主催:はた・さわだ行政書士事務所副所長 中村道彦
私の個人的感想:行政書士としてではなく、事業主として集客を学ぶ会で参加者も士業以外の事業主さんが多い印象。とにかく面白いです。
各々が勝手に好きなことを学んで持ち帰ってねってあたりはオンラインGYMのあり方と似ている部分もあるかもしれません。
ツーマンセルについて
行政書士法人シグマでは、1つの案件を2人1組で行なっているとのこと。
これは効率的に進行上の漏れやミスを防ぐWチェックシステム効果があるそうです。
はた・さわだ行政書士事務所では、所長の澤田先生と中村先生はいつも2人1組で動いているものの、全く役割が違うとのこと。
アイドルとプロデューサーとして一緒に行動はしているものの、全く別の仕事をしています。
德留行政書士事務所では、私と補助者くんが一緒に行動することはほぼありません。
それぞれが別の客先や役所を回り、2人いることの行動力を最大限に活かした形をとっています。
WPP行政書士事務所ではどうかという話は聞くのを忘れていましたw
阪本先生のところでツーマンセルをしている意味と、中村先生のところでツーマンセルをしている意味が全く違うということですね。
ツーマンセルで案件に当たっていますとだけ聞いても真実はわからないという典型例だなぁと思いました。
質の追求にこだわる阪本先生、利益よりも自分たちがしたいことを追求する中村先生、私は今のところマンパワー頼りで時間効率を上げるやり方を採用しているという感じですね。
SNSについて
SNSはどのような定義で何を使っているのか?という話。
我々は珍しいことに4人とも実名でTwitterを利用しているので、実名だからこそなんの考えもなしにツイートは出来ないよね?
じゃぁ何を考えてやってるの?プロモーション?それとも本音?というようなことです。
私はキラキラしたフェアリーストーリーだけを話したり、ポジティブなことしか言わないみたいな偶像ではなく、リアルな私を感じてもらえたらと思って清濁合わせたツイートをしています。
阪本先生はTwitterを始めたばかりなので、試験運用段階。
中村先生はもともとブロガーですので、業務日記更新のお知らせがメインで、Twitterはもっぱら見る方に使用している様子。
Twitterにリアルな中村は感じられないよねと本人も仰ってました。
伊藤先生は特に何かを考えてやっているような感じではないとのこと。
最近急に処遇改善加算がどーのこーのと真面目モードになっていますが、気が向いたらまたインドに行きたいとか呟きだすはずです(期待)
Facebookは使っているか?という話にもなり、阪本先生はFacebook経由で仕事のやり取りもするし、イベントの告知をしたり受け取ったりするのに有効活用しているとのこと。
中村先生もFacebookでよく告知をしていらっしゃいますが、(定期的にお誘いの通知がきているのをスルーしてますw)やはりメインの主戦場はブログという意識があるような気がします。
伊藤先生は連絡手段の1つ程度でFacebookを活用はしていらっしゃらないようでしたが、阪本先生を見習って今日からFacebookの活用も始める!と宣言されておりました。
私はFacebookはオンラインGYMの活動でしかほぼ利用していません。
ブログ書くのって疲れるという話
全員共通している事項として、HPの記事やブログは自分で書いているということでした。
ブロガーの中村さんは毎日更新しているけどこれは業務日記であり日課なので特に苦痛は感じないそうですが、他3人はブログ書くのは本当に疲れるという共通見解でした。
書くことが明確に決まっていて、頭の中でプロットが出来ていればさっと書けるけど、こういうことが書きたいんだけどな~と考えながら書いている時はなかなか原稿が進まない。
ブログを書くとものすごく体力と精神力を削られるので、実務をしながらの片手間で書くのは無理。
というのも意見一致でした。
役所の待ち時間や移動時間、実務はもうやらないんだけどまだ少し余力がある時の夜間帯などにみんななんとか生み出しているようでした。
私もだいたいnoteやブログを書くときは、キーワードを移動中や待ち時間にピックアップしておいて、書くのは深夜の時間帯が多いです。
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