第12回 『大人相談会』 /「褒め称え合おう」part2
前回同様、『今の自分が持っているものを見つめ直し、人に披露することによって自慢し合い、褒め称え合おう!』というテーマでの第2弾。
このテーマでの参加希望の人数が、通常の定員人数の4〜5人を大きく上回ったため2回に分けました。今年から能動的、積極的な参加を促していることもあり、話したいことを提案し、参加したい時には手をあげるという方法を取り、より魅力的な集まりへと進化しつつある「大人相談会」。今回も語る気満々のメンバーが揃いました。さぁ、思う存分自慢しちゃってください!
趣味から始まった事が、その一途な想いからやがてその人のライフワークとなる。そんな魅力溢れる方々のお話は、ある意味人生哲学にも通じるものがあります。「好き」から始まるマエストロへの道は、凡人には到底想像がつかない険しくも厳しい道のりだった事でしょう。ところが、ご本人の口からは血の滲む努力や辛い経験談はほとんど出てきません。もちろん振り返ると、それを習得する過程においてしんどいこともあったでしょうが、ただひたすら楽しいから、そして好きだから、気がついたらここまで来ていた。と、みなさん軽やかに仰います。その中のお一人からは、その『好き』の成果としての産物となる貴重な作品を実際に画面越しに見せていただき、みんなで鑑賞させて頂きました。その物自体の美しさや素晴らしさもさることながら、まるで我が子のような愛おしさでその物を両手に包み込むようにして私たちに見せてくださるその方の表情のなんと豊かで美しいこと。私はその姿に魅了されました。あぁ、素敵な人生を歩んでこられたんだなぁと感動してとても幸せな気持ちになりました。好きなことを話している時、人は一番素敵な表情になるのです。語る笑顔が輝いています。次々と話を聞いているうちに、私は心の中で『みなさん良い顔してるなぁ』と、嬉しくて仕方がなかったです。
私もそうなのですが、このnoteというプラットフォームを、自分の「趣味の一つ」として捉えている人は多いと思いますが、中にはこの場所を自分のやりたかった方向性を少しずつ絞り込み、今後の活動の基軸にと考える方もいらっしゃいます。まさに生きることと直結した大切な場所。そこには新たな挑戦や希望が込められ、聞いているだけでこちらまでワクワクが止まりません。しかしそこは流石に「大人」だと感心するのですが、若い頃のように「これしかない!」「絶対ここで成功する!」などといった切羽詰まった悲壮感は皆無で、逆に楽しみしかないというような楽観的な余裕すら伝わってきてとても魅力的に感じます。あぁ、本当に好きだから続けてこられたんだな、これからも極め続けていかれるんだろうな、という安心感にも似た思いが溢れます。これこそが「大人の余裕」というものなのでしょう。
人に自慢したいことというのは、要するに自分の『好き』自慢なのかもしれません。皆さんの話を聴いていて、私はそう確信しました。
みんなそれぞれ自分の中で長年培ってきた「『好き』への想い」はこんなにも人を幸せにするのか、こんなにも感動を与えられるものなのかと改めて思いました。そこには愛が溢れています。そしてそれは語り終えた後の満足げな表情と、他の人が話すときの真剣に聴く姿勢にしっかりと現れていました。そんなみなさんの姿を画面越しに見ていると、ますます「大人っていいなぁ」と感動してしまいます。自分一人が満足することを目的とした『好き』ではなく、人と共有することで共感しあい、称え合い、褒め合うことで循環していく豊かな愛そのものです。
今回もとても楽しく、あっという間の90分間でした。回を重ねるごとにリラックス感も増していき、今後さらにみなさんのお話を深く掘り下げて聴く事ができるだろうと期待が増していきます。
参加してくださったメンバーさん、ありがとうございました!またお会いしましょう。
*『大人相談会』は随時会員募集中です!ご質問や入会希望の方はverdeのTwitterDMまでお気軽に!(@verde88988252)
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