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徒然ではない図書館司書~レファレンス編⑧ 「この漢詩が載っている本ありますか?」

このレファレンスはいま考えれば、時間がすごくかかると先に言えば良かったと思った。

レファレンスというのは個人差があって、それぞれのスキルで対応時間が変わってくる。

なので、来館者から

「どのくらいかかりますか?」

という問いかけに、正確に答えることはできない。

なぜなら人間の力でやってるから。機械みたいにぽーんと答えが出てこない。

図書館は実は便利なようでいて、とても不便な場所なのだ。

時間が許せばいいだろうが、まあいってみれば大きな病院と同じだ。ひたすら待たされる。

でも司書は遊んでいないのである。必死に探しているのだ。職場の人間に心当たりはないかなど、手を尽くして探すから当たり前だがすごい時間がかかる。

私のこれまでのレファレンスでは省いていたが今回のは実際に起こっている、病院なみに待たされる理由のひとつだ。

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