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観自在であれ
「こうでなければならない」と一つの捉え方に固執することが、すべての諍いの原因となる。
様々な可能性の中の僅かな一部分をもって人の有り様を断じることは、誰にとっても生き辛くなるだけ。
そういうこともあれば、そうでないこともあるという観点、決めつけず自在にものを見ること、
それを観自在という。
外部に見えるものは内部の投影であり、実はもっと別の見え方もあると気づくこと、
それが観自在。
長年写真をやってきて行きついたのは、自在にものを見る自由さを手に入れたいという境地。
そんな風に撮れたらいいなと思うのだ。
素人が使うような安物コンデジひとつで自在に写真が撮れたら、こんなにワクワクすることはない。