「BanG Dream! Ave Mujica」 1話 感想
みなさん、ごきげんよう。
2025年1月2日 23:00をもって「BanG Dream! Ave Mujica」 1話が地上波にて放送されましたね。
その前にはアニメ放送直前特番「Ave Mujica: Ante Masquerade」も公開され、遂にアニメムジカが全世界に解き放たれる時が来るのだと実感致しました。
1話は既に何度か試聴をしているものの、いざ地上波にてクールアニメが始まるとなると緊張しましたね。
ここでは、1話『sub rosa.』の感想を、初試聴だった世界最速上映会でのことを振り返りながら綴りたいと思います。
それでは、よろしくお願いします。
「BanG Dream! It's MyGO!!!!!」13話にて結成された謎の仮面バンド 『Ave Mujica』
その正体は如何に、そして『CRYCHIC』の設立者である豊川祥子が其処に属している理由。
それらの謎が明かされるであろうAve Mujicaのアニメは必ずやってくるだろうと思っていました。
そして、ブシロード新春大発表会 2024にてアニメ続編の発表があり放送予定は2025年1月
これを見た時、私は豊川祥子の謎が明かされない現状の苦しみをあと1年も背負い続けないといけないのか…。と下記の画像の夜神月みたいになっていました。
しかし1年はあっという間なもので、時間が経つに連れAve Mujica編のディザー映像が続々と公開され、どんどん雲行きが怪しくなりました。
そして12月1日『BanG Dream! Ave Mujica』 1話 世界最速同時上映会に赴き、一足先にその先の物語を観に行きました。
上映前の私は、心の準備はしているものの全く読めない展開に緊張で汗をかいていました。
チケット提示後は、上品なロビーにてお飲み物とポップコーンをサービスで頂き、シアターへと入場し、立派な席にて上映までの僅かな時間を待ちました。
そして上映は始まり、気付いたらシアター内では大きな拍手が鳴り響いておりました。
Ave Mujica編1話は、私が口を開いたまま凝視していたら一瞬にして幕を閉じていました。
上映中、サービスのお飲み物とポップコーンに一切手を付けることはありませんでした。
上映後も口は閉じず、震えは止まらず暫く席から立ち上がることが出来ませんでした。
映画館から出た後、電車に乗っている最中も涙が止まりませんでした。
それほどに刺激が強かったAve Mujica編 1話、一つ一つ思ったことをお話しします。
・開幕からノータイムでのKiLLKiSS
既にCDのジャケ写は公開されていた『KiLLKiSS』 バンドリTVLIVEにてムジカのキャストさん達も大絶賛で早くみんなに聴いて欲しいと懇願する曲、一体どんな曲なのだろうと思っていたらそれは願う間も無くマスカレードの幕開けと共に披露されました。
感想としては『凄い』の一言です。
これまでに類を見ないムジカの新たな幕開けと言った様な、刺激を受け今すぐにでもリピートしたいと思いました。
そしてそれはAve Mujica 4th LIVE「Adventus」にてライブ初披露があり、アニメ1話→『KiLLKiSS』という最狂のセトリを生で観てしまったことで私自身も正気の沙汰を失い、後日の仕事を休んでしまう程でした。
2月のフリーライブや今後のライブにて再び『KiLLKiSS』が披露されるのが大変楽しみです。
・祥子と初華の帰り道
祥子と初華の帰り道、その前に祥子とにゃむがギスっていたこともあり少しクールダウン出来るシーンでした。
MyGO!!!!! 編から初華は祥子に対して好意を抱いているのは薄々感じていましたが、祥子のプロとしてバンドを組みたいという誘いにノータイムでYESと答えるのは凄いですね。
1stや2nd LIVEの語りパートからも初華ならAve Mujicaを導いていける存在なんじゃないかと予感していましたが、祥子のことも救えるのでしょうか。今後に期待です
・赤羽警察署
クールダウン出来るシーンと油断していたら、祥子の携帯に入った着信はまさかの赤羽警察署から。
そこには、祥子と同様に謎に包まれたクソ親父の身柄が預けられていました。
これには誰もが衝撃を受けたと思います。
MyGO!!!!! 編13話にて畳に散らかった空き缶と横たわるクソ親父、その正体は酒浸りになった祥子の父であったことが明らかになります。
・豊川祥子の過去
クソ親父こと豊川清告を家まで運んだ後、今まで謎に葬られ続けた祥子の過去が明かされます。
まず初めに祥子は幼いうちに母親を亡くしている事、あまりにも悲惨な過去に早くも心が苦しみます。 大切な家庭が二度と戻ってくることのない事実を受け入れた祥子は涙を堪える事が出来なくて当たり前です。
そんな祥子に父 清告は『頑張るから』と声をかけます。
Morfonicaのライブに影響を受けた祥子は、CRYCHICを結成し初ライブを終えた後、MyGO!!!!! 編では視聴者には見えないスマホの画面の内容にて顔を曇らせます。
その内容が、父親の没落であったことも直様明かされました。
祥子は父親の家に向かい、大量の缶ビールの空き缶と汚染された洗面台の清掃を行います。
更に中学生ながら新聞配達のアルバイトで少しでも家庭を支えようと頑張る姿。
そんな忙しい合間にもなんとかCRYCHICに顔を出そうとするも、追い討ちをかける不幸が酒浸りとなり度々警察にて捕獲される父親の存在。
そして祥子はやむなくCRYCHICを脱退することを決心します。
ここまでの一連の流れにより、大粒の雨に撃たれ涙を流す豊川祥子の姿は、これまで観てきた数多の作品の中で断トツに辛い気持ちになりました。
MyGO!!!!! 編にて祥子がCRYCHICを脱退する過程はあまりにもバックグラウンドがなさすぎて、バンドを結成するも個人的な都合で早期に脱退し、その理由も自身の口から明かすことがないと言った、ヘイトが集まっても仕方のないキャラでした。
ですが遂に明かされたその背景は、想像を絶する悲惨なものであり、今まで祥子の事を自分勝手や自己中などと口にして来た自分があまりにも残酷なことをしていたと感じました。
月ノ森から羽丘に編入したことや、MyGO!!!!! 編8話にて、そよに対し強い言葉で振り払う行動などを見て祥子は酷い環境下に置かれているかもしれないということをもっと考えてあげるべきでした。
自分の歩んできた人生の辛さと、祥子の辛さは似ている様に思っていましたが、そんなことはなく祥子の辛さに比べれば自分は全然幸せな部類の人間なんだなと思いました。
・クソ親父(豊川清告)の過去
祥子がクソ親父と呼ぶ、豊川清告
その過去は、運が悪く詐欺の被害に遭ってしまい豊川グループの退社を余儀なくされたものでした。
それによって酒浸りとなった訳ですが、正直これではクソ親父と呼ぶには酷だと思いました。
運が悪かったとは言え168億円という身近に想像もできない額の損失をし、娘の為に頑張っていた業務の日々に退社という形で終止符が撃たれたら、大抵の人間は絶望に陥って何もおかしくはないと思います。
なので、私はクソ親父を本当のクソ親父だとは思えず逆に同情してしまう程でした。
祥子が武道館に行く際の一連の流れ、あの時の清告の気持ちはよく分かります。
恐らく死の一歩手前の様な、精神的に相当やられている状況で、未来ある娘が自分なんかの為に頑張っている姿を見たら自分が情けなく見えて当然だと思います。
初めに祥子に送った文章も『一緒に暮らせない』『祥子は幸せになってくれ』と自分のことはいいから娘だけでも幸せになって欲しいと言ったお告げから清告はクソ親父であっても悪人ではありません。
なので祥子に対して空き缶を投げる描写を見ても私は清告が悪人だとは思えませんでした。
祥子も清告も何も悪いことはしていない、ただ運が悪かった。それだけのことでここまで精神的に追いやられる展開を描くことが"最狂"のバンドアニメと謳われる所以なんでしょうね。
頑張って豪邸を手に入れた長崎家と、頑張ることができず没落した豊川家、ここの対比がまた残酷ですね。
・武道館でのマスカレード
祥子の過去で既にはち切れるほどに脳のリソースがいっぱいの中、更なる衝撃が武道館でのマスカレードによるにゃむの行為です。
冒頭のマスカレードでも祥子の脚本に対し不満を持った様子を見せていたにゃむは、武道館にて自身と他メンバーの仮面を剥がします。
最後の一人、初華は自身で仮面を外します。
ここでAve Mujica編 1話は終了。
気付けば一瞬の出来事でした、それなのに脳はキャパオーバーのリソースを抱え、目には涙が浮かんでいました。
本当に自分が浅かった、Ave Mujica編はメンバーだけでなく視聴者の心も破壊しに来ている。
Ave Mujicaのメンバーに推しがいて、親和性だったり思い入れが深ければ深いほどアニメ本編で抉られる刃渡は長いでしょう。
豊川祥子を心から愛している私が既にその被害者となりました。
この痛みや苦しみに満ちた内容を誰かと共感し合いたい気持ちは大きかったですが、当時Ave Mujica編 1話を日本で視聴した人間は僅か200人に満たず身近な人間とは誰とも共感する事が出来ず一人で抱え込むしか出来ない期間はとても辛かったです。
当然それを承知の上で世界最速上映会に赴いた訳ですが、覚悟が足りていませんでした。
内容のネタバレはしないけど、今一度覚悟を持って欲しい。これだけは伝えたかった感想です。
私と同じ様に中途半端な覚悟で心を抉られる共犯者を少しでも減らしたいという気持ちでした。
このAve Mujica編 1話の幕開けは当アカウント 酒カス豊川祥子botの今後にも関わる内容でした。
『酒カス豊川祥子botの起源』にて記載しましたが、酒カス豊川祥子botはMyGO!!!!! 編 13話のその先が謎であることから独自の視点による創作が成り立つ訳であって、Ave Mujica編にてその事実が明らかになったことで、私は間違っていたことが証明された為、消滅させても致し方ないものだと思っています。
また『酒カス豊川祥子botの今後』に記載した様に、私は祥子が著しく苦しんでいる描写や表情のシーンをネタとして使用する事は心が痛んで実行出来ないと思います。
以上の事から、今まで毎日欠かさず投稿をしてきた酒カス豊川祥子botの息が切れる日がアニメ放送期間中に来るかもしれないと私の言葉で伝えたいと思いnoteを開設しました。
それでも、みなさんの憩いの場としてクスッと笑える酒カス豊川祥子のホッコリとした投稿をしていきたいと思っておりますので、Ave Mujica編 放送期間中はお手柔らかに見て頂ければ幸いです。
遂に始まったAve Mujicaのアニメ、止まらない運命の歯車…⚙️ 逃げ場はありません。
どうかAve Mujicaと祥子が救われる未来を願い、この記事はここまでにしようと思います。
ご覧頂きありがとうございました。
酒カス豊川祥子botをお慕いして下さる皆様、本当にいつもありがとうございます。
よければ Xにて #酒カス豊川祥子note のハッシュタグで感想など呟いて頂けると嬉しいです。
それでは、ごきげんよう🌙