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ウルトラリーグ ガンスリンガー戦で6勝をキメたティガ&メビウスデッキ【ウルトラマンカードゲーム】


【※追記】イベント情報

12/14(土) 大阪市内で交流会(ガンスリンガー形式の対戦会)を開催予定です。
ギャラクシーカップやチャレンジカップなどの公認大会に向けて腕試しをしたい方など、ぜひご参加をお待ちしております!!


はじめまして。駆け出しウルトラリーガーのソラと申します。

幼少期にグランドキングの強さに惚れ込み、小学生の頃に人は誰でも光になれることを知り、中学生に上がった頃に公開されていたファイナルオデッセイのラストシーンは刺激が強すぎて直視できなかった、そんな世代のオジサンリーガーです。

仕事や家庭の事情もあり、公認・公式大会への参加はそれほど頻繁にはできないのですが、幸いにもアクティブに活動している友人がすぐ近くにおり、普段は専ら彼とのフリー対戦を中心に楽しんでおります。

今回、その友人との対戦の中で調整を続けてきた私の魂とも呼ぶべきデッキを、先日大阪で開催されたウルトラリーグのガンスリンガー戦に友人が持ち込み、見事6-1の戦績でゼットンプロモ3枚獲得を果たしてくれたということで、この機会に自分のデッキ紹介記事でも書いてみようと思った次第です。
(ちなみに友人はその後別のデッキでさらに2勝を重ね、最終的に8-1というスコアを引っ提げて帰還しました 驚)

現在の環境(BP01発売後環境)の参考情報の一つとして、これからウルトラマンカードゲームを始めてみようと考えている方や、他のウルトラリーガーたちのデッキ構築の一助となれば幸いです。





1.デッキレシピ

(右下のゼットンたちは友人が獲得した参加賞+景品です。)

いわゆるティガ&メビウスデッキ。
ティガラインを7-7-8、メビウスラインを8-8-8で積んでおり、シーンは激闘の覇者のみと、ややメビウス側に重きを置きつつも、ティガラインもやや厚めに残した構築です。


2.個別カードの採用枚数とその理由

2.1.ウルトラマンティガ

ティガラインは7-7-8で採用。

レベル1(以下レベル〇をL〇と表記)のRティガ、L2のRRティガ共にデッキを公開しながら捨て札にする効果を持っており、公開されたメビウスを捨て札に溜めつつ手札も補充できるため、激闘の覇者との相性が良いです。


L3ティガはBP01・SD01のRRRを各4枚ずつ採用。
BP01 RRRティガは現環境では最大級のBP18000を持ち、場所の入れ替え能力により、最新のバトルを勝ちに持って行きやすく、先攻をとって激闘の覇者を置けるチャンスに繋げてくれます。
SD01 RRRティガは相手のBPグレードを下げつつ、手札のメビウスを捨て札にして激闘の覇者に繋ぐことができます。さらにこちらはSINGLEでもBPが9000と並みの怪獣級に高いので、終盤で手札が枯渇した時に今っ引きのSINGLE同士のバトルにもつれ込んだ時にも活躍します。

ティガの配分をR4- RR4- RRR4 (BP01,SD01 各2)に減らしてメビウスの配分を上げることも考えましたが、ティガは一度立てば対面にほぼ負けないことを考えると、L1からしっかり育てて立てて確実に勝つバトルを積み上げた方が良さそう、と考え7-7-8の配分としました。

L3の配分をL1や2に比べて多めにしたのは、L1や2は先に場に置かれている→L3はL2の登場時効果などで捨て札になりがち、という点からL3をデッキに残しつつ、素引きの確率を上げるためという意味合いでしたが、BP01 RRRを1枚減らしてL2メビウスに変え、素直に7-7-7の配分にすればより良かったかもと、今は思います。

またL2ティガについても、捨て札を作るRRティガが4枚は固定として、他3枚はDOUBLE状態で置いた際に素のBPが11000出せるパワータイプを2枚、SINGLE状態で置いたときにBPが他に比べて高いスカイタイプを1枚としましたが、スカイタイプは上振れ狙いでSD01のマルチタイプにしても良かったと、今は思います。


2.2.ウルトラマンメビウス・シーンカード

メビウスラインは8-8-8で、さらに専用のシーンカード「激闘の覇者」も4枚を採用。

シーンカード 激闘の覇者で捨て札にあるメビウスたちをTRIPLE状態で場に出すことができ、捨て札が増えることを気にせずデッキを掘り進められる点が強力です。また、DOUBLEのメビウスを一気にTRIPLEに変えることができるため、1ターン内で一気にTRIPLEのメビウスを立てられる点も強力です。


L1のRメビウス、L2のRRメビウスはティガ同様デッキを捨て札にしつつ手札補充ができます。
特にL2のRRメビウスはデッキを2枚捨て札にした後、すでに捨て札となっているすべてのカードの中からシーンまたはメビウスを回収できるため、登場時効果の処理順をターン内の最後に持ってくることで、先に他の能力で捨て札にしたカード群の中から疑似サーチ的な動きができるのがとても強力です。


L3のメビウスはRRR,Uの2種を各4枚ずつ採用。
RRRメビウスはDOUBLE以上なら起動効果でTRIPLEのBPに引き上げることができ、速攻性能が高いのが特徴です。効果の起動時に手札から、捨て札エリアに足りていないレベルのメビウスを置けば、激闘の覇者でTRIPLEメビウス再登場の流れも作りやすくなります。
Uメビウスは捨て札を3枚増やしながら好きなウルトラヒーロー1体のBPを+2000できるのが強く、ティガなどのBP18000と対峙しているRRRメビウスのBPを17000→19000に変えて勝ちを取ったり、相手と引き分けているバトルを勝ちに変えることができます。

BP01発売後の環境ではBP18000を相手にしたバトルをいかに勝つか、という部分が重要なので、それを可能にするUメビウスの能力がカギを握ると言って良いでしょう。そのため、L3のUメビウスは4枚フル投入しています。


また、RRRメビウスは自分以外のメビウスを指定してBPのグレードを上げることもできるため、DOUBLEとSINGLEのL3メビウスが場にいる時、

① DOUBLEのRRRメビウス1体の起動効果でSINGLEのL3メビウスのBPをグレード2にUP

② 起動効果を使い終えたDOUBLEのメビウスを激闘の覇者で新たにTRIPLEのRRRメビウスに置き換え

③置き換えたメビウスの起動効果を再度SINGLEのメビウスに使う


といった流れで、DOUBLEとSINGLEのメビウスからグレード3のBPを持つメビウス2体を作る、といった奇襲のような動きも可能です。(同様の動きでL3のUメビウスを2回使い、BPを+4000する、といったことも可能。)


メビウスはDOUBLE状態でもグレード3相当のBPを早い段階から出すことができること、捨て札エリアにL1,L2,L3のメビウスを早い段階で落としておきたいことから、8-8-8の配分としました。メビウスをより多く配分することも考えましたが、あまり増やしすぎると同レベルのメビウスが手札にダブついて場にDOUBLE状態のメビウスがかえって出しづらくなる時があったり、ティガの項目でも書いたように、TRIPLEのティガもある程度しっかり立てたいという意図から、この枚数で抑えました。
ただ、激闘の覇者に対応するDOUBLE状態のメビウスをより安定して作るため、L3ティガ1枚はL2メビウスに変えても良さそうです。


3.採用しなかったカードとその理由

3.1.ウルトラマンブレーザー・SKaRDを作った男

激闘の覇者と同じく、新しく出したウルトラヒーローを1ターンのうちにTRIPLE状態まで上げられる可能性を持つ強力なシーンカード、SKaRDを作った男。
実は今回紹介しているデッキを作る前は、体験会デッキ+スターターデッキをベースにしたティガ&ブレーザーデッキを組んで遊んでおり、その延長でBP01発売当初もティガ&ブレーザーデッキを調整していました。
メビウス限定の激闘の覇者と異なり、ティガもブレーザーもTRIPLE状態にできる可能性を持ったシーンではあるのですが、

・激闘の覇者と違い、効果起動時に確実にレベルアップできるかわからない(デッキから引けるかどうか次第)
・ティガもブレーザーもL3まで育てば間違いなく強力だが、TRIPLE状態でなければBPの最大値が出せない。(メビウスはDOUBLE状態でもTRIPLE相当のBPに自身で引き上げられる)
・SKaRDを作った男 でレベルアップした場合、レベルアップ後のカードが番の終わりに捨て札となるため、次のターンまでの持続力がない。

といった点で安定性・持続性がメビウスに比べて低いと感じたため、途中で路線を変更してティガ&メビウスの組み合わせを採用しました。もちろん、ティガ&ブレーザーの組み合わせも決まれば強力であることは間違いなく、どちらと組ませるかは「上振れでの最大値を取りに行くか」「安定した再現性を高めるか」という好みにもよるかと思います。


また、メビウス&ブレーザーという組み合わせも考えたものの、

・捨て札の追加がSKaRD依存になりがちで、先攻を取れなかった場合、ティガのL2 RRティガの登場時効果に比べてワンテンポ遅れがち
・RRRブレーザーは登場したターンは強力だが、BP18000やグレードダウン持ちのティガに比べるとターンをまたいだ後の勝ちキープがやや難しい
・シーンカードがSKaRD、激闘の2種の使い分けが必要

といったことなどから、ティガと組み合わせた方が動きがより安定すると感じ、この2キャラの組み合わせに至りました。

3.2.石の神話

ティガ専用のシーンカードで、手札にL3のBP01 RRRティガを持っておくことで毎ターン、登場時効果の場所移動を駆使して先手をキープし続けることができる点は強力なのですが、

・先手を取れなかったときにシーンカードは手札を圧迫すること
・L3のティガのカードを手札にキープしつつ場に並べていく必要があり、途中で息切れしがちになること
・わざわざL3ティガを使いまわさなくても、他のカードでしっかりBPが出れば、一度出たティガは置きっぱなしで問題ないこと

などから、こちらも採用を見送り、シーンカードは激闘の覇者のみに絞りました。

3.3.ウルトラマンティガ デラシウム光流

相手のキャラ一体をBP-1000でき、他のL3ティガと違いDOUBLE状態でも効果を使える点は魅力でしたが、L3のUメビウスのBP+2000で同様の対応が可能なことや、メビウスを厚めに積みつつもL1からしっかりティガを立てたいこともあり、枠の都合から採用は見送りました。

3.4.怪獣たち

初期BPが高かったり、ダークロプスゼロのようにシーンカードを破壊するなど、単体で強力なカードではあるものの、レベルアップしたウルトラマンには確実に負けを取ってしまうこと、ウルトラヒーローではないのでサーチやBPアップの恩恵は受けられないことなどから、これも採用は見送りました。


4.立ち回りなど

基本の動きは、初手でL1のRティガまたはRメビウスでウルトラヒーローを手札に集めつつ捨て札を増やすところから始め、以降RRティガへのレベルアップなどを挟みながら早い段階で捨て札にメビウスを溜める→先攻をとって激闘の覇者をセット→TRIPLE状態のメビウスをどんどん並べて押し勝つ、という動きになります。捨て札にメビウスが足りていない場合でも、RRティガが手札にあれば、登場時効果の5枚捨て札追加でメビウスが揃う可能性はあるので、状況を見ながら積極的に攻めてみても良いでしょうし、SD01 RRRティガやRRRメビウスの効果起動で手札からメビウスを捨て札に送るプレイングも有効です。

メビウスのバトル相手が、こちらのBPのグレードを下げてくるキャラ(SD01 RRRティガなど)の場合も、対面しているメビウスのグレードをRRRメビウスの起動効果で上げておけば、実質無効化できる点も強力です。

アークなどのこちらのシーンカードに干渉してくるキャラが相手の場合は、激闘の覇者が貼り替えられる可能性はあるものの、

・SINGLE状態からしっかりとTRIPLEまで重ねて育てる
・(対戦に勝ちきれない場合にも)メビウスのグレードアップやティガのグレードダウンを使うことで、相手に「未来へ駆ける円弧」の効果を使うことを強要して手札を消費させる

などしながら、激闘の覇者に依存しすぎないプレイングを心がけるなどで活路を見いだせることもあります。


5.最後に

元々、私自身の最推しウルトラマンがティガということで、ティガを軸にデッキを考えるところからスタートしました。ティガ自身の高スペックとメビウスの安定感、それぞれの持つ効果などが割と相性よく、最推しのウルトラマンが活躍できるデッキとしても、個人的に非常に気に入っております。
(余談ですが、筆者は「大決戦!超ウルトラ8兄弟」という映画も大好きで、スクリーンにも足を運んだ後、DVDもしっかり購入しました 笑)

冒頭にも書いた通り、先日のリリースイベント大阪のガンスリンガー戦では友人が使って6-1でしたが、その前日には私自身が別の店舗イベント(交流会+チャレンジマッチ)で同じ構築を使い5-1と、現状の戦績としてはまずまずといった手ごたえを感じています。

ただ、現時点でもあちこちの店舗大会で日々色々なタイプのデッキが入賞しているのを目にしており、環境の変化は引き続き続いています。
このデッキも、現在の環境にはある程度対応しているかもしれませんが、今後の動き次第(アーク中心のデッキが流行るなど)では、また違ったアプローチを考えていかねばなりません。年が明けて新弾が発売すれば、ますます環境は変わっていくでしょう。

そういった環境の動きも含め、スクラップ&ビルド、そしてバトルを繰り返すことが、カードゲームの醍醐味だと感じます。
これからもこのウルトラマンカードゲームを楽しみつつ、まだ見ぬウルトラリーガーたちともつながっていけることを、楽しみにしています。


おまけ.追加調整(11/27現在の構築)

先日の構築紹介後も調整を続け、微調整を加えました。

ティガラインを7-7-7に、メビウスラインを7-9-9に変更。

2ラウンド目ないし3ラウンド目にL2-L3を重ねてDOUBLE状態のメビウスで勝ちを拾い、先手からのシーン貼りをしやすく、という意図でメビウスの上2枚を少し厚めに変更。L3のCメビウスはSINGLEでもBPが9000と怪獣相当に高く、SINGLEやDOUBLE状態で場に出しても、後のラウンドでRRRメビウスでBP17000にグレードを引き上げられるので最後まで戦力として活躍できることもよくあります。
また、L2ティガは剛力相手にグレードアップが狙えるマルチタイプを1枚採用しました。
L3ティガは、位置入れ替え効果で最新ラウンドを勝ちにいきやすいよう、BP01 RRRティガを優先して残しています。



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