新社会人・新米エンジニア必見!フェルミ推定で「なんとなく」を「だいたい」に変える方法
「データがないから判断できない…」
職場でこんな風に感じたことはありませんか?
特に、社会人になりたてやエンジニアとしてのキャリアを始めたばかりの頃、限られた情報で迅速に意思決定をしなければならない場面が多くあります。そのような時に役立つのが、**「フェルミ推定」**です。フェルミ推定を活用すれば、すぐには分からない問題にも論理的にアプローチでき、ビジネスやエンジニアリングにおける課題解決に大きな助けとなります。
この記事では、フェルミ推定の基本、使い方、そして新社会人・新米エンジニアとしてどのように活用できるかを解説します。
フェルミ推定とは?
フェルミ推定とは、簡単に言うと、**「手元にある少ない情報から概算を出すための思考法」**です。たとえば、「一日に書かれるコードの行数は?」と聞かれたとき、すぐに正確な答えは出せませんが、手がかりを使って論理的に考え、推測することはできます。
エンリコ・フェルミという物理学者が、複雑な問題に対してシンプルな推測を行う手法を編み出したことから、その名前が付けられました。この考え方はビジネスや技術分野でも有効で、仮説を立てて物事を分解し、計算する力を養うことができます。
なぜフェルミ推定が役立つのか?
例えば、**「どれだけの新機能を実装すべきか?」「プロジェクト全体の工数はどれくらいか?」**といった問いに直面することがあるでしょう。これらは新米エンジニアや新社会人にとっては非常に難しい課題です。
「データがない」「経験が浅い」「時間がない」
そんな状況でもフェルミ推定を使うことで、手に入る情報を使って、可能な限り現実的な見積もりを立てることができます。これにより、**「なんとなく」を「だいたい」**に変え、意思決定の質を向上させることができるのです。
フェルミ推定の具体的な手順
フェルミ推定を実行する手順はシンプルで、次の3ステップにまとめられます。
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