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歩きはじめた『子ども食堂』
7月28日付のnoteで紹介した『子ども食堂』、その後も準備は着々と進んでいます。
【地域への優しい眼差し〜子ども食堂】
https://note.com/s_kohyama/n/n81635bac111b
運営母体となる一般社団法人が設立され、建物の補修・リフォームに関して、かなり詳細な打ち合わせが進んでいます。肝心の厨房の設備やその配置、導線の確保についても、スタッフの一人の栄養士さんが中心となり、ほぼ固まったようで、いよいよ工事が始まることになります。それから、私は食べそびれてしまったのですが、試食のカレーライスも好評だったとのこと。楽しみながら、が基本のようです。
今日は、建物の外壁や部屋の壁や天井に絵を描いてもらおうと、Aさんに来ていただきました。Aさんは、やはり8月2日付のnoteで紹介した、私の友人が開設したクリニックの部屋や廊下の壁や天井に、とても温もりを感じられる絵を描かれた方です。
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【夢に向かって〜独立した友へ】
https://note.com/s_kohyama/n/n08c3484bfee0
Aさんはプロの画家や専門の業者さんではありません。クリニックの医師の仲間の配偶者で、クリニックだけでなく、医師の運営する他の施設も手掛けられています。私も見たことがありますが、どこも素敵な雰囲気を醸し出しています。来春オープン予定の子ども食堂は、民家をリフォームすることから、それがよさでもあるのですが、生活感が漂い、少し殺風景に感じられるかもしれない。子どもたちを中心とした多世代交流のスペースならば、「ちょっと立ち寄ってみようかな」と思わせるような外観と、中に入ってみると「自然と温もりの感じられる空間」にならないものかと考えていました。そんな矢先にクリニックを訪れ「こんな絵を描いてもらえれば!」と、ピンときたのです。
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今日はAさんに現場を見てもらい、子どもだけでなく高齢者やひとり親家庭など、地域の様々な人たちが自然と集まって交流する場といったイメージと、来春のオープンまでのスケジュール感とを共有することになりました。Aさんは3人の子育ての真っ最中。大変な中に「少しでもイメージに合った絵を」と、快く引き受けてくれました。これからリフォームが始まり、庭も外観も変貌を遂げていくことになります。当たり前かもしれませんが、今日も集まられたスタッフの皆さんはとても熱心で、楽しんでやっておられることが伝わってきます。
家庭や地域の中で孤立している人、孤独感を覚えながら過ごしている人は、決して少なくありません。そんな人たちが気軽に立ち寄れる場、お互いに何かを与え合う場、『子ども食堂』がそうした空間であればいいなと思います。実現するために、もっと色んな人たちを繋いで行くつもりです。いよいよ、ただのお手伝いではすまなくなってきました。