私的逸品 #6 LAMYの万年筆 safari
本当に気に入った私的逸品の第6弾。今回の逸品はドイツの筆記具メーカーLAMYの万年筆、safariです。LAMYと言えばsafariを思い浮かべる人も多いのはないでしょうか。LAMYのプロダクトの中でも特に人気の高いアイテムです。safariの魅力は合理性、機能主義を追求するドイツの工業製品らしさではないかと思います。
万年筆という歴史ある筆記用具を現代的な合理性、機能性のコンセプトで再構築したようなデザインです。軸の部分は生産性や形状、色の自由度がが高いプラスチック製。軸の後端部分は完全な円柱ではなく一部が切り取られ角がある形状になっているため置いても転がらない工夫がされています。
軸の手に触れる部分は書いている際に指が自然にフィットするよう断面が3角形になったデザイン。キャップのクリップはワイヤー製で大きく作られており厚みのある服やファイルにも挟んでつけられるようになっています。形状の一つ一つに合理的、機能的な理由があるように感じます。
書き心地は滑らかで万年筆独特の「インク感」も気持ちがいいです。発売から約40年の時を経ても全く古さを感じさせないフォルム。これからも長く使っていきたいアイテムです。