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子供の悪意の無い嘘について

最近よくうちの次男(6歳)が幼稚園で他の子供たちに嘘や偏見を植え付けられて帰って来る。
内容的にはおそらく言った本人に悪意も悪気も無いであろうと思われる妄想だったり願望からくる嘘や偏見がほとんどだ。

小さい頃は願望と現実の区別がつかなかったりする子供も多くいると児童指導員さんの話を聞いたこともあるし、そういった話を一生懸命する子供たち自身について私は全然嫌な感情は持っていない。

ただ最近思うのだ。
その8割型ウソや偏見の話を信じて帰ってきて一生懸命私に伝えてくるうちの倅の対応はどうしたらいいんだろう・・・と。

「そのお話は間違っているよ、本当はこうなんだよ」と指摘して正すことは簡単だが、そうするとそのお話をしてくれた子が間違ったことを教えてきたみたいに感じてしまうかもしれず、それは避けたい。

とはいえ、ウソや偏見の話を否定せず聞き流すことはそれを本当のこととしてお母さんが容認したと同義となってしまい、個人的にも気持ち悪いし、それは倅の教育のためにはならないとも考えてしまうのだ。

賽の河原で石を積む話

台風が接近していて風が強い中、自転車で次男を幼稚園まで迎えに行った。
風で自転車がぐらぐらしていたせいか、倅は道路で転んだら死んじゃうねと言い出した。
お母さんより先に死んだら僕は天国に行けないんだよね?と。

なんでそう思うの?って聞くと、幼稚園でお友達が親より先に死んだら地獄に行くんだよって教えてくれたとのこと。
そして、地獄は怖いし行きたく無いとだんだん涙声になっていく倅。
私は必死にチャリをこぎながら答えた。

地獄には行かないよ。親より先に死んじゃった子は賽の河原に行くんだよ。そこで石を積んでたらお地蔵さんが来て天国に連れて行ってくれるから、ちゃんと天国には行けるよ。

倅:なんで石を積んだら天国に行けるの?
私:そもそも、親より先に子供が死んだら親はとても悲しいでしょ?親に悲しい思いをさせた親不孝を反省するために子供は石を積むの。それで子供もちゃんと反省して、その子供の親も死んじゃった子供が次は幸せに長生きできますようにって心から願ってくれたら賽の河原ステージはクリアで天国ステージに行くっていう仏教の教えがあるんだよ。

いずれにしても!お母さんは君を簡単に死なせるつもりはないし、君もお母さんとおとうが幸せで居て欲しいと思ってくれるなら長生きしてくれるでしょ?だから大丈夫だし、万が一のことがあってもお母さんとおとうは君を大事に思ってるし君がお母さんとおとうを大事に思ってくれているならすぐにボーナスステージやから大丈夫や!!

と、私が強く言い切ったのを聞いて安心してくれたようだった。
最近やたらと死ぬということに対してセンセティブだなぁと思っていたけどこれが原因やったのか!と気がついてしまったこともあり、対応を間違えて余計な不安を抱えさせたくないなと強く思った。

そもそも私も地獄や賽の河原の知識なんて『鬼灯の冷徹』を見て得た知識しかないよ!(鬼灯の冷徹見てて良かった!!!)
ほんと、みなさんこういうのの対応ってどうしてるんですか・・・。



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