『2.5次元の誘惑』を読もうね
12月25日まで漫画アプリ「ジャンプ+」にて、全話無料公開中!!
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この記事について
この記事はvivit_jcさん主催の企画、「どもがよ Advent Calendar 2021」の12月17日担当分となります。前日を担当されたニルンさんの記事は以下のリンクから。
映画を観る人ってすげー量観るよなーとは思っていましたが、こうしてリスト化されると改めて圧倒されちゃいますね……
映画館に行くことはあまり無いのですが、やはり家で観るのとはまた違った体験がありますし、久しぶりに行ってみようかな。ちなみに最後に劇場で観た作品は電脳少女シロさん主演の『白爪草』です。
『2.5次元の誘惑』とは?
「愛、バトル、青春! もっともジャンプなコスプレ漫画!」
と公式が謳う、橋本悠先生の漫画作品です。ちなみに「誘惑」は「リリサ」と読みます。
というあらすじで、当初はお色気系ラブコメ、いわゆる「エロコメ」として連載をスタートしましたが、キャラクターやストーリーの魅力にファンが増加していき、「熱血スポ根コスプレラブコメ漫画」という唯一無二の立ち位置を獲得することとなりました。「熱血スポ根コスプレラブコメ漫画」ってなんやねん。
かねてより愛読していたところに冒頭記載のキャンペーンが始まったため、これを機に全人類に読んでいただくべく(オタク特有の誇張表現)筆を執った次第です。乱文・乱筆ですが、少しでも魅力がお伝えできるよう頑張ります。
なお、ストーリー上の展開などの重大なネタバレには留意しておりますが、気になる方は回れ右でそのままジャンプ+へレッツゴーです。
絵が上手い!
一目でわかるセールスポイントとしてはやはりここかなと。
画力が高い、というのも勿論ですが、漫画的な絵の描き方を熟知されているので、登場人物が多いコマでも画面が非常に見やすい。反面、キャラの顔がドアップになったキメゴマではしっかりと描き込みがされていたりと、いろいろ工夫して絵作りをされているなーと素人目にも感じます。
というかこれを週刊連載・アシスタント無しってどうやってこなしてるの……?
キャラクターの描き分けも上手で、コスプレという題材の都合上、髪の毛や服装で記号化することが難しいところを、各キャラの「体型」を細かく描写することで解決するというウルトラC。
単に描き分けというだけでなく、フェティッシュな魅力も増し増しのまさに攻防一体の構えです。まり姉のおなか周りは最高。
時折挟まれるカラーページもかなりの破壊力をほこっており、これは物理媒体の制限がないデジタル連載のいいところですね。特に95話のクライマックスは、ストーリーの盛り上がりや演出も相まってめちゃくちゃ感動してしまいました。がんばるんばっ!(コミックス収録時にモノクロになってしまったのは本当に残念)
カラー周り以外にもアプリ限定で読めるおまけ漫画も充実しているので、まずはお手元のジャンプ+で気軽に読んでみましょう。キャンペーン期間中でなくとも、初回は全話無料で読めますので。
ストーリーが熱い!
ガルパンしかりラブライブしかり、美少女×スポ根部活モノには一定の需要がありますが、本作品もまさにその系統です。
コスプレという分野に情熱をかけ、仲間たちと支えあい高めあい、より強大な相手へと挑戦していく、という努力!友情!勝利!のガチガチ少年漫画文法をかわいい女の子たちが演じるんだから、そりゃ男の子のツボにぶっ刺さるのは当然なわけですよ。(注:30代男性は男の子です)
そしてこの作品をより "熱い" ものにしているのが、作品テーマである「コスプレ」「オタク」要素です。この要素が熱いというよりは、これらに付随する諸問題に直面し・乗り越える姿が熱い、といった方がいいかもしれません。
それは例えば他人に対して一歩踏み出せない内向的な自分であったり、一昔前の価値観を持つ世間や家族との確執であったり、自分の趣味とどのように向き合い続けるかであったりと、オタクであれば身に覚えのある諸々です。
これらを乗り越える糧となるのもまた「自分の "好き" に真っ直ぐである」というオタク精神であり、ニチアサさながらのストレートで魂のこもったメッセージが嫌いな男の子なんているわけないんですよ。(注:30代男性は以下略)
先述したとおり、
とのこともあり、上記のようなストーリーラインになるのはだいたい12話以降くらいなので、もし序盤で合わないな〜と思ってもその辺までは読み進めてもらえるとありがたいです。
キャラクターが魅力的!
コスプレ漫画である以上、主要な登場人物はコスプレに携わる人物なわけですが、各々がどのように「コスプレ」と向き合っているのかは様々です。
作品やキャラクターへの愛を表現するため、なりたい自分に近づくため、作者に感謝を伝えるため、あるいは単に楽しいから……そうした多様な在り方を否定せず、それぞれに魅力的に表現しているのもこの作品の良さの一つです。メインヒロインである以上 "天乃リリサのコスプレ観" はある程度クローズアップされますが、それはあくまで "リリサのやり方" である、ということにしっかり言及していることのもgood。
主人公:奥村がたびたび口にする「オタクたるもの好きな物の話は否定しない」というセリフにも象徴されるとおり、多様な価値観を肯定してくれる世界観だと思います。
主人公を取り巻くキャラクター達も、ストーリーの展開として "敵役" となることはあれど、明確な "悪役" は基本的に存在しません。
読者に不要なストレスを与えないためのこうした工夫は、昨今のエンタメ作品ではわりと定番の手法だと思いますし、実際僕の好みもこっち側ですね。
あとはもう単純な話として、女の子が可愛い。みーんな可愛い。最高。いぇい。
見た目の可愛さもさることながら、健気で頑張り屋で仲間思いで優しくて個性的で可愛い。もうほんと可愛い!!
ちなみに僕が特にお気に入りなのはみかりんこと橘 美花莉です。いつか報われてほしい。
そんな可愛い女の子に囲まれているハーレム主人公の奥村くんも先のセリフに代表されるように大変な人格者なので、人気投票ではしれっと4位にランクインしてたりします。(今やったらもうちょい上位かも)
読者が自己投影するよりは、一人のキャラクターとして応援したくなるタイプの主人公像ですね。多少いい思いをしていても作品内で普通に徳を積みまくっているので納得感がある。
頼むぞ奥村、みかりんを幸せにしてやってくれよな……
まとめ
以上、私の考える『2.5次元の誘惑』の魅力を語ってまいりました。まとめると
絵が綺麗
キャラが可愛い
お話が熱い
12月25日まで全話無料!
期間外でも初回は全話無料!
読もうね!!
となります。
少しでも興味を持っていただけた方がいらっしゃいましたらファン冥利に尽きます。
みんな読もうね。