私の履歴書 齋藤隆太(17) 恩師との出会い〜バカヤロー事件〜
こんにちは!
齋藤隆太です!
少し間が空いてしまいましたが、今回も「私の履歴書」の連載名をお借りして、僕の半生を振り返っていきます。
前回はこちら♪
転職活動と深まるもやもや
コンサルタントの仕事は好きだけど、その先に何を見るのか。
その答えを見出せずにもやもやしていた5年目の頭。その時初めて転職サイトに登録して、他の仕事に目を向けるようになりました。
しかし、転職のモチベーションは現状への不安だけ、、、転職の軸も目的も曖昧な状態だったので、当然惹かれる転職先は見つかりませんでした。
コンサルの仕事を続けるなら、今の会社がいい。
お金のために転職するわけではないので、別に一時的に数百万年収が上がるという他ファームのオファーにも惹かれない。
かと言って、他の職種で惹かれるものもない。
そもそもやりたいこともなければ、楽をしたいわけでもないので、事業会社に移って、残業も少なめで年収もそこそこという暮らしなどハナから望んでいなかったのです。
結局、今の会社で頑張るのが一番だ、と毎回同じ結論に達し、なにも変わらないまま半年ほどが過ぎました。
バカヤロー事件
転機は、転職活動も中断していた社会人5年目の秋でした。
今の経営の恩師である池藤友彦さんと再会したのです。
知り合ったのは1年以上前でしたが、なかなかタイミングが合わずその時が久々の再会でした。
前述の通り、その1年の間でもやもやを抱えていたものの、元来強がりな僕はおくびにも出さず、仕事の話も学生時代等の経験を交えながら楽しげに語っていました。
中高時代から野球に邁進してきた話、検事を目指したが路線変更してプロ野球チームでインターンしていたこと、コンサルとしてハードワークしていること、、、
自信満々に話し続けたのを覚えているのですが、池藤さんはずっと優しく聞き続けてくれました。
そして話終わった後に、目を輝かせながら一言。
「それで、これからどうなりたいの?」
当時その先のビジョンもやりたいこともなかった(だからもやもやしていた)僕は、
「それが、なにもないんですよね。」
と正直に答えました。
すると、それまでずっと優しく聞いてくださっていた池藤さんが一変して、
「バカヤロー!!」
と叫んだのです。
(後日、池藤さんとその時を振り返った際に、「絶対にそんなことは言っていない」とおっしゃっていましたが、僕にはそう聞こえたのです。笑)
正確には、「え!?もったいないよ!!!」と言われた気もしますが、少なくともそのリアクションが予想外でとてもびっくりしたのです。
「え、この先どうなりたいかが明確じゃないってそんなにやばいんですか?」
たまらず聞いたその問いに、
「だって、どうなりたいかが定まってなかったら、どんなに頑張っても将来どうなってるかわからないじゃん。」
「こんなに頑張った先が理想じゃないなんて許せないでしょう。」
「だったら、どうなりたいかを明確にして、そのために必要な努力をした方がよくない?」
と答えてくださったのですが、当時の僕にはイマイチイメージが湧きませんでした。
そこで池藤さんは、ご自身がなぜ起業したのか、どのようになりたい状態を明確にしてきたのかをわかりやすく話してくださったのです。
長くなってしまったので、今回はこの辺で!
それではまた!
齋藤隆太