見出し画像

生きやすいですか?

人と気軽に話したり付き合えるようになったのはいつ頃からだっただろう。
10代や20代の若い頃はなんだか生きにくかった。
人見知りだし、バリア張ってたし、人からどう見られてるかを常に気にしていたし。

若い女性は少なからずみんな同じような“生きにくさ“ってあると思う。
それは異性から見て恋愛対象になるってこともあるし、嫉妬や妬みの対象やエロの対象にされることが大きな原因だと思う。

すれ違う赤の他人から受けるねっとりした視線や突き刺さる視線は、嫌でも見えない壁や鎧で自分を守らざるを得ない。
若いってそういうことだ。

今やもう若くはないのでとても自由で生きやすい。
人の目を全く(ではないかな?少なくとも異性の目を)気にしなくなって、逆に「あぁ、若い頃ってめっちゃ生きにくかったな」と実感する。

付き合う相手が今はほとんど年下というのもあるけれど(付き合うっていうのは男女の関係という意味合いではなくて人として)、非常に気楽だ。

相手はそれなりに年上の私を気遣ってくれて敬ってくれて、しんどい部分もあるかもわからないけれど、私的にはとっても楽ちんなのだ。

それは、今やもう見栄を張ったり気取ったりしなくていいという気楽さもあるし、自分がどれだけダメな人間かをわかっているから。

人は自分の弱さを受け入れて初めて、人と真に付き合えるのだと思う。

自分が自分のままでいいと思えて初めて、他人と素直に向き合えるのだと思う。

それができないうちは、きっとしんどいし本当の自分を曝け出すことはできないんじゃないかと思う。

人から弱い部分を見せられると、一気に打ち解けることってないですか?

あれ、安心するのよね。あぁ、自分も弱い部分を打ち明けていいのかな、って。

そうするとお互いに素直に話せるし、深い対話ができるんだと思う。

それは若い頃には結構ハードルが高いことなのかもしれない。
自分的にはそうだったよね。
というか、自分の弱さに気づいていなかった、ってことも大きい。
「私は強い。誰にも負けない。弱さを見せてはいけない」って思ってたし、本当に人に甘えるのが下手だった。
今でも下手だけど。

自分の弱さやダメさを見つめて、それを認められるととても気が楽になる。
「私こんなにダメなんですよ。こんなに弱いんですよ」と人に言葉で伝えられたらもっとずっと楽になる。
そこからしか発展しない関係性ってある。だから若い頃って人と浅い関係しか作れなかったのかなって思う。

今は自分の弱さもダメさも、人に素直に言える。
だから甘えられるし助けてもらえる。
そうすると、とっても生きやすくなる。

生きやすさは自由と結びついている。
自分がとても自由になれるのよ。
こんなふうに生きたかったんだと気づくことができる。
そして、周りの人の愛に気づく。

周りの人の愛に気づくと、感謝の気持ちが生まれる。
若い頃には感じなかったこころ。

感謝の気持ちは循環させたくなる。
人に伝えたくなる。
だから人に何か役に立つことをしたくなる。
自分には何ができるんだろうと考え始める。
自分の使命を考え始める。

それが“生きる“ってことなんじゃないかな。
なんて、ようやくこの年になって思ったりしている。


#交換日記 #生きる #生きやすさ #気づき #使命 #エッセイ



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?