第15回 大人相談会 / あなたにとって『美』とは? Part2
メンバーを変えて、前回に続いて同じテーマでディスカッションしました。
美の定義や感じ方は人それぞれ、一体どんなことに、どんな時にあなたは「美」を感じますか?
自然の中にそれを感じるという意見が多かった中、その感じ方のバリエーションの多さに私は感銘を受けました。
心が悲しみに打ちひしがれている時、身体が疲れて疲労困憊の時、無心で見上げた空の色に圧倒的な美しさを体感した人。それはいつもの見慣れた美しさとは全く違った種類の「美」であったと仰います。何が一体そうさせたのか。それは人間の五感をフルに使った豊かな感受性の成せる技だったのではないでしょうか。
人は何かを見て「美しい」と感じる生き物ですが、その感情は一部の心や狭い視野で感じたものと、五感をフルに使って感じたものとでは全く違った見方をするのかもしれません。
ある方は、嬉しいことも悲しいこともその感情の振り幅や揺れ自体を感じることが美しいのであって、同じ一線上のことだと仰います。これはとても高次元の思考で、一般的にはなかなか理解することは難しいです。嬉しいことと悲しいことが同じとは?綺麗も汚いも同じとは?
感触、匂い、温度、音、声、味、等々私たち人間は様々な感覚でたくさんの出来事をこの身に感じ、味わいます。それは脳内であらゆる感情として現れ、その気持ちを言葉や態度で表します。そのこと自体がもうすでに美しい。それこそが生きている証拠であり、人生の豊かさを実感することなのだと。
子供の目が美しいのは、疑いのない心で見聞きしたことが昨日より今日、今日より明日という具合に、毎日毎日少しずつ経験を積み重ね、リニューアルと更新を繰り返していくから。いつも新鮮な心で新しい物事を受け入れ、素直な心で自分の中に取り入れているからだと。(私の解釈が少し違っていたらすみません)
大人になるに従って知らず知らずに身に付けていく要らぬもの、邪念であったり偏見や嫉妬など、あらゆるバイアスを通した見方で人と関わっていたり、物事を見たりしていると、それはいつの間にか失ってしまうものなのかもしれません。いつまでも子供のような「美しい目」を持ち続けるのはとても難しいことですが、それは決して理想論ではなく、自分の心持ち一つで可能なのだと改めて思いました。
かなりスピリチュアルな内容に、覚醒したような感覚になってしまいました。これもまた、生きていることを実感するという美しい体験なのでしょう。
大人相談会に集まるメンバーは当たり前ですが皆さん大人です。話はどんどんいろんな方向へと発展し、年齢なりの悩みや気づきに驚いたり身につまされたり。大笑いしたり感心したり感動したりしながら彩り豊かな時間が流れます。年齢と経験の積み重ねで感じる「美」への解釈の広さと奥深さに、人生の豊かさを実感しました。
ある方が真意を述べられたので最後にここに記しておきたいと思います。
「 『 Life Is Beautiful 』 そう、人生は美しいんです。」
味わい尽くしていきましょう。人生の美しさを。生きてることは美しい。
ご参加いただいたメンバーさん、ありがとうございました。
*「大人相談会」は今回からGooglemeetで開催してまいります。Googleアカウントがあればどなたでも無料で参加可能です。随時メンバーを募集しています。ご興味のある方はverdeのツイッターDMまでご連絡くださいね。お待ちしております。
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