スナックとくとめをやってみて。
先日、『1日店長に就任します!』のnoteにて宣伝していたスナックとくとめ1日限りの開店を、みなさまの温かいご支援のおかげで無事に終えることが出来ました。
ご来店いただいた皆様、また、電報やたくさんの差し入れを本当にありがとうございました
私は高校時代に飲食店(小料理屋)を約2年間と、20歳の頃に転職のつなぎで料亭でバイトを半年ほどしたことはあったのですが、BAR形態は初めての経験でした。
そして、アルバイト時代と店長(飲食業ではないものの自営業者)では、店に立って同じように給仕をしていても何もかもが違ってみえました。
今回はそんな、1日店長をしてみて見えた景色について考察していきたいと思います。
1日店長就任の目的。
このイベントの開催にあたって「なんで1日店長(スナック)をやってみたいと思ったの?」というご質問をたくさんいただきましたので、まずはここから書いてみたいと思います。
理由づけしようと思えばいくらでも挙げられるのですが、本質的なところでいうと、『面白そうだったから』この一言につきますw
自分が経験したことのないことを疑似体験できる。
全然違うジャンルの企画を行なうことで新しい発見が得られる。
仕事を離れたフラットな場だからこその出会いがあるかも。
こういった感情全てが『=面白そう』という結論になったということです。
また、仕事上での紹介だと案件ありきで無いと人と人を繋ぐことは出来ませんが、こういうイベントであればそういう面倒な垣根を越えて、ただ面白くて相性が合うだろうなと思う人同士を引き合わせられるんじゃないかという思いがありました。
今さら異業種交流会や名刺交換会などには出て行かないような事業主同士が、クレクレちゃんにまとわりつかれる事なく自分が仲良くなりたいと思える人に自ら声をかけて自由に出会って頂くことが出来るのではないか。
そういう場を提供して面白く個性的な人たちが集まってくれれば、それを見てニヤニヤして、自分たちもその輪に加わって、楽しくお酒が飲めるぞ!と(←結局面白そうに帰結するw)
そうなったらいいな、どうなるかはわからないけどひとまずやってみてから考えよう!という感じで始まりました。
来客数について
当日、私の記憶が確かであれば、座席数11に対して27名の方がお越しくださいました。
平日開催にも関わらず、20時ぐらいからはずっとスタンディング客がいらっしゃる状態で閉店を迎えることができました。
ゆっくり飲みたい方は座ってじっくりと、交流を楽しみたい方は積極的に立ち歩いてお客様同士での交流を楽しんでいらっしゃいました。
これは私が今回一番理想としている図式だったのでとても嬉しかったです。
オープン時刻に合わせて来てくださった方たちとは、私やケーシーもゆっくりお話しすることが出来たので、主催者側と話したいならオープン直後が狙い目かもしれません。
ちなみに、閉店前であればオーナーのよしだはやとさん(通称よしはやさん)にも会える可能性があります。
よしはやさんは、20代の起業家ってさすがだなと思わせる凄みがあり、話がめちゃくちゃ面白いです。
客層について
今回は不動産業の人が集まりやすいようにとのことで火曜日開催になったのですが、不動産業者と士業関係者が2/3程度をを占めたような割合でした。
それ以外は様々な業種の社長や時期社長にあたる人で構成されていました。
男女比でいうと圧倒的に男性の方が多かったので、もっと女性の方にも来て頂けるような集客プランの設定が必要かどうかについては要検討です。
そもそも女性の開業者は少ないですし、優遇されなければこの場に出てこれないような人に来て頂いても他のお客様と話が合わない可能性もあるので一概には決められず難しいところです。。。
逆に100%いち女性の心持ちで馬鹿話を楽しみに来てくださるなら全然アリなんじゃないかと思いますw
実際に隣の社長たちから交代でお酒をご馳走になっている女性たちもいらっしゃいましたしw
事業主女性を集めるなら優遇措置不要、一般女性を集めるなら優遇措置必要という感じになるのかもしれません。
とはいえ今は机上の空論なので、実際に色んな形を検証してみたいですね。
今回は初めての試みでもあったので、ご来店いただいた方は私かケーシーと仲良くしている人か、Twitterをとおして知り合った人ばかりだったので、私とケーシーを媒介して相互交流を楽しんでいただきました。
ここに関しては次回はもっと様々な業種の方や、初めましての方とも交流できた方が面白いのではないか?という課題が残りました。
不動産業と士業に興味の無い方には意味の無い会になってしまうのも悲しいので・・・。
フードシステムについて
ノーフードなのでご飯を食べてからくるか、食べ物は好きなの持ち込んでね!というスタイルで宣伝していたものの、そこを見ていなくて空腹のまま来店された方も多々いらっしゃいました。
こちらでも少しのお菓子は用意していたのですが、あくまでもつまみ程度のもののみでしたので、完全に空腹の方に出せるものがなく、お客様が持ってきてくれた差し入れを提供して賄う形になりました。
思いのほかたくさんの差し入れをいただいたのでなんとかカバー出来ましたが、カップラーメンやレンジで調理するだけの食事の用意もあってもいいかもしれません。
個人的には色んなレトルトカレーを用意して食べ比べるのは面白そうだなぁと勝手に思っています。
フードを提供するとなると準備も片付けも大変ですし、仕入れも発生してしまうので様々な面から検討する必要はありますが、最低でもフードの用意が無いということをもっと認知しておかなければならないというのは要改善ポイントでした。
カウンターの中から見る世界
カウンターの中から店内を見渡していると色んなものが見えてきます。
緊張している人、手持無沙汰な人、楽しんでいる人、時間を気にしている人・・・。
スタッフが私とケーシーの2名しか居ないのにお客様は15人ぐらいいらっしゃる状態が続いたので、それぞれのお客様とゆっくりお話をするのは難しい状況でしたが、皆さんに楽しんでいただけるようドリンクを作っていない間は積極的に声かけをしていました。
基本的にみなさんお一人でご来店されているので、相性のよさそうな人との中を取り次いだりしていくうちに、一人で飲んでいる人が居ない状態ができあがり、新たにお客様がいらっしゃっても自然にそのどこかに入っていけました。
関西人のノリだとか、みなさん自営業者でお話や交流が上手でいらっしゃることも大きいと思いますが、よりこの流れを作るには、常にそういうことが得意な人(コミュ強)を客席に一定区間で配置する必要があるなと感じました。
最初はお客様に自由に席を選んでいただいていましたが、それだと少しおとなしい人はスムースに話に入っていくのが難しいことがわかり、こちらで指定するようになってからは楽しいから帰らないという状態がキープ出来ました。
カウンターの外から見る世界
この日わざわざ愛知県から参加してくださった行政書士の方がレポートにまとめてくださったのでお客様としての感想はこちらをご覧ください。
土井孝仁→『スナックとくとめ 潜入レポート』
土井さん以外のお客様の声は当日Twitterでわちゃわちゃしていたので私かケーシーのアカウントを確認していただければなんとなく雰囲気は伝わることと思います。
リアルの知りあいの人にTwitterを初めて見られてしまって恥ずかしい思いをするというハプニングもありましたが、懲りずに楽しくTwitterは続けますw
ちなみに、「德留さんってこんな一面があったんですね・・・」との感想を頂きました。
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