猫と寝床
右に妻 左には壁 胸に猫 枕元に猫 股ぐらに猫
最近、朝晩そこそこ冷えるので、毛布を出した。
寒くなってくると、これまで床や猫タワーで寝ていた寝室組の猫が、ベッドに集まってくる。
寝室組は現在5匹。それもみな重さも幅もある立派なデブ猫である。
要するに、狭い。毎年、寒くなってくると、寝場所の確保が熾烈になる。我が家の基本ルールは「早い者勝ち」。
少し夜更かしをして寝室に行くと、「寝場所が……ない」ということになる。
猫の間を縫うようにして身体をこじ入れ、そのまま長時間不自然な体勢で寝ることを強いられる。理不尽だ。
バスケットボールをしていた十代の頃から腰痛持ちなのだけれど、最近「実は猫と寝ることが腰痛の原因なのでは……」と疑っている。そういえば妻も腰痛持ちだ。
だからといって、猫と寝ることを辞めるわけではない。手を伸ばせば、いや伸ばすこともなくそこに猫がいる。
辞められるわけがない。
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そんなそんな。