「おふでさきの物語」 第四章 その4
神様の目から見れば世界中のものはすべて、自分の子供なのです。この世のすべてのもは神様のことを親だと思って欲しいと願うのです。その子供であるすべての命に対して、さまざまな教えとしていろいろなことを伝えてきました。ですからさまざまなことが分かったように思う人々もいることでしょう。でもしっかりと聞いて比べてみてください。どのように今見えていることに対して言葉を飾ってみても、この世の根本を理解しなければ、どのようなことも本当は分からないのです。反対に見えないことをしっかりと伝えて、それが次々に現れてくるならば、それこそが真実だと言えるでしょう。様々なことが見えてくる日のためにも、神様の声に耳を傾ける子供たちははやく、神様の声に従って働くことが出来るように、しっかりと心づもりをしなければないません。そうして神様の声に従って働きたいと願うならば、心を静めてしっかりと考えた上で、神様の思いがどこにあるのか、その根本をしっかりと理解するように努力をして、ぢばへ帰ってくることが大切なのです。ぢばへ帰ってきた子供たちの心を、神様はしっかりと見定めるでしょう。そして神様の目にしっかりとかなったものは、どのような素晴らしい神様の働きを見せてもらえるか分からないのです。でも、神様がでれほど急いでそのような子供を毎日捜していても、未だにそのような子供が見つからないでいます。しかも心が分からない子供というのは決して少しの限られた者ではありません。これまでにも数多くの子供たちの心をみてきましたが、まだ誰一人として神様の目に叶うような心をもった子供がでてこないのです。多くの子供たちは神様の言葉よりも、人間が造り出した学問を尊びます。でもどんなに素晴らしい学問であっても、実際に目で見えていることしか分からないのです。
ですから神様はしっかりと人々が理解できるように、まだまだ見えていない、様々なことを、どんなことでもしっかりと伝えていこうと思うのです。
つまり、まだこの世界がはじまって以来、神様が一度として教えてこなかった神様への祈りの方法をしっかりと手をつけて少しずつ教えていこうと思うのです。この祈りこそ、世界中の人間を救済する唯一の方法なのです。この祈りによってたとえば言葉を話すことの出来ないような人であっても、しっかりと言葉を発することができるようになるのです。ですから祈りを捧げる人々は日々の行いもしっかりとしなければいけません。そうして心を静めて、穏やかな心になってはやく祈りを捧げることが肝心なのです。この神様への祈りがどれほど大切なものか、いったいどれほどのものが理解していることでしょう。この祈りこそ、世界中の命を救済し平和を実現する真実の救済方法なのです。神様が理想とする社会検察に向けての歩むべき道がしっかりと現れてきたならば、この世界からあらゆる病気が根本からなくなっていくでしょう。たとえどのような人でも心からこの道を歩もうと決心したならば、どのような御守護も、できないということはないのです。
今の道の現状をみて、神様の声に耳を傾けて今歩んでいる者は不安に思うかも知れません。でも不安に思うようなことは一切ありません。それはしっかりとこれからの道の歩みをみればなるほどと思うのですから。今までもずっと、これからこの道の歩みはだんだんと変わるのだと伝えているのだから、しっかりとそれを信じて歩んでいけばよいのです。決して間違ったことをいうことはないのです。これからさき、どんどんと変わっていく道の歩みの中で、神様がどれほどに急いでいるのかを伝えることはできないでしょう。それほどまでにどんどんと道の歩みは変化していくのです。それはもう、口でうまく表現できないほどです。でもこんなに難しいことを言ってもわからないだろうと考えて言わずにいたら、もちろん分かってもらえるはずもありません。たとえ理解してもらえてももらえなくても、しっかり伝えなければなりません。ですから、日々、神様の心のうちをとにかく伝えていくので、聞くものはしっかりと耳を傾けて聞いてほしいと願うのです。ここまで言うのは、それほどまでに、この今歩んでいる道というのが難しい道だからです。そして二つと無い不思議な道でもあるのです。ですから、しっかりとこに道の歩みを見て貰いたいのです。そうしてこの道をしっかりと歩んだその先には、どのような学問であっても科学であっても、すべて神様の心のうちにあることが理解できるでしょう。