串団子2本分の乙女心
自分の『スキ』を節操なく書き散らかしてる人。
ども、朱祥です。
今日の札幌は朝方に雨がふっていて
ちょっとひんやりした天気。
普段は散歩なんてしたくない暑がりな私だけど、
１枚何か羽織らないと寒いぐらいの今日は絶好のお散歩日和。
そうだ。
お散歩ついでにお餅やさんに行って団子を買おう。
食べるのは私一人。
でも目移りして何本も買ってしまう。
しょうゆ、きなこ、忘れちゃいけない、アンコも！
そして、大福も。
あー、朝ごはん食べてこなかったから
欲望が止まらないんだわ。
と、ここで電話。わいさんだった。
しかもビデオ通話。
あーあ。
朝から団子を買っている所を見られてしまった。
別にわいさんは怒ったりしない。
ただ、画面を見るとニヤニヤしている。
コイツ、朝からめっちゃ団子買ってるやん。
と、顔に書いてある。
秘密じゃないけど、秘密にしたい。
大喜びで餅を買う所を
ふいうちで見られる恥ずかしさ。
花より団子を地でいっている所を目撃されて
自分の中の乙女な部分を引っ張り出されてしまった。
私にもまだこんな感情が残っていたのね。
家に帰って早速お皿に串団子２本を置き、
ルピシアの期間限定、檸檬煎茶を特別に淹れて
なぜか楚々とした女性を演じている。
横目でちらりとキッチンを見たら、
わんさか買い込んだ団子達が今か今かと出番を待っている。
早々に団子２本を平らげて、私は静かにキッチンへ向かい
アンコの串団子を１本を持ってきた。
３本目の串団子を食べ始めたら、
さっきまでの気恥ずかしさが急にどうでもよくなった。
私の乙女心は団子２本分を食べる時間しかもたなかったらしい。
まぁ、それが現実よね。と、ルピシアの檸檬煎茶をぐびりと飲み、お茶をおかわりするのに立ち上がった時、もう1本食べようかどうしようか
悩む時点で、こりゃダメだ、と自分の乙女心に諦めがついた朝だった。
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