超重量級ファンタジー「べラゴアルドクロニクル」 私の推しnote教えます!
poohさんのこの企画に参加する記事です。
ご紹介するのはこれです。
ギーという語り部が語る、べラゴアルドという世界のあのこと、このこと。
やがてそれはタピスリーの縦糸・横糸となり、絡まりあいながら大きな世界の相を織りなし、怒涛の物語へとなだれ込んでいきます。
記述するのは、ギーの語りを聞き取って文章にするナマケモノさん。(私はもう心の中でギーさんと呼んでいますw)
2019年5月に始まったこの物語は、壮大な物語の序章ともいうべき5つの短編から始まり、本格的に物語が動き出す「竜の仔の物語」が現在5章まで語られ、本編・外伝の短編合わせてなんと159もの記事がすでにアップされています(他に地図などあり・数え間違っていたらすみません)。そして現在もなお連載中の超弩級ファンタジーであり、べラゴアルドという世界に生きる人々を描き出す大河ドラマのような群像劇です。
ご紹介した記事が最初の入り口。ギーが語りかけるこの記事には5つの短編(のマガジン)と、べラゴアルドの地図学者が作成した、世界を俯瞰する地図が含まれています。
一つの記事の紹介というルールに当てはまっているのか、ちょっと不安です。そしてさらりと軽く読み終えられる物語では決してありません。だから万人におススメ…という訳にはいかないかもしれません。
けれどもどっしりとした本格的なファンタジーが、いや物語が読みたいという方にはぜひ、味わっていただきたいのです。
最初は舞台となる世界の様子や主な登場人物の紹介にもなる、短い物語の連なりで静かに始まります。
そして物語の柱となるべき、本性は竜である少年ラウと、その相棒でこれも本性は狼のルグ少年の金銀コンビが登場するところから、物語は大きく広がり、激しく動いていきます。
物語のキーマンとなるであろう竜と狼の少年を中心に、力のある魔法使いたち、ストライダと呼ばれる人々、勇ましい戦士や宮廷になじまない美しくて強くて男前な王国の姫君、工芸に秀でたドワーフに妖精に旅芸人の一座などなど・・・「こちら側」のメンバーだけでも多彩すぎて紹介しきれません。
対する魔の者たち。地底から湧き出る魔物、闇落ちした魔法使いや古い神々に未知の大陸からの侵入者・・・こちらもすごいです。
それに市井に生きる人たちや宮廷で政争に明け暮れる貴族なども絡み合い、現在べラゴアルドの世界は揺れに揺れています。
主人公は、決してラウとルグだけではありません。
広い物語の世界の、あちらで生きる人々、こちらで戦う男女・・・それぞれの生き様や思いが描かれ、物語は大きく広がり、多層的で重厚さを増していきます。
作品の性質上戦いの場面も多いのですが、そこに記される登場人物の台詞からは、きれいごとでない生きる哲学のようなものさえ浮き出てきて凄みがあります。
けれども決して重苦しくなく、登場人物が真剣に自分の心情を吐露したかと思うとそれを仲間が軽やかに笑いに変えながら受け止めたり、場面がさらりと変わったりと、飽きさせません。
そしてもう一つ、それぞれの記事のヘッダーのイラスト。
これもギーさん、と言うかナマケモノさんが、一つ一つ、場面に合うものを描かれているのです!!!
ギーことナマケモノさんの、この物語に対する情熱が伝わってきます。
有料の創作メモの内容にかかわるので詳しくは載せませんが、ギーさん(と、もう言ってしまう)がとても長いこと大事にされてきた物語だそうです。
それが今熟成し、あふれ出ています!!
☆ ☆ ☆
物語はまだまだこれから。あちらもこちらもどうなることやら。謎は多くハラハラドキドキ楽しみは尽きません。
週に2回ほどのペースでアップされ続ける超巨編重量級大河ファンタジー!!(語彙力のない私の最大級の形容w)
骨太の物語をあなたも読んでみませんか?
※私の記事のヘッダー画像はギーさんのものではなく、みんフォトから清水将吾さんの作品をお借りしました。清水さんありがとうございます。
お読みいただきありがとうございます。楽しんでいただけたなら嬉しいです😆サポート、本と猫に使えたらいいなぁ、と思っています。もしよければよろしくお願いします❗️