トクトメノコト ②

2024/7/31　子育てと仕事。

倅たちは絶賛夏休みである。
当たり前だが、子供が夏休みだからといって私は休みにはならない。
うちに限らずどこも働くお母さんは大変な時だと思う。

我が家は今9歳（小3）と6歳（年長）で、去年まではそれぞれにお弁当を持たせて、長男は小学校のいきいき活動に預かってもらい、次男は幼稚園のお預かり保育にお願いしていた。

うちの倅が通っている幼稚園のお預かり保育は普段は最長１８時半まで預かってくれるが、夏休み期間は時短保育となり最長で１７時までで、また、お盆期間はごっそり預かり保育も無くなるので自宅保育となる。

当たり前だが、幼稚園が時短保育だからといって私は時短勤務にはならない。
この違いが社員と自営業の大きな違いだと思う。
自営業者には育児休暇も時短勤務もそもそもそんな制度が無い。

子育てと経費

いつも不思議に思うのだが、自営業者が仕事をするためには子供をどこかに預かってもらう必要がある。
だが、子供を預ける費用は経費にはならない。
通常保育の保育料は生活私費だと思うが、延長保育の追加保育料や、夏休み等の預かり保育料は仕事をしなければ発生しないものなのに、だ。

従業員さんはこの点、育休を取得していただくなり、時短勤務にしていただくなり、有給を使っていただくなり、子供を預けてフルタイムで働くなり、『選択』する自由と権利があるが、自営業者の子育ては何一つ保障されないのだ。

自営業者が仕事と子育てを両立させようと思った時にとれる選択肢は今のところ、仕事を従業員さんに任せてしまうか、子育てをシッターさんに任せてしまうこと以外にないように思う。
お金を払って誰かに何かを代行してもらう。

そして、シッターさんを雇うお金は経費にはならず、従業員さんを雇用するお金は人件費になる。
そもそもシッターさんを利用すれば子育てで生じるいくらかの物理的問題は解決するが、子育てを親がしたことにはならないと見られることも踏まえれば、どちらを選択するかはほぼ決まっているに近い。

少子化問題に本気で取り組む気があるなら、自営業者が子供を預けるのにかかる費用を経費（仕事の一環）として認めてくれれば、自営業女性がとれる選択肢ももっと増えるはずで、仕事が忙しいから無理だと諦めている人も前向きに出産を検討出来るのではないだろうか。

子供を預けるのは仕事の一環として経費に認められるぐらい当たり前のことという世論ができれば、一人目を育てている自営業者がシッターさんをガンガン使えるようになり、一人目を育てながらもっと仕事を頑張って、来期はゆっくり妊活しようとか、二人目の計画も立てられるようになるのではないだろうか。

子育ては確実に女性の仕事の足を引っ張るし、仕事は子育ての足を引っ張るのでどちらも全力投球したくても出来ない現状があるのは確かだ。
特に自営業者女性に関して言えば、こういう所がちょっとは少子化に関わってるんじゃないかなと思う。

今年の夏休み

我が家の今年の夏休みは去年までとは変わっている。
長男がいきいき活動に行かない！と宣言してきたからだ。
家で一人で留守番して過ごすという。

もう小３だし、さすがに留守番も出来るだろうということでこれを承認した。
しかしやはり子供である。
昼間のうちに自由課題をしない。

やるべきことがはっきりしているプリント等はしっかりやっているのだが、自由課題をどうやっていいかわからないとのことで、翌日の行動のスケジュール管理と自由課題の進捗管理を私がしてあげることになった。

次男のお迎えが５時までなので、基本的にアポは４時までしか入れられないため一日で消化できる打ち合わせ回数が減り、結果として毎日のようにアポが入る。
そのアポに必要な資料の準備はその日の家事を終えて子供たちを寝かしつけてから行なうことになる。

一日の仕事と子供に関するスケジュール

7：00　弁当作り、子供たちを起こして支度させる
8：00　次男を幼稚園へ
9：00　仕事（アポがあれば移動及び打ち合わせ、無ければ事務仕事などを主に行なう）
12：00　昼休憩（長男の昼食を用意、帰れない時は電話をいれて事前に用意したものを食べているか確認）
13：00　仕事（打ち合わせ、ZOOM、セミナー、各種連絡など対人的な仕事を主に行なう）
17：00　次男のお迎え
18：00　帰宅・片付け・夕食の準備
19：00　夕食
20：00　片付け・風呂・子供たちの相談受付・子供たちの翌日の準備の見守りと確認
21：30　子供たち消灯
22：00　洗濯・掃除・片付け
23：00　翌日の仕事のための資料作りや事前調査、または書類作成
最低限の当日のノルマをクリアしたら寝ても良いルールで就寝

ここに追加して母の介護に関する予定だったり実家の家事だったり自分の通院だったりが入ってくる感じ。

夏休みや冬休みはいつもより本当にハードである。。。
働くかーちゃんたち、暑さも厳しいですが共に頑張りましょう！！