【cluster】ワールドPVのススメ
(暫定)バーチャルワールドクリエイター in clusterのかわしぃです。
バーチャルSNSに類するサービスはいくつかありますが、僕はいまのところclusterを拠点にワールドを制作しています。clusterを使っているのはワールド制作に使用するUnityの入門編として丁度よかったのと、イベント特化型のサービスであるということからです。
今回はイベントではなくワールドについてのお話。
”ワールド”とは?(clusterの場合)
clusterにアップロードした3D空間にはワールドとイベントの2種類の使用方法があります。そのうちのワールドは自作した3D空間を常設し、clusterユーザーなら誰でも好きな時間に出入り可能にしたものを指します。
コミュニケーションを楽しむもの、ゲームを楽しむもの、写真を撮って楽しむものなど様々なワールドがあります。私と同じくバーチャルワールドクリエイターとして活動していらっしゃる方なら誰しもが考えることとは思いますが、せっかくワールドを公開するならば多くの人に訪れてもらい、遊んでほしいものです。しらんけど。
ちなみに僕がワールドを作るのは、自分が見たいor遊びたい場所を自分で実現したいからです。大いなる自己満足のためです。そこに誰かが訪れて遊んでくれていたら、それはそれでまた面白いからです。多くの人に訪れてほしい、というのもそれは結局私がそれを面白いと感じるからです。しらんけど。
訪れてもらうために…
自作のワールドを自分以外の人にも使ってもらうためには、結局何をしたらいいのかというと。自分が意識していることは以下の3つ。
・相手の立場で考える
・軽量化
・情報発信
1つ目は相手の立場で考えること。使いづらい、見づらい、うるさいなど不都合があるとワールドとして居心地が悪くなります。自分にとって使いやすくするだけでは配慮が足りない場合もあるので、clusterでは特にスマホユーザーの挙動やVR環境等に詳しくない人でも遊びやすく感じられるよう配慮する必要があります。自分が普段テキストチャットしかしないなら、マイクを使うユーザーにとってどうなのか。普段VRを多用するならば、PCでの使用感はどうなのか…。また、clusterでは一定以上の傾斜がつくと、登るのにジャンプ操作を必要とする場合があります。ジャンプ操作は煩わしくないか?それを解決するためにはどうしたらいいか?などなどそんな感じで考えていきます。が、「相手の立場で考える」といいつつも結局の所それが自分がワールドを使うときに都合よくすることにもつながるので、結果的に自分のためにやっているようなものです。
2つ目は軽量化。clusterは珍しくスマホでも使えるバーチャルSNSですので、できたらスマホでも軽快に動くワールドであって欲しいです。なぜなら私がPCもVRも立ち上げるのがしんどくてスマホを使いたい場面が多々あるからです。データ量、描画処理量などを軽くするように心がけると、なんと私が喜ぶので軽量化を心がけています。気がついたら他の人も助かっているそうです。しらんけど。
3つ目は情報発信。clusterは現状、WebやアプリUIのデザインからみても、ワールドへの情報経路が長すぎます。よってユーザーが求めるワールド情報を得られにくい環境にあるため、もしも多くの人に自分のワールドの存在を知ってもらい、アクセス数を上げるにはクリエイター自ら「私のワールドはここにあるよ!」と情報を発信し続ける必要があります。方法としては「サムネイル画像」「SNSでの発信」「その他」があります。(かわしぃ談)
サムネイルはわかりやすいですね。「アイキャッチ」とも呼びます。ブロガーさんやYouTuberさんはよくご存知だとは思いますが、これの作り込みでクリック率が天と地ほどの差が出ます。もしも自分のワールドをもっと多くの人に知ってほしい!と願う場合は、クリックを誘導しましょう。まずはそれからです。もちろん、相手の立場で考え、「果たしてクリックしたくなるサムネイルなのか?」を問い続けましょう。また、SNSでワールドURLを拡散するのも有効です。検索機能のない公式サイトからわざわざ一生懸命探すよりもワールドに直結します。このあたりに関心のある方は「SEO」とかで検索して出てくる項目などを調べてみるといいかもしれません。
そして「その他」。今回のメインのお話となります。
文字より画像、画像より動画
人間は、思っているよりも「文字を読む」ことに対するモチベーションが高くはありません。私もこの文章を書きながら、全ての文字を読了していただけるとは考えていません。単語単語を飛ばし飛ばしで認識しながら、画像でそれとなく情報を補完してもらうように文章と画像の並びを構成しています。気がついていましたか?(画像はわりと話の内容とは関係ありません…)ずっと文章が続くよりも、空白や画像を挟むと少し気持ちが和らぎます。読み手のことも考えながら文章を考えている…、つもりのアピールでした。すみません。
さて、なぜそんな話をしたかというと。clusterのワールドURLにアクセスすると、ワールドの説明欄があります。が、ほぼ読まれることはありません。確実といってもいいかもしれません。先程も記述したように、現代の人間は「文字を読む」というモチベーションがとても低いからです。バーチャルSNSという面白そうなコンテンツが目の前にぶら下がっているのですから尚更です。そんなん読んでられっか。早よデータ読み込むぞ!という気持ちはとてもよくわかります。
しかし、そんな勢いでワールドに入室したところ…
何をしたらいいかわからんワールドだった。あそぶのやーめた。
ということがよくあります。
これを防ぐためにはワールド入室前にワールドの使い方や過ごし方、イメージなどをユーザーにインプットさせる必要があります。そこで私が始めたのが「ワールドPV」を作ること。SNS等と組み合わせ、ワールドURLだけでなく動画を添えてあげることで入室する前にワールド内の様子を見せて、ユーザーがこのワールド内で何をするべきか。何を見たいのか。それをイメージさせてあげる必要があるということです。
少しはワールドの雰囲気が伝わったでしょうか。このPVの作り方に関しても、いくつか心がけていることがあります。起承転結の構成やカメラワークなど考慮するべき点が色々ありますが…それはそれで別の機会にて。
まとめ
つまるところ、自分以外の人にも使ってもらいたい気持ちがあるときは、もちろんその自分以外のことを考えることが大切ですが、それだけではまだ足りません。色々な角度から情報発信を続けることがとても大切です。と、私は考えていますが、あなたはどう思いますか?きっといろんな考え方がまだまだあると思います。
なお、今回のカバー画像や差し画像で使っているワールドはこちらです。
6/18~6/24の週間の人気ワールドにも選出していただきました。ありがたい。
きれいなのでぜひみてってね~