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クリスマスの木
ふと気が付けば12月も後半です。
個人的には、なんだかんだで今年一年も
ここまで無事に過ごせておりますが
皆様いかがお過ごしでしょうか。
s.silverのnoteに関してはここ数ヶ月
グダグダになっておりますが(笑)
少し早めとなりますが、今のうちに
ご覧いただいた方々に
お礼をお伝えしようと思いました。
例年のにも増して、やけに早かったような
気がする2024年ですが、お忙しい中
s.silverに足を(目を?)お運びいただき
誠にありがとうございました☆
ささやかではありますが、日頃の
感謝の気持ちを込めてまして、この季節
ならではの可愛すぎる作品の画像のお届けです☆
(なっが〜い文章も添えて 笑)
10年くらい前に、自身のホームページで
発表していた作品のうちの一つなのですが、
当時はまだSNSというワードを知る人が
周囲にはほぼいなかった時代です。
一部はお売りしたので手元にありませんが、
それでもこのシリーズはまだ100くらいある?
かと思います。
そのころはメディアリテラシーという言葉も
知る人が周囲にはほぼおらず、デザインや文章を
無断で持っていき利用するなど、おかしな事を
する人に遭遇した場合、どう対処したらよいのか
分からず、発表をやめてしまった経緯があります。
その後このシリーズを新たに作る事はなく、
すでに作った物はそのまま箱に入れ、
人目に触れることもなく、結果として
10年以上熟成を重ねることに。
月日が経って改めてこれらを手にした時、
今もう一度同じことをするよう言われたら
「無理」(笑)
銀の素材感と、プレートの槌目や形、
鋸刃の後がそのまま残る味のある絵など、
コンパクトにギュッと凝縮された楽しさが
結晶化したかのようで、宝物を手に乗せている
気分です。眺めていると思わず顔がほころびます。
自分で作ったはずなのに、
なぜか自分で作った感覚がありません。
あの時ならではの自身の作品を眺めつつ
思うことは一つだけ。
どれも天才的に可愛すぎる(´-ω-`)
はいはい(笑)
![](https://assets.st-note.com/img/1733393281-BATXgmO5f2t7zcLRZy8FKMkV.jpg?width=1200)
小さな絵画『クリスマスの木』
ムーンストーン&グリーントルマリンを添えて
シンプルすぎるくらい単純で、
しかし独特なデザインのツリーです。
クリスマスツリーではなく、クリスマスのあたりで
飾ってみたら、馴染む感じでいいかもね〜
というスタンスのツリーです。
何だそれ(笑)
厳かな雰囲気が漂うゴシックの燭台のような、
キラキラで華やかなだけではない感じが
垣間見えるような気がする所も気に入ってます。
バーナーで銀を溶かし、プレートを
用意するところから作業が始まります。
あ、嘘でした(笑)
その前に頭の中でヒラヒラしているイメージや
デザインのような物を紙の上に定着させる方が先でした。
その後、出来上がったプレートに糸ノコだけで
絵を描いていきます。全ての工程が手作業です。
銀素材のプレートは厚さが約2ミリです。
日常で遭遇する2㎜という数値は、大抵の場合
取るに足らないようなサイズ感だったりしますが
銀の板の2㎜を糸ノコで切ろうと思うと
なかなか大変な作業です。
下の写真は0番(多分バローべ)の鋸刃です。
![](https://assets.st-note.com/img/1734601602-1WzMafQvqNuHAJPKEl6cXo4b.jpg?width=1200)
ストローク数をカウントしたことはありませんが
1ミリの切り込みを入れるだけでもかなり
上下に動かす作業が必要だったりします。
もし工具をお持ちの方や
人生で一度も糸ノコを使った経験のない方、
金属がいかに思うように切れないか、などに
好奇心旺盛でご興味を持たれた方は
一度お試し頂くのもアリかもしれません。
「なるほど」と呟いてしまうかもしれません(笑)
私は人生で初めて糸ノコを扱うようになった時、
爪が長く綺麗な手のままだったので、
見るからに作業をする覚悟がない手でした。
なので当然なのですが、見た目通りに
作業全般がとても下手でした(笑)
鋸刃はポキポキ ポキポキ・・・・・・・・
エンドレスで折れ続ける鋸刃の残骸の山で
登山ができるかと思いました。
鋸刃と一緒に心もほぼ折れかけてました(笑)
と軽く思い出話も盛り込みつつ
以前はこんな経験もあったよね〜
と、今では我ながら笑える出来事です。
それを乗り越えたからこそ、天才的に
可愛い作品が作れるようになりました。
と思い込むことにしております。ここは
温かい目で見守って頂けましたら幸いです(笑)
さて、絵を描く場合、ラインの途中、中途半端な所で
ストップすると、線がよれたり、何だか雰囲気が
違ったり、などという事も起きる場合があり、
できる限り一気に仕上げられたら理想なのですが、
なかなかそうもいかず、しかしできる限り
力加減やテンションが同じになるように気をつけつつ
かなりの集中力で仕上げる事になります。
絵のラインの間はヤスリが入らないため、
角を落としたり、反対に角を出したりするのは
全て糸ノコ一本です。糸ノコは本来切る道具ですが
この作業の時はヤスリのようにガリガリと
削り落とすような役割も担ってくれます。
金属の引っかかりによって、
たまにピロロ〜ン♪
と弦楽器のような音を奏でることも(笑)
という事で、プレートに関しては大雑把な
制作工程がご理解いただけたかと?
思います。
銀のプレートに寄り添っている
小さい石たちの石枠も手作りです。
(細いチェーンだけ市販品です)
写真だとサイズ感がわかりづらいですね。
プレート:約 19㎜ x 17㎜ x 2㎜
小さな石たち:今現物が手元になく、
ざっくり大まかなサイズは、2石とも
5㎜(石枠含)前後といった感じです。
こちらは絵を描き終わり、ピカピカに仕上げた後、
ペンダントトップやオーナメントとして使えるよう、
チェーンや紐が通すためのバチカンをセットしました。
少しばかり華やかさを盛り込みたかったので、
石たちが揺れたり動いたりできるよう
チェーンにつなげて寄り添わせつつ
こんなデザインに仕上げました。
現在s.silverのヘッダーで使っている龍のプレートも
今回ご紹介した作品と同じシリーズの一つです。
辰年というタイミングだったのでnoteに使うことに。
箱から出てきてもらい、久しぶりに
こちらで日の目を見ることになりました。
大好きな作品の一つなので、間も無く
役目を終えて引退するのが寂しい( ; ; )
しかし、すでに来年の干支がスタンバイ中♪
実はnoteを始めたのも、これらの居場所として
良いかも?などと少し思っていたのですが、
気が付けば投稿内容がかなり違う方向へ(笑)
ここらで軌道修正して初心に戻り、
少しずつの投稿もありかもと思い始めました。
思い始めただけで、決断はしてません(笑)
しかし、もしそうなると長期戦というか、
まぁまぁな量になってくると思うので、
大好きな作品が何かのトラブルに巻き込まれる
可能性はできる限り低くしておきたい。
ということで様子を見つつ、
美術館のように興味を抱いた方、タイミングが
あった方にお楽しみ頂けるような形態に
しておきたいと思いました。
メインは自身の楽しみのための投稿となりますが
もし興味を持たれた方がいらしたら気兼ねなく
一緒にお楽しみ頂けたらと思います☆
世界中どこを探してもここでしか見ることのできない
ツリーに遭遇したラッキーな方へ。
Merry Christmas♪
素敵なクリスマスをお迎えくださ〜い☆