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変わる!合志市~交通網再編に期待

昨日10月10日、熊本電気鉄道株式会社が運行する通称『菊池電車』の終着駅・御代志駅がリニューアルオープンしました。御代志駅は土地区画整理事業による駅前の再開発などに伴い、これまでの駅より東におよそ200メートルほどの場所に移設されました。新たな駅は、これまでの無人駅から有人駅となり、駅の前には以前に比べおよそ3倍となったバスのロータリーやタクシー乗り場がある駅前広場ができ、新たな交通の拠点となることが期待されます。今後、周辺には駅隣接の複合施設や商業施設が来年度中に開業予定であり、交通の拠点としてだけでなく賑わいゾーンとしても変貌を遂げていくようです。

そんな御代志駅は我が家から車で約10分と比較的近いところにあります。『菊池電車』の最寄り駅は三ツ石駅で歩いて20分弱ほど。自家用車以外で熊本市の中心部に向かう際は、我が家から徒歩3分のバス停を通常は利用していますが、朝夕の交通渋滞のピークの時間帯は、渋滞知らずの電車に頼る場合があり、一度積雪のために道路がスリップして使えなくなったときは、電車のおかげで無事に職場までたどり着くことができました。

そんな『菊池電車』をもっと利用してもらうだけでなく、熊本都市圏北部の公共交通網の充実につなげようと熊本市電との都心での結節ににチャレンジしたこともあります。結果的には、延伸する軌道スペースの確保が難しく、また熊本電鉄の経営難も重なり見送らざるを得なくなった経緯もあります。

沿線には住宅地が張り付き、御代志駅のある合志市は全国でも有数の人口増の都市。鉄道とほぼ平行している国道387号 (通称『飛田バイパス』)は慢性的な渋滞で、来年菊陽町に開業予定のTSMC(台湾積体電路製造)の影響は合志市に及ぶことは間違いありません。なので、この線路の活用は交通網の再編に必要不可欠です。1986年で廃止された御代志駅から菊池市の隈府までの復活を期待する声もありますが、鉄道だけでなく、北熊本スマートインターチェンジも御代志駅の至近距離にあり、新たな道路整備計画もあることから、それらと連動した熊本都市圏北部の交通拠点にすることが、さらなる成長の鍵を握っていると言っても過言ではないと思っています。

駅が生まれ変わることで、街が、地域がどのように変わっていくのか、期待して見守っています。

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