トップランナーとの邂逅(完結編)
本記事は『トップランナーとの邂逅』の完結編。
行政書士法人GOALの代表行政書士、石下貴大先生とお会いして様々なお話を聞かせていただいたまとめです。
後編は石下先生に伺った『組織』に関するテーマのお話を中心にまとめました。
開業したての人にとっては別次元の視座を得られ、数年経って課題感が見えてきた人にとってはとても学びになる内容になっていると思います。
※文中の囲われた部分は石下先生のコメントの抜粋になりますが、私の解釈や要約も含まれるため正式なコメントとは異なる表現がございますことをご了承ください。
石下先生の思う稼げる行政書士事務所の体制とは?
上まで登った石下先生だからこそ、あえて振り返っていただいて行政書士人生の中で石下先生が考える稼げる行政書士事務所の体制とはどのような形か?について聞いてみました。
3人から5人までで法人化せずに個人事務所で業務を回し続けるのが最も儲かるというのが実感としてもあるし、他の法人化した先生方と話していても、みんな口をそろえてこのラインと言っている。
スペシャリスト集団なら3人で売上げ6000万は可能。
GOALでは3人から5人までを1つのチームとし、その集合体としての法人を作った。
チーム毎に1つの専門業務を持ち、新しい業務に取り組む際は各チームから1人ずつ出し合ってまた新たに3~5人のチームを1つ作る。
チーム毎に行なっている業務が違うので、売上げにも差は出てくる。
突き抜けて出来るチームは別法人にしたり、逆に落ち込んでいるチームは他のチームのサポート業務を行なってもらうことで全体としてのバランスをとっている。
これは個人事務所で業務を行なっている我々の間でも割とセオリー的に言われているところですが、そこから更に拡大した先生のお話を聞いてもそうだということであれば、より信憑性が高まったなと思います。
単純に利益だけを追求して行政書士事務所を運営していくのであれば、この範囲で小さくまとまってひたすら業務を回していく形がベストなのだろうと思います。
利益だけではない『それ以外の何か』を持っている人が法人化したり、更に小規模で事務所経営をする、という選択肢になっていくのでしょう。
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