「人生の2周目」頑張るぞ!
昨晩は2ヶ月ぶりにオンラインサロンを開催しました。
随分と長く休んでいた感がありましたが、集まってみると親しみのある顔ぶれがずらりと並んで一瞬でほっこり安心しました。
タカーシーさんもつい最近メンバーに加わって下さいましてありがとうございます。昨日で「大人相談会」は第32回目を迎えることができました。
2021年の春からですから、2年半を超えたんですよ。
あっという間だった気もするし、ずいぶん遠くまで歩いてきた気もします。
でも、昨日の会で感じた『安心感』はこれまで続けてきて、皆さんとの関係性を大事に育んできた証だと実感することができてとても幸せでした。
続けることが苦手な私がここまで続けてこれたのは、言わずもがな私の力ではないんです。この交換日記と同じですね。一人では絶対に無理。コミュニティは皆さんがいてくれるから、交換日記はタカーシーさんがいてくれるから、楽しんで参加してくれるからこそ続けて来れたんです。
今読んでいる本がとても面白くてね。齋藤孝先生の『人生は「2周目」からがおもしろい』というタイトルなんです。そしてサブタイトルが「50から始める、“知的向上感”の育て方」。このサブタイトルに惹かれて買いました。
50からが「人生の2周目」だというのです。
確かに、50を過ぎた頃、何だか色んなことが “あぁ、もう自分には当てはまらないな” とか “もうそんなに頑張れないな” みたいな、社会に対する一種の “疎外感” のようなものを感じたのを思い出しました。寂しさもあったし何事に対しても諦めに似た感情が強くありました。子供も無事に成長し、たくさんの経験をしてきた自分の人生はもうこれ以上はそんなに大きな変化もなく、新たな楽しみや伸び代がなくなったことを実感したんです。それは今から思えば身体の衰えからくる精神的な萎縮のようなものだったと思います。もうお腹いっぱいで入らない、これからはゆっくりのんびり、しんどいことや刺激の強いことは避けたほうがいいな、と弱い気持ちが芽生えていました。
今回この本を読んで、まさにそういった大人たちが陥る“老人性鬱の前兆”の状態を知り、ゾッとしました。そして自分ごとに置き換えた時に、コロナ禍の真っ只中に始めたオンラインコミュニティを「あの時始めていてよかった!」と改めて思いました。あの時の自分、偉い!ようやった!と拍手したい気分です。
今でも鬱々とすることはありますよ。それは年々強くなる一方ですよ。以前は当たり前にできたことができなくなってきたり、忘れものが増えたり、サッと行動に移せなかったり。その度に落ち込むんです。あぁ、年なんだなぁと。でも諦めたくない。まだまだ楽しみたい。というか、ようやく自分の人生を自分のために使える時代に入ったのに、何もしないでただこのまま老いていくのを待つのなんてつまらない。これから先は自由な時間を存分に自分のために生きてやろう、と思い直しました。
鬱々しながらですからそう簡単にはいかないのですが、これまで続けてきたことが今の私を支えてくれているのは間違いないのです。50を過ぎてあのまま何も始めなかったら今頃は昨夜のように仲間たちと楽しい時間を持つこともなかったでしょう。そう考えるとまだまだこの先長い人生をどう生きるか、どう楽しむかを考えて、行動に移すことが賢明だと感じました。
それには一体どうすればいいのかって?
本に書いてあるのでどうぞ読んでくださいと言いたいところですが、一つ一番感じたことは、「心と身体を柔軟にする」ということです。
年をとると感情を顔に出さなくなっていくそうです。嬉しくても悲しくても、能面のように無表情で黙っている人が多いと。(特に老年の男性に多いそうです)
子供のように感情を出してごらんなさい、と。嬉しい時は笑い、悲しい時は泣き、驚いた時には「びっくりした!」と顔に出して声に出してみて、と。
そして身体を動かすといいそうです。心と体は繋がっていると言われますが、まさにそのようです。じっとして無表情のまま過ごしていると、どんどん老け込んでいくだけです。子供の頃を思い出して、自分の心に素直になって感情を態度や声に出すこと。好奇心を忘れず、興味の向くことに心を動かすこと。
そして「疲れ」と「だるい」は別物だと書いてありました。
だるいのは気(エネルギー)が滞留しているのだとか。身体を動かしてエネルギーを循環させ、汗をかいてスッキリすればだるさは抜けると。
確かに身に覚えがあります。更年期に入って「かったるい」がデフォルトになり、いつも身体がだるい。何をしたわけでもないのにだるくて仕方がない。
自律神経の乱れからくるあらゆる不具合はこのだるさに繋がっていきます。
そこから抜け出す方法は、「動く!」しかないのです。
動いてみると実は動けるんだと実感します。そしていつの間にかだるさが抜けていることに気がついたりするんです。おかしなものですね。
これからも鬱々としながらも心と身体を柔らかくしなやかに保つことを心がけ、人と話す時間を大切に、「人生の2周目」を存分に味わっていきたいなと思います。その中には “学び” も大いに含まれます。50を過ぎ、年を重ねた今だからこそ楽しめる学びもたくさんあるだろうと。タカーシーさんの毎朝の「論語の朗読」を拝聴するのもその一つです。この交換日記のフランス語も!
あぁ忙しい。そして楽しみです。
「人生の2周目」が一気に輝いてきました。
これからもどうぞよろしくお願いいたします!
それではまた。
*アーカイブはマガジンで読んでいただけます。
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