【ラッシュCS ベスト16】メガトンブロアー採用サーナイト(全文無料)
1. はじめに
こんにちは、こいわし(X: @s_koi9)と申します。普段はPTCGLの大会によく出没しています。この度、第16回ポケカカードラッシュチャンピオンシップにてベスト16となりましたので、noteを書かせていただきます。(CL東京前の公開であることから、マッチングは記載しておりません。)現状の構築はまだまだ未完成で、私自身のプレイングも未熟だと感じていますが、少しでも何かの参考になれば嬉しいです。
CL東京直前の投稿ということもあり、責任を持って予め結論を申し上げておきますが、ポケモンのどうぐ、特殊エネルギーについては、アンフェアスタンプ+改ハンやスイーパーなどで対策をしつつ、プレイングでカバーするのがベストです。余計なことを考えずにアンフェアスタンプを採用しましょう。
2. デッキリスト
アンフェアスタンプではなくメガトンブロアーを採用するにあたり、序盤の安定感や対アグロデッキへの耐性が低下する点が最も懸念されました。そこでボールを厚く採用し、大地の器3枚で山の圧縮をすることで、エヴォリューションから攻撃開始まで持っていきやすいように意識しました。
以下、特徴的な採用カードについて記述します。
・メガトンブロアー
対リザードンのミストエネ、ダブルターボエネ、ヒーローマントを一挙に対策したいという所から採用を検討し始めました。そもそも私はリザードン対サーナイトに関して、リザードン視点から
などの要因から、リザに有利がつく(はず)と考えています。(limitless上のデータによるとサナ有利のようですが…)
上位プレイヤーであればあるほどデヴォリューションやマシマシラのサイコトリップのような搦め手の対策は万全で、従来の構築ではサーナイト視点全ての対策を完璧に超えることはほぼ不可能であると考えていました。しかし、メガトンブロアー採用により、
などのようなプレイングを一切許さないことで、サーナイト側に強力な捲り筋を作ることができます。リザードン使いの皆様にリスペクトを持って申し上げると、これにデヴォリューション2枚を組み合わせることで、サーナイト側にやっと有利がつくかなという印象です。
(ゲームプランに検討の余地があって、終盤にデヴォリューションが絶対通るなら2枚は過剰説がめちゃくちゃあります)
その他、対ドラパ、ライコポン、ルギア、古代、コントロールなどでは使い道があり、相手の意識外から複数のポケモンのどうぐや特殊エネルギーを一気にトラッシュできるのはメガトンブロアーならでは強みです。
・デヴォリューション 2枚
主に対リザ、ドラパで使用します。単純に動きを止める、サイド落ちケアといった目的もありますが、相手がアメを使った返しに雑にデヴォリューションを使うことで、デヴォリューションの2枚目を察知させ、実質カースドボムの使用に制限をかけることができるのが強みであると考えています。
3. アンフェアスタンプとの比較
アンフェアスタンプとメガトンブロアーの比較について、各対面で考察します。
・vsリザードン
リザードン側は当然アンフェアスタンプ+デヴォリューションで止まるような脆弱な盤面で攻撃し始めるはずがない(そんなわけないよな?な??)と私はリザードン使いの皆様を信じているため、アンフェアスタンプがゲームを決める場面は少なく、前述の通りメガトンブロアーを詰めとして使うことで勝ち筋が広がりそう。
・vsドラパルト
リザードンより待ちのプレイをされることは少なく、特に生き急いでいるピジョドラパはアンフェアスタンプ+デヴォで大体終わる。メガトンブロアーはきらめく結晶、森の封印石、緊急ボードを割ることができるが、速攻性の高いダメカンばらまきに対し、クレセリアやマシマシラでの対策が必須。ネイティオドラパはアンフェアスタンプもメガトンブロアーもデヴォリューションも刺さりが悪いが、シェア的にあまりいないだろうということで、現状の構築では正直妥協してる。
・vsライコポン
メガトンブロアーで勇気のおまもり、ポケストップを割ることができる。デッキ単位で有利がついているため、アンフェアスタンプでもメガトンブロアーでも問題なさそう。攻撃開始ターンが遅れてそのまま負ける可能性を考えるとアンフェアスタンプの方が良いかも。
・vsサーナイト(ミラー)
アンフェアスタンプ一択。
・vsレジドラゴ
アンフェアスタンプだと不利、メガトンブロアーではガン不利。無理。一応ペパーからメガトンブロアーとエヴォリューションを持ってくることで、ジャミングタワーを割りつつ、エヴォリューションを宣言できる。
・vsルギア
カイナで2枚先行された返しに、アンフェアスタンプ+マシラ悪エネ張り+サナ押し付けで相手の手札にボス無いのをお祈りしていたのが、メガトンブロアーだと、バトル場にエネのついてないカイナを置きものにしながらサケブシッポでアーケオスを取るという犯罪ムーブができるようになる。
・vs古代バレット
アンフェアスタンプは当然手札干渉として強力である一方で、メガトンブロアーはブーストエナジー古代をまとめて割ることができ、マシマシラのダメカンばらまきの要求値が下がるほか、アタッカーをまとめて倒すことでターンを作りやすくなる。
・vsミライドン
メガトンブロアーは勇気のおまもり、森の封印石、緊急ボード、夜のアカデミーやゼロの大空洞を割ることができる。テツノカイナに2枚先行されたあと、次の相手のターンではボスが手札にないお祈りをしたいため、流石にアンフェアスタンプの方が良さそう。
・vsコントロール(カビゴン、ピジョコンなど)
コントロール系統はポケモンのどうぐや特殊エネルギーを多く採用する傾向にあるので、メガトンブロアーの刺さりは良い。アンフェアスタンプはほぼ腐ってた。
現状の結論としては、特定の対面においてパワーを発揮するメガトンブロアーに対し、アンフェアスタンプがカードパワーと汎用性に圧倒的に長けており、環境に合わせ追加でロストスイーパーや改造ハンマーを選ぶのがベストと言わざるを得ない。
4. おわりに
最後までお読みいただきありがとうございました。今回はメガトンブロアーを採用した構築を使いましたが、前述の通り課題が多く存在します。しかし、サーナイトのACESPECはアンフェアスタンプだという固定観念にとらわれず、メガトンブロアーやプレシャスキャリーなどの新しいアイディアを試してみるのも面白いのではないでしょうか。失敗だったらその都度修正するだけです。「失敗は成功の準備運動」って某スクールアイドルが言ってました。
この記事に関する質問・意見等ございましたら、私のX(@s_koi9)までお願いいたします。改めてありがとうございました。
私はCL東京には参加しませんが、全国のサーナイト使いの皆様が良い結果を出せるよう、心から応援しています。