私について

若い頃から 浮気性の夫と一緒にいる私は 夫が浮気している時には すぐに気づいてしまう、という特技がありました。なんかわからないけども日常に違和感を感じてしまうので、その違和感を集めて問いただす、という繰り返しでした。また夫も緻密に計算するタイプでもないので こちらが本気で探せば さまざまなボロが出てしまっているのでした。

まあ人として たとえ 夫の事を もうどうでもいい人、と思っていても 浮気されるのは気分のいいものではありません。最終的に まあ いいか、とは思うものの浮気された時のイライラした嫌な気持ちを考えると いまだに夫をどうしてやろうか、と復讐心のようなモノが 頭の中の大部分を占めるのです。すると 浮気性の夫を許し続けてきた事を ああ、やっぱり私は間違っていたのだろうか?と思うわけです。。エンドレスループに はまります。何度 夫の死を願った事でしょう。。今でも正しいのか さっぱりわかりません。けれど 今まで許してしまったので 今さら怒って別れるほどでもないし、と思ったりもします。ここで別れたら今までしてきた我慢が無駄になるような気持ちさえします。 もう自分の人生を正しかった、とするには このまま夫と共に暮らして 尽くしてもらうしかない、と考えています。晩年はいい夫だった、という事実が欲しいのです。切実。。

まあ、現在のところ ほどほど「いい夫」ではあります。もちろん些細な言葉でイライラする事はあります。その都度 いろんなこと思い出して 怒りが大きくなったりするのです。また無限ループの始まりですが なんとなく 乗り越えています。限界を越えれば いつだって別れたらいい、とも考えています。そして変わらず夫の死を願っているのでした。。


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