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【蟲神器】新規蟲主は第4弾のカードだけでデッキが組めるのか

最初に言い訳をしておくとタイトルのようなデッキで大会で実績残してきた!とかではないです。エアプ考察です。

「カイコ」のインパクトのおかげか、身の回りで蟲神器を始めてくれたり興味を持ったりしてくれている人が増えている気がしています。その方々が実際に買ったかは定かではありませんが、「続いてるTCGに新たに参加するカードゲーマー」なら誰しも懸念することがあります。それが「今までの強いカード持ってないと戦えないのでは?」という問題です。
遊戯王OCGはちょっと前までうららG辺りはカジュアルでも必須級のカードで、新規層、もしくはMDプレイヤー層が紙に触れる障壁のひとつとされていました。MtGはスタンの概念がありますがスタン以外のフォーマットに手を伸ばすと途端にカードプールが増え財布を圧迫します。TCGにおける「既存プレイヤーのカード資産」は初心者、新参者にとっての不安材料なのです。

蟲神器においても同様の問題が起こり得ます。たとえば第3弾だけを買い続けた場合、<とびだす>を持つ虫は絶対手に入りません。<とびだす>を持ち、スタッツが高い「ゴライアスオオツノハナムグリ」が欲しいと思ったら、第1弾を買い、23種類いるSRからゴライアスを引き抜かないといけないのです。
では、第4弾から始めた人、「カイコ」を引いたからやってみたい人は、ゴライアスを引くまで第1弾を買わないといけないのか? そんなことはないでしょう。そう思わせてほしい。そう思ってこの記事を書いています。
まだ対戦こそしていませんが、第4弾のカードは読んでいるだけで面白そうなものが多く、単体でも機能しそうな気配があります。これから蟲主になろうとしている人の力に少しでもなれるよう考察してみます。

①<とびだす>、それに類する能力を探す

アグロ系のデッキでない限り、基本的に<とびだす>は必須です。ですが、先述した通り第4弾には<とびだす>の虫は収録されていません。代わりに、第4弾には<かばう>という新規能力があります。<とびだす>と異なり盤面には残りませんが、高い体力で盤面をしのぎやすく、2枚縄張りから引いても腐らない強さがあります。
どうしても<とびだす>を使いたい場合は、スターターセットを買うことで「ミンミンゼミ」が手に入るのでこれでも可。というか最初はスターターを買え。

②フィニッシャーを考える

「ネプチューンオオカブト」や「タイタンオオウスバカミキリ」を引けたなら、それをフィニッシャーに据えていいでしょう。「テイオウムカシヤンマ」は「ムカシヤンマ」が1~2枚あるなら<生きた化石>中心のデッキが考えられます。
LR排出率は1箱(20パック)1~2枚と言われています(平均1.2くらいな気がしています)。そもそもLRを引けていない場合、フィニッシャーとして採用するとしたら「マンディブラリスフタマタクワガタ」が最適になるかと思います。デメリット能力として自身のエサを破壊する必要があり、ここぞというところで出さないと次のターン以降テンポを悪くする可能性もありますが、SRという(LRに比べて)入手のしやすさ、コスト5での破格の攻撃力と、採用しない理由はないでしょう。

③「マンディブラリスフタマタクワガタ」をサポートする

<狂暴化>は「場に出たとき」の技なので、「コロギス」の<危険察知>によって無効化することができます。これで解決……と言いたいところですが、「コロギス」(コスト3)と「マンディ(略)」(コスト5)を一気に出すのは現実味がありません。8コスはそうそう貯まりません。そうなると、「コロギスを1ターン延命させる」ことが必要になりますが、<危険察知>のメタの範囲は結構広く、「コロギス」は排除の優先順位が高くなる可能性が高いです。攻撃を受けなくなる強化カードは第4弾にはいない(他の弾にはいる)し、「バーチェルグンタイアリ マイナー」は本人が貧弱すぎるので、コロギスセットはお祈りプランとして、「<狂暴化>をアドにできそうなカードを探す」方向にシフトチェンジします。
考えられる案の1つは「極夜の羽化」です。エサ場に成虫をセット、幼虫とマンディを出す、エサの成虫を破壊、「極夜の羽化」で幼虫を進化……というプランです。<狂暴化>は任意のエサを破壊できるので、任意のカードを捨て札に送れると読み取ることができるのです。
このプランの問題は、第4弾に幼虫と成虫がセットで収録されている虫が少ないということです。「オオトモエ」と「ジャコウアゲハ」くらい? この場合、より使いたいのは「オオトモエ」です。幼虫のコストが安いことと、破壊されたときに相手のエサを裏返せるというのが非常に強いからです。
もう1つの案としては「コカブトムシ」を採用するプランです。「コカブトムシ」は捨て札に赤青緑の3色の虫がいれば体力と攻撃力が400になるという虫で、1コストでこれはかなり脅威です。ビートダウンの鍵にもなり、最後のダイレクトアタックにも使えるので、採用の価値があります。
これも、捨て札に落ちていない色の虫をエサ場から<狂暴化>で落とせばいいので、相性がいいと言えます。

④完成!

というわけで他に相性が良さそうなカードをちょいちょいして組んだものがこちらです。

まず、全体的にステータスが低めなので、<装着>の強化カードを入れています。4~5ターン目くらいに2体ほど並べば<装着>のチャンスが増えると思います。素引きしたら……セットでいいかも。
「ドロハマキチョッキリ」はゆりかご落としのワンチャンを見ています。攻撃した後破壊なので、自身に毒針がついていれば1200ダメージが見込めます。また、「自分の強化カード」は「自身の強化カード」ではなく「自分の場の強化カード」という意味なので、他の虫についた強化カードを投げることも可能です。
「ヨナグニサン」は緑の高スタッツ枠で入れているので、「シタベニオオバッタ」などでもいいと思います。エサ加速として「ホウセキゾウムシ」などもあり。SR縛りにする必要はないのでLRを引けたならどんどん入れましょう。
スターターセットを混ぜるなら赤の火力役の「オオカマキリ」が優秀ですし、<とびだす>の「ミンミンゼミ」や<りんぷん>を持つ「ナミアゲハ」などが、術カードではエサ加速の「蟲の息吹」などが候補になるかなと思います。


こんな感じでデッキ紹介は終わりにしようと思います。
あくまで一例なのでこれ以外の解がないわけではありませんし、手元のLRSR次第でいくらでもデッキタイプは広がると思います。
もちろん他のブースターのカードを混ぜた方が強くなるのは当然ですが、最新弾のカードだけでも十分遊べるので、ぜひ気軽に始めてみてくださいね!

おわり。

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