四羽鴉-序-|2023.1.14
世界がコロナの存在を認識し始めた頃
アマチュアミュージシャンの生活は一変する。良くも悪くも当たり前のようにステージに立っていた。そのステージがなくなってしまうかもしれない。悪い意味でその影響をもろに受けて自分たちの無力さを痛感した。
1通のLINEから始まる
長濱くん(のちに当イベントの発起人)が何の気なしに瓢箪山WINGを訪ねる。そのときにMikoさんとコロナの話になり今後のライブの話になり、いろいろ話をしているうちにイベントをすることになる。Mikoさんから、俺とブラックテイルに。そして俺から奈良竜太に連絡が回り瞬く間にイベントは形となる。
音を絶やさない
コンセプトは唯一の1点のみ。WINGから音を絶やさない。こんときだからこそ何かができる、というか何かをしなければならない。とはいえ大きな声で集客をできる状態でもなかった。なので、当初は配信をメインとしたイベントとして立ち上がった。それでもお客さんが誰も居ないなんてことは一度もなかったけども。
コロナ過で延期や中止にならない呪いのイベントに
緊急事態宣言や世間の諸々の影響をすり抜けてただの一度も延期や中止になることがなく先月11回目を無事に終えた。その代わりに次々と出演者を不幸が襲う。
奈良りゅう:左手負傷。縫うほどの怪我。
ストリートの黒幕:左肘骨折。
長濱くん:右足骨折。
現時点で無事なのはブラックテイルだけ。イベントを延期や中止にさせない代償として演者が不幸を背負うという呪いを受けてしまう。(のちに四羽と近しいミュージシャンも骨折などの怪我を負っていく羽目に)
2023年も引き続き物語は続く。