100年に一度の変革の要!?~EV・自動運転
スマホの出現によって、モバイルのパラダイムシフトが起こったように、EVや自動運転などの導入により、車がこれからどう進化し、私たちの生活や社会全体にどのような変化を及ぼすのか、期待しています。
車に関して、テレビでは相変わらず危険なあおり運転のにニュースが報じられ、朝夕の交通渋滞は大都市に関わらず、どの都市でも共通の課題になっています。特に今朝の首都圏のように、雪に慣れていない地域では、少しの積雪ですぐに交通がマヒしてしまいます。また高齢化や過疎化の進展により、地方における移動手段の確保は、生活を維持する上で重要な課題です。
そんな中、昨年暮れには、特定の条件下で運転を完全に自動化する「レベル4」に対応するための法整備が警察庁から表明されました。過疎地で無人巡回バスなどに取り入れることを想定し、2025年度を目処に全国40カ所以上での導入を目標とするとのこと。また、先日はソニーが本格的にEV市場に参入することを表明しました。テスラの参入が自動車業界に劇的な変化を生み出したように、今回のソニーの参入は、それ以上の変化をもたらす可能性があると期待されています。実際に「トヨタの脅威はテスラではなくソニー!」と言い切る人もいて、水素自動車に強いこだわりを見せていたトヨタも、今年を『EV元年』として、初の量産型EVの発売を表明。ソニーの存在は大きかったものと思われます。
この競争はEVとともに自動運転をも加速させることでしょう。冒頭にスマホの出現を例に挙げましたが、ソニーの参入はそれと同等以上に大きな変革をもたらすに違いない、と思います。ただし、その変革が、先述の高齢社会への対応や過疎地域における移動手段の確保など、待ったなしの地域課題の解決を加速させる手段として活用されることを願うばかりです。
ところで、全く個人的な話になりますが、半導体不足で納入時期の見通しの時期が全く立たなかった我が家の新車も、半年以上が過ぎ、ようやく来週納車される運びとなりました。残念ながらEVではなくハイブリッド車。販売価格の低減を期待しつつ、「次、買い換えるときはいよいよEVかなー」と、早くもそんなことを想像しています。