見出し画像

カカというねこ③

先日、肝臓癌と診断されたカカについての話をお伝えしましたが その後のカカの話です。

あのまま食べなければ おそらく2週間ほどで亡くなるであろう予想でしたが うれしいことにカカはいろんなモノを少しずつ食べ始めたのです。急激に痩せて背骨がものすごく出てきていたのですが、最近は少し体重を取り戻しているように感じます。うれしい誤算です。

前回の診断後、治療はしない、と決めて残りの日々を おいしいもの食べて穏やかに、と考えた私たちは 今まであげたことのない 食べやすそうで おいしそうなおやつを色々取り揃えてみました。まずはおやつで食欲を取り戻してもらおうと思いました。するとカカは好みはあるものの少しずつ食欲を取り戻してきます。Dr.からもお刺身とか きっと好きだと思う、とアドバイスされていたので お刺身も少しずつあげてみました。日々そんなふうにして少しずつ食欲を取り戻してきました。すると日を追うごとに好きだったカリカリも食べられるようになってきました。以前のように 撫でてもらいたくて私達のそばにもくるようになりました。これはホントにうれしいことでした。まるで元気な頃と同じように過ごしています。このまま少しでも長くこんな日常が続くといいな、と思っています。

老猫2、老犬1と暮らしている私たちですが、死というものはいつか来る、とわかってはいましたが どこか抽象的で現実感がなかったけれど 今回の診断で もういつ亡くなってもおかしくない年齢なのだ、ときちんと感じる事ができたように思います。どの子も高齢なので この子たちにとっては残りの日々 1日1日が どの日も大切なんだと改めて感じました。もちろん私達にとっても、です。カカは それをお知らせしてくれたんだな、と前向きに捉えて日々を丁寧に暮らそうと思いました。中高年の私達のためにも。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?