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フと思う。

間もなく終わります。
何か?
8月が(笑)
そして当たり前ですが次は9月。

「早すぎる」

誰もが同じフレーズを言うので、自分も含め
まるでコーラス隊に思えてくる(笑)

それはさておき。。。
最近「舌切りスズメ」のお話が
何度なく頭をよぎります。
話の詳細は覚えてないのですが
終盤のあたり、欲張りなおばあさんが
大きなツヅラを選んだところ
変な物が大量に出てきた、というくだり。

話は少しずれますが
個人的に、ユビワのサイズのご連絡を
頂く場合だったり、お問い合わせを頂いた時、
たった一行の同じような短い文面だったとしても、
ナゼか伝わってくる印象がそれぞれ全く違うのです。

自分が希望するサイズをお伝え頂くだけでも
人それぞれで、全く同じ文面はほぼありません。
例えば7号の方だった場合、

7号でお願いします
7号でお願いします。
7号でお願いしたいです。
7号でおねがいします
7号を希望します
7号希望
7号
7号です
7号でお願いいたします。
7号でお願いできますでしょうか。

などなど
まだまだ微妙な違いではありますが、本当に
面白いくらい色々な違うフレーズた登場します。
そしてそこから滲み出る雰囲気が全く違うのです。
良い悪いではなく、単に印象が違うのです。
言葉が丁寧だから印象が良い、というのでもない。

で、そんな中ナゼかたま〜に
舌切りスズメのお婆さんが頭をよぎるのです(笑)
金の相場が高騰した状況が続いていたり、
不安を煽るような情報もモリモリの昨今では
今までの表面的な何かが取り払われ
人柄がより分かりやすく出てきている場合も
少なくないような気がしています。

noteでは嫌な経験もなく
そのように感じる事は全くないのですが、
生きていく上で絶対必要ではない貴金属
のような物を扱う場合、純粋に装飾品が好き、
というだけではない場合もあり、より分かりやすく
お人柄が出てしまうのかもしれません。
と改めて思ったりする今日この頃(笑)

だいぶ前にこちらで「蜘蛛の糸」
のお話にも触れたことがあるのですが、
「舌切りスズメ」は子供の時以来、
今回初めて意識したような気がします。

人間性を問われるような状況に遭遇した場合、
自身がどう行動するのかは、誰もが
その場になってみないと分からなのかもしれず、
究極の状態を経験した時に初めて知る自分の一面や
人間性を発見する場合もあるような気がします。

s.silverも以前、初めて訪れた異国の地で
その国の言語も喋れず、英語もままならない中
知らぬ間にお財布を抜き取られ、一文なし状態で
一人不安な気持ちのまま2時間以上も電車に乗っていた
事があり、友人の家に辿り着けるのか?
その後も続く予定の旅行は続行できるのか?
頭が真っ白で、今考えても人生で1番のピンチ、
不安MAXだったような気がします。

その時に自分のとった行動や心のあり方などは、
今でも自分の本質を理解する上で
本当に貴重な経験になったと思ってます。
あれがなければ今の自分はいないのではないかと
思えるくらいです。
そして何があっても大丈夫、と
細胞レベルで思えるような
気持ち的なタフネスを身に付けた経験でも
あったのかもしれません。

そんな経験や価値観を踏まえた上で
今後色々な何かが起こった時、
改めて、昔みた絵本の中の
意地悪な顔をした欲張りなおばあさんのようには
ならぬよう気をつけたいものだ。と思うと同時に
このおばあさんは、人間性が分かりやすいので
すぐに見抜く事ができますが、もっと複雑な、
なんとも心地の悪い我欲のようなものが
偽善の中にうまく隠されているパターンも
あるような気がしています。

このような物や人には振り回されることのないよう
眼力のようなものも鍛えねば、などと思った
落ち着かない天候気候が続く8月最後の日。
心地よい秋風を感じつつ、フラリ能天気に
お散歩できるような日が待ち遠しい〜☆