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もっともっと下手にやろう

他人に対して「正直」に振る舞うことは、結構苦手な方だ。自分の考え、行動によって相手がどう感じるか?をマイナスに考えてしまい、行動に移すことができなかったりすることも多かった。

周りの雰囲気がどこか暗い時に、何か明るい事を言わないといけないよなーと思いながら、何も面白いことは思い浮かばず、結局行動できない、みたいなことも多い。

そうなったときに自分に言い聞かせることをまとめた。

人間関係で傷つかないことが目的になっている

そんな状態になっているときは、大体「その行動で相手から嫌われるかもしれない」「レベルの低い発言をしてしまったらバカにされる」といったことを想像し、行動できていないんだと思う。

そして、「行動しない」ことの積み重ねは、自分自身に不満をためていく。しかし、「行動する」ことに対する不安に勝てない。楽して自分を変えることができないかと考え、自己啓発本などに走る。しかし、自分の行動は変わらない。

つまり、「不満→楽して自分を変える方法を探す→変わらない」を繰り返し、自分に対する不満をためていく。

こうなってしまう要因のひとつは、書籍「嫌われる勇気」にもあるように、「人間関係の中で傷つかないこと」を目的にしてしまうことがあると思う。それによって、誰からも認められる存在を意識して、それにそった行動をしないといけないと考える。

しかし、その姿は大抵、現状の自分との乖離が大きいものだ。それでも、自分の行動は、理想的なもので表現したいと考えてしまう。

もっともっと下手にやろう

そんな自分を変えるために、「想像の中で生きない宣言」をしたい。

「もし、〜〜なことを言ったら、反応はどうなるのだろうか?」みたいに想像しても、実質自分の考えは何も変化しない。

自分を現実世界に表現して、反応を受けることで、自分の血肉になっていく。だから、最大の敵は、自分自身だということを肝に銘じて、自分自身の小さな一歩の積み重ねていく。相手にどう思われるかなどは、自分を守ろうとしているだけなのだから。

そして、自分の「正解」という型を外す。「こうならないといけない」「こうあるべきだ」ではなくて、「正解は分からないが、自分はこうしたい」と考える。たとえ、そこから生まれた一歩が、周りからしたら下手だったりしても、それでいい。

誰かより上がいいと考えてしまうのは、無意識に基準の中に身を置いてしまっている。そして、誰かより上だったら自信が生まれるという考え方になってしまっている。

周りと比べた時に、自分の欠けている部分を気にしてしまうかもしれない。でもそれは、「こうじゃないといけない」という基準に縛られている。欠けている部分を突き詰めていけば、それが自分自身のユニークさに変わるかもしれない。また、欠けた部分があるからこそ、長けている人とうまく組み合わさって、これまでにない価値を発揮できるかもしれない。

人は往々にして、相対的な軸(売上、年収、見た目)で自分を捉えてしまうものだけれど、それはあくまで一つの指標であり、目的にはしたくない。自分の絶対観(意志、情熱)に従って生きることが大切だと感じる。


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