伏線の回収

2024.03.18


きょうは、寒くなる、という噂だったので、警戒していたけれど、それほどでもなかったので、午前中にウォーキングを兼ねて散髪に行ってきた。

ふたりの美容師

散髪中、不意に昔、大好きだった多湖輝著の『頭の体操』の中の問題で「美容師がふたりいて、ひとりの髪はボサボサ、もうひとりの髪は整っていた。どちらの美容師に切ってもらうのがいいだろうか」みたいなのがあったことを、思い出した。こういう記憶のフタは突然開くものなのだ。

『頭の体操』シリーズ、大好きだったな……。新刊が出るたびに買っていた。

そんなことを考えながら髪の毛を切られていたら、いつもは尋ねられる「眉毛の下はどうされますか?」という問いのないまま、散髪が終了した。

まあどちらでもいいので、聞かれなくても大した問題じゃないんだけど、たぶんうっかり聞き忘れたんだと思う。

きょう作ったお弁当

妻の出勤日だったのでお弁当を作った。かわり映えしなくてすみません。
卵焼きとピーマンと人参としめじのポン酢炒め、鶏肉とレンコンの甘酢焼き(? 冷凍食品)、鮭フレーク。

なるほど

ひとの弱さと愚かしさと可笑しさが混ざったような話だ。

昨晩作った短歌

例えばパレスチナやウクライナのこと、政治のこと、同性婚のこと、その他いろいろいろいろについて、心を痛めたり怒ったりする気持ちにフタをしないと生きていけないような世界は、それだけでおかしいと思うんだよね。
まともなアンテナを持つ人のほうが生きづらいなんて、世界のほうがずれてるってことでしょう?

長い伏線

そんなわけで「短歌研究」での連載「猫には猫の、犬には犬の」は、シーズン2から宮田愛萌さんとの新ユニットになります。ひとつのことを長くやっていると、ときどき思ってもなかったことになるね。

この日記でも書きましたが、僕はある時期までの日向坂46のメンバーの顔と名前が一致するのです。
ポッドキャストの企画でそういう訓練をしたからね。3年前かな……。

あの過酷だった(?)訓練がこのような形で結実するとは。あの頃の僕に「将来ユニットで連載を持つことになるよ」と教えてあげたい。
先日、新ユニットの顔合わせで「短歌研究社」にはじめてお邪魔して、はじめましてのご挨拶をしたときも「うわー、あの宮田愛萌だ……」とすごく舞い上がったので、伏線の回収としては十分だった。

直接、日向坂46の楽曲では「青春の馬」が好きです、と伝えられたので満足。

回収まで3年。長いけど素晴らしい伏線だった。

連載もお読みいただけますよう、何卒よろしくお願いいたします。

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仁尾智(におさとる)
そんなそんな。