D・カーネギーの人を動かすを読んで
人を動かすには、次の3原則を守る必要がある。
①批判も非難もしない。
苦情も言わない人は、たとえ自分がどんなに間違っていても、自分が悪いとは思いたがらない。
よって、人をうまく扱うには、相手を非難せず、理解するよう努めることが大切である。
人の批評、非難は、どんな馬鹿者でもできる。
そして、馬鹿者に限ってそれをしたがるものだ。
人を非難する代わりに、理解するよう努めよう。どうして相手がそんなことをするに至ったか、よく考えてみよう。その方がよほど得策である。
②率直で、誠実な評価を与える
人は例外なく、他人から評価を受けたいと望んでいる。
ゆえに、人をほめ、評価してやれば、その人の心を自己の手中に収めることができる。
③強い欲求を起こさせる
人を動かす最善の法は、相手の心の中に強い欲求を起こさせることである。
すなわち、その人の好むものを問題にし、それを手に入れる方法を教えることで、人は動く。
人をうまく説得するには、次の12原則を守る必要がある。
議論を避ける。
相手の意見に敬意を払い、誤りを指摘しない。
自分の誤りを直ちに快く認める。
穏やかに話す。
相手が即座に“イエス”と答える問題を選ぶ。
相手にしゃべらせる。
相手に思いつかせる。
人の身になる。
相手の考えや希望に対して同情を持つ。
人の美しい心情に呼びかける。
演出を考える。
対抗意識を刺激する。
生きていくには、仕事をするには、楽しむには、全て人間関係というものが付き纏い、
それが良好であるほど幸福度は高いと思う。
1人でただ札束を持っても幸福度は低いからだ。
お金を使うという行為だけ取ってみても、人を喜ばせたい、一緒に良いところに行きたい、見栄を張りたい、上に立ちたい等から来る部分が大きいと思うからだ。
これを読んで、何事も相手のことを考えて発言するということをもっと見直さなければならないと思った。
何が正しいのか、論破出来たから良いのか、というのではなく、幸福度を増すために自分にとっても相手にとっても良い関係を築くこと。
相手のために動ける自分、
自分のために行動でまでしてくれる相手、
そんな人たちに囲まれて暮らせたら幸せだろう。