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学生最後の日、私は大人になる事について考えていた。

学生最後の日に焦燥感と戦いながら書いた、戯曲と読んでいいのかもわからない文章です。
文末に書いた文章があらすじにもあとがきにもなるような気がしたので、載せておきます。

もし興味が湧いたら、お目汚し失礼しますが、覗いてみてください。

私は、本日をもって、
小学生から大学生まで続いた、学生の私を卒業します。
沢山の「私」への決別であり、
沢山のイマジナリーへの決別であり、
なんでもない鈴木菜々と、あなたとの約束です。
あなたといた日々が、
あなたといた意味が、
ずっとずっと、そのままの形で残り続けるように。
それは、「私」とあなたにかける呪いかもしれないけれど、
傷つき、傷つけたことは消えないけれど、
沢山の「私」たちと、あなたとの約束を残して、
どこかの誰かにとっては、
毎日ディズニーランドに行ってるくらい幸福かもしれなかった「学生の日常」という幸せを遺して、
私たちは学生を卒業します。

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