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【初めてのお産でも安心!】お産が近いサイン3選と対処法

長かった妊娠生活もあと少し、もうすぐ赤ちゃんに会えるのは楽しみですよね。
しかし、嬉しい気持ちと同じくらい、不安な気持ちも感じているのではないでしょうか。

「お産が近づいてくるとどんなサインがあるんだろう?」
「お産はどんな流れで進んでいくんだろう?」
「サインがあったらどうすればいいんだろう?」

この記事では、そういった疑問に対する答えとして、出産が近づいていることを示す3つのサイン、出産プロセスの各段階、これらのサインが現れた場合にどのように対応すればよいかについても紹介しています。
不安を解消して、安心してお産に臨めるように、ぜひ参考にしてみてください。



お産が近い3つのサインとは?

お産が近いことを示す3つの主なサインには「おしるし」「破水」「陣痛」があります。これらの兆候を事前に知っておくことで、いざというとき冷静に対処できます。お産のプロセスは一人ひとり異なるため、これらのサインが現れたら、どのように対応すべきかを理解しておくことが非常に重要です。以下では、これら3つのサインについて詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。


おしるし

「おしるし」とは、お産の前に起こる少量の出血を指します。
これは、子宮壁に付着していた卵膜が剥がれたことによって発生するものです。
出血の色には個人差があり、鮮やかな赤や、ピンク、茶褐色などさまざまです。
すべての妊婦さんにおしるしが起こるわけではなく、おしるしがないままお産に進むケースもあります。
おしるしが見られた後、数日~数週間以内にお産が始まることが一般的です。


破水

「破水」とは、胎児を包んでいた卵膜が破れて、羊水が出てくることです。
卵膜の破れた場所や破れ方によって、羊水の出てくる量が異なります。
この時、痛みもないため、尿漏れと勘違いして、破水に気づかない人も少なくありません。
お産が近いサインとしてよく知られていることですが、大多数の人はお産中に破水します。
お産の前に破水した場合、24時間以内にお産が始まることが一般的です。


陣痛

「陣痛」とは、赤ちゃんを押し出すために、子宮が収縮することで起こる痛みのことです。
前躯陣痛、陣痛、後陣痛の3つの種類があります。
陣痛が始まると、初産の場合12~16時間前後でお産が終わることが一般的です。
ただし、個人差が大きく20時間以上かかる場合もあります。


お産はどんな流れで進むの?

お産が近いサインとして「おしるし」「破水」「陣痛」が現れると、その後にはいよいよお産が始まります。
お産がどのように進んでいくのか把握しておくことで、心構えができます。
以下では、お産の流れについて解説しますので、ぜひ参考にしてください。


分娩第1期

陣痛の始まりから子宮口が全開(10㎝)になるまでの期間のことです。
徐々に痛みと痛みの間隔が短くなり、痛みの強さも増していきます。
この過程で、赤ちゃんは回りながら、産道を降りてきます。
初産婦の場合、この段階が10~12時間、経産婦の場合で4~6時間ほどかかるとされています。
ただし、個人差が大きいので30時間までは正常範囲です。


分娩第2期

子宮口が全開(10㎝)になってから胎児が出てくるまでの期間のことです。
妊婦さんがいきむことで胎児が出てきます。
この段階では、赤ちゃんの頭が見え隠れし始め、そのうち引っ込まなくなります。
赤ちゃんは頭から始まり、肩、両手、お尻、足の順番で出てきます。
初産婦の場合で2~3時間、経産婦の場合で1~1.5時間ほどかかることが多いようです。
60~90秒の痛みが、2分前後の間隔で続きます。


分娩第3期

胎児が生まれてから胎盤が出てくるまでの期間のことです。
この期間中に子宮が収縮し、胎盤が子宮壁からはがれ落ち、体外へと出てきます。
通常、この過程は15~30分程度で完了しますが、個人差によりこの時間は前後することがあります。この段階での適切な医療介入は、産後出血を防ぐために重要です。また、全ての胎盤組織が確実に排出されたことを確認する必要があり、未排出の組織が残ると感染のリスクが高まります。


お産のサインがあったらどうすればいい?

お産が近くなってくると、主に「おしるし」「破水」「陣痛」の3つのサインが現れます。
では、実際にそれらのサインが現れたときにどう対処すれば良いのでしょうか?
以下では、「おしるし」「破水」「陣痛」それぞれのサインが現れたときの対処法を解説します。ぜひ参考にしてください。


おしるしがあったとき

お産が近いサインではありますが、すぐに始まるわけではありません。
数日~数週間はかかりますので、リラックスして待ちましょう。
清潔なナプキンをあてて、手当しておくと安心です。

出血量が多かったり、長く続いたりする場合は、胎盤が剥がれている可能性もあります。お腹が張る・強い痛みがあるときは、病院に相談しましょう。


破水したとき

破水すると24時間以内にお産が始まることが一般的です。
この状態は、胎児が細菌などに感染するリスクを高めるため、お産パッドやナプキン、清潔なタオルなどで処置をし、すぐ病院に連絡しましょう。
入浴やシャワーは厳禁です。
病院に向かうときは、車や陣痛タクシーを利用するのがオススメです。
運転は妊婦さん自身で行わず、家族などにお願いしましょう。


陣痛がきたとき

痛みが不規則な前駆陣痛の場合、必ずしもお産に繋がるわけではありません。
痛みが規則的になってきたら陣痛の可能性が高いので、病院に連絡しましょう。
通常、痛みと痛みの間隔が10分以内になったら陣痛の始まりと言われています。
痛みを感じ始めたら、間隔をカウントしましょう。

【陣痛がきたときに注意が必要な症状】
・痛みの持続時間が長い
・お腹が板のように固くなる
・赤ちゃんの胎動が感じられない

上記の症状とともに、出血があった場合は「常位胎盤早期剥離」の可能性があります。
お産の前に胎盤が剥がれてしまい、赤ちゃんと妊婦さんの命にかかわる危険な状態になってしまうので、早急な対応が必要です。
すぐに病院に連絡しましょう。


まとめ

お産が近いことを示すサインには主に「おしるし」「破水」「陣痛」の3つがあります。
これらの兆候を事前に知っておくことで、いざという時に冷静に対処することができます。
赤ちゃんをリラックスして迎えられるよう、3つのサインを確認しておきましょう。

上記に示したのは一般的な代表例であり、お産は個人差が大きいものです。
気になる症状や不安なことがあった場合は、病院に連絡しましょう。
赤ちゃんに会えるまでの残り少ない時間を、ぜひリラックスして楽しんでください。


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