備忘録:G検定2021#1に合格しました
はじめに
いつもお世話になっております。スーパー・セミヌード・マシンです。
タイトルの通り、この間『G検定』(2021#1)に合格しました。
近頃文章を全然書いていないこともあり、日本人ながらますます日本語が下手になっている私なのですが、機会を見つけ次第チャレンジしたいな~と思っていた矢先に掴んだ今回のネタ…拙い文ではありますが、備忘録として残すことにしました。
このスーパー・セミヌード・マシン(SSM)という、DJやDTMやその他もろもろをやっているときの名前でのメモ書きコーナー(このnote)で「G検定」という話題はどうなのかな?と少し悩んだのですが、DJ・DTM界隈には、種類はいろいろあれどエンジニアの方・こういった技術に興味のある方も多くいらっしゃる印象ですし、もし何か反応をいただけたらそれはそれで面白いなと思いまして。
下記、簡単なメモではありますが、検索から辿り着いた方含め、どなたかの参考になれば嬉しい限りです。
※これは2021年3月20日開催のG検定(2021年#1)に関する内容です※
G検定って何?
まずは公式HPを見てみましょう。
概要に「ディープラーニングの基礎知識を有し、適切な活用方針を決定して、事業活用する能力や知識を有しているかを検定する」とありますが…。
受けた後の感想として、この検定を持っていれば相手に「AIやディープランニングに興味があるんだな~単語は分かるんだな~と分かってもらえる」かなと思われます。内容により触れますと、G検定のGはジェネラリスト(Generalist:広範囲にわたる知識を持つ人のこと)のGでして…AIやディープランニングの知識や歴史・法律、最近の傾向、それらを扱う上での倫理感を測っている印象でした。
試験は自宅のネットから受験可能、受験中のカンペ確認や検索OK(試験時間にググって良い)なので「G検定のGは"ググる"のGか?」なんて半分冗談(半分本気)の話があったりします。
G検定のことを調べていると「文系●●がG検定にチャレンジしてみた」といったようなタイトルの記事をお見かけすることがありますが、実際は「文系も理系も関係なく、勉強すれば合格できる」というか…たしかに偏微分や行列など理系的なことも問われますが、それらの難しい問題が出ることはなさそうです(私が受けた際はその類の難問はありませんでした)し、難問かをさておいてもそういった問題の出題数は全体から見るとかなり少ないはずなので、最悪解かないor後回しで全然OKかと。
毎回約6割程度の受験生が合格しているという話も聞きますので、興味のある方は積極的にチャレンジしてみてください!壁は高くないです!…というのが、今の私の思うところです。
どんな勉強をしたの?
大きく分けると「時系列に沿って単語や概要を覚える(下記①②)」「テストの形式に慣れる(下記③)」の2つを意識して勉強しました。下記、具体的に使用したテキストやサイト等のメモ書きです。
①大体の時系列と単語を覚える…『公式テキスト』を使用
巷では「公式のテキストなのにコレだけじゃ合格なんてまず無理」というウワサが多いですが、それは事実かと。これだけではまず受かりません。が、勉強の第一歩として「歴史の流れや単語をざっくりと覚える」ところからスタート、という場合にこのテキストを使用するのはアリかと。ちなみに、本テキストには簡単な問題(クイズ)も載っています。もちろん、目的さえ抑えられれば別のテキストでも何でも構いませんが。
もし時間が無い場合はこの時点で、(下記②の内容の先取りとなりますが)学んだことを自分の手で年表に落とし込む…エクセル上などに年表(カンペ)を作成しながら勉強すると楽かなと思います。
②自分で年表もといカンペを作成する…『G検定 クイズ』などでググる
①で自分の脳内に蓄えた知識に関して年表(カンペ)を作成する…という方法で、知識の肉付け・整理整頓をおこなっていきます。
知識の肉付けですが、①の段階だと「一部の単語や、法律・最近の傾向、それらを扱う上での倫理感」あたりが拾いきれないかと思います。が、それらをできる限り拾っておかないと合格は難しいです。
私はまず『G検定 クイズ』などでググり、見つけた問題をひたすら解きました。すると①の勉強では拾えていなかった単語や考えに遭遇する(はずです)ので、作成した年表にそれらを書き足していきます。もちろん拾う方法は問わず、足りない知識を補えれば何でも良いです。例えば、模擬試験問題を解いたり(下記③)、別のテキストを使用したり等もOKかと。
年表形式での知識の整理整頓をオススメする理由としては…G検定では前述の通り「歴史」に関しても問われますので、年表を作成すると、そのとき自分が持っている知識を時系列で整理できるからです。①の勉強だけだと、似たような単語に関して「単語Aは単語Bより先のこと?後のこと?どっちだったっけ…」と悩むことが私の場合はよくありました。
また、後で見返す(カンペとして使用する)ときも「だいたいこの頃にこんなことがあったはず」と関連した単語を拾いやすいかと。
年表もといカンペを充実させておくと…前述『G検定って何』でも書きました通り、G検定はカンペ確認OKですので、試験中に年表(カンペ)内の単語を検索する~ということができるようになります。自分の得意・不得意に合わせてカンペの書き方を工夫する(私は苦手な単語を太字にしたり等していました)と、試験中に陥る可能性がある「分からないのでググる→ググった結果が乱雑で分かりづらい→乱雑な結果から求めている答えを見つけるのに時間をかける」というもったいない時間が減らせるかと。
カンペは、過去に受験された方等が公開しているものの、自分に合ったカンペを使う方が試験中の無駄な時間の削減にもなるかと思います。
ちなみに、私はググって見つけた下記も活用しました。試験当日含め1日10問必ず解いて、分からなかったところは復習して(検索する等して答えを見つけて)年表に書き足す…ということの繰り返しです。
③G検定のテスト形式に慣れる…模擬試験問題を解く
公式HP等に記載がありますが、G検定は120分で220問程度を解かなければなりません。ちなみ、私が受けた2021年#1では問題数が減り190問程度だったものの、試験本番はどうしても慎重になってしまい、検索する回数を増やしてしまったので時間が足りなくなりました。
「1問を何秒以内で解くか」「分からなかったときはどのタイミングで検索するか」「検索するときにかける時間はどれくらい?」等、個人に合った作戦で挑むのが一番かと思います。その作戦を立てるためにも、問題の形式に慣れることも有効かと。
また、模擬試験問題を解くことで、人によっては②(知識の肉付け)もできるかと思います。
ちなみに私は下記も活用しました。
ちなみに…もっと勉強すれば良かった内容
以上が私の行なった勉強方法なのですが、これらを実践してみると「法律・最近の傾向、それらを扱う上での倫理感」が拾い切れていないことにお気づきになるかと思います…今更ながら、ここら辺はどう勉強するのが良いのか疑問です…『AI白書』等も使って勉強すべきだったでしょうか。
「法律・最近の傾向、それらを扱う上での倫理感」に関して…記憶があいまいというか記憶違いもありそうなのでその点ご容赦いただきたいのですが、今回の試験を受けた後に「ここをもっと知っておくべきだった」と思った単語を、覚えている範囲で残してみます。
著作権、特定通常兵器使用禁止制限条約(CCW)、透明性レポート、個人情報保護、AIの行為による責任は誰がとるのか
ちなみに…どれくらい勉強したの?
私は2週間弱(12日)、合計25時間程度の勉強で合格できました。
ただ、私の場合は理系しかも情報工学出身なので、もともと「行列や偏微分は勉強不要」「CNNなどは何となく記憶にある」、しかもG検定を受ける1年以内に「AIやディープランニングに関する勉強やプログラミングをしたことがあり、一部の単語は何となく知っている」状態でした。
他の方の体験記を拝見すると、こういった勉強がはじめての方の場合は40時間ほど勉強した~というお話をよく見かける気がします。
おわりに
G検定に対して、個人的には…もともとAIやディープランニングに興味があり一部の単語や内容は知っていたものの、試験勉強→受験を通して、知識の整理や新たなインプットができたのはとても良かったなと考えております。
今回のこのメモ書きがどなたかのお役に立てば幸いです。もし気になること等ございましたらお気軽にご連絡ください、決して広くはないですが私のできる範囲でお答えします。
以上、どうぞよろしくお願いいたします!