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《告知》展覧会「東北の画人たちⅡ」

はじめに

 皆さまお久しぶりです。オカヤマでございます。すっかり暖かくなり春本番といった感じですね。
 さて、今回は来月26日から始まる、杉本監修の展覧会「東北の画人たちⅡ~青森・岩手・宮城編~」についてご紹介します。

展覧会情報


展覧会チラシ

東北の画人たちⅡ~青森・岩手・宮城編~
開催期間:2023 年 4月 26 日(水)~7 月 10 日(月)
開催時間:8:30~17:00(ただし瑞巌寺入山は 16:30 まで)
会場:瑞巌寺宝物館(宮城県宮城郡松島町松島字町内 91)
拝観料:大人 700 円 小学生・中学生 400 円
※30名以上の団体、障がい者手帳をお持ちの方(介護者1名含む)の割引あり

【講演会】
2022 年 6 月 3 日(土)会場:瑞巌寺大書院 定員:50 名
▷13:00~13:50 八島伸氏(東北大学大学院文学研究科 博士課程前期 )
「仙台藩の学問所・養賢堂の絵画と東東洋」
▷14:00~14:50 杉本欣久氏(東北大学文学研究科准教授・本展覧会監修者)
「東北の狩野派画人と奥絵師・木挽町狩野」
▷15:00~15:30 座談会 「東北画人に関する研究の現状と今後の展望」
講師:寺澤慎吾氏(仙台市博物館 学芸員)
対談:寺澤慎吾氏×杉本欣久氏

アクセス
仙石線 JR松島海岸駅より徒歩10分
東北本線 JR松島駅より徒歩25分
※専用駐車場はありません。お近くの有料駐車場をご利用ください
〒981-0213 宮城県宮城郡松島町松島字町内91番地

↓瑞巌寺さまHP

https://zuiganji.or.jp/?p=10110

主催:東北大学文学研究科 東洋・日本美術史研究室
   (監修・指導 准教授 杉本欣久)
後援:青森県教育委員会 岩手県教育委員会 宮城県教育委員会
(敬称略)

展覧会概要

 江戸時代に活躍した東北6県の画家については、主に絵画制作を本業として一定の扶持や所領を拝領して大名家に仕える「御用絵師」、藩に所属して俸禄を賜いながら職務を遂行し、一方で余技として絵筆をふるった「武士」、さらに藩領の城下町や宿場町で生まれて画家となった「町人絵師」の3つに大別することができます。
 このような画家にスポットをあてた展覧会として、これまで公立の博物館や美術館などで個別に行われてきたものの、地域を広げて俯瞰的にみる機会はほとんどなかったといっても良いでしょう。そこで、東北6県の藩領に生まれ育った画家を広範囲に取り上げて「東北の画人たち」と銘打ち、2度にわたる展覧会を開催することとなりました。2022年には前編として「秋田・山形・福島編」、2023年には後編として「青森・岩手・宮城編」をご覧いただきます。
 これらの画家は「身分階層」と「出身地域」という2つの環境要因により、さまざまな感性や嗜好を育みます。ただし、決して一所にとどまるわけではなく、江戸や京都に出て修行を重ね、時には海外との窓口であった長崎にまで足を伸ばし、自らの殻を破るべく、より高みを目指す生き方を選びました。それゆえ、その絵画表現は決してローカルにとどまるものではなく、当時としては最先端かつ個性的な作品を残した画家も少なくありません。そこで本展覧会は、彼らの持つ地域性と進取の精神がどのように化学反応を起こし、絵画作品に結実したのかを紹介する機会といたします。

展覧会チラシ紹介文より引用

 今回の展覧会は昨年行われた「東北の画人たちⅠ~秋田・山形・福島編~」に続いて行われる後編になります。
 ここでは、青森・岩手・宮城にまつわる画家の作品をご覧いただけます。東北の地から花開いた文化を知っていただける機会となっております。
 私自身生まれは宮城ですが、美術史を学ぶまで、東北の画家で活躍した人々がいたことを知りませんでした。東北という決して恵まれていない環境から「美」を求めた人々に思いを馳せていただければと思います。

 また、私たち学生も今回の展覧会に向けて、ポスターや用語解説を作成しました。画家略伝や展覧会でお配りする用語解説などの学生が関わったものについてはすべて担当者の名前が掲示されています。学生たちの学びの成果もご覧いただきたいと思います。

↓展覧会にまつわる学生の活動について

さいごに

 ご覧いただきありがとうございました。追加の情報がありましたら逐次お知らせします。それでは、多くの皆様に足を運んでいただけると幸いです。

【参考】
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