夫の転職で悩みの半分くらいが解消したこと
夫の転職が決まった。来月から新しい職場で働くことになる。
これがもう、嬉しくて嬉しくて、嬉しくてたまらない。
というのも、夫の転職のおかげで私の悩みの半分くらいが解消される(見込み)だからだ。
ワンオペがしんどい。夫の健康が心配。
悩みには大きく分けて2つある。
自力で解決できるものと、ひとりじゃ解決できないものだ。
往々にして後者の方が悩ましい。
他人はコントロールできないし、環境から抜け出すのには大きなエネルギーや他者の助けがいるからだ。
私の具体的な悩みはこんなところ。
・ワンオペがしんどい
・平日働きつつワンオペして、週末もワンオペするのしんどい
・夫のシフトが過酷すぎて健康が心配
・夫が趣味の自転車に乗れてなくてつらそうなのが心配
・マミートラックつらい
・手に職をつけたい、稼ぐ力が欲しい
・始業時間が早すぎてフルタイム復帰が困難→いつ転職するか(時短は3歳まで)
夫は介護の仕事をしていた。24時間365日稼働している施設なので、夜勤もあるし土日祝日も仕事が入る。
慢性的な人手不足で休みが少なく、夜勤からの日勤などもザラ。盆暮れ正月も働いていた。祝日という概念はない。
そのうえ、たまのオフでも容赦なく仕事の電話がかかってくる。
あまりにも良くかかってくるので、電話を奪い取って「それは今電話で話さないといけない案件ですか?」「貴重な家族の時間を邪魔するんじゃねーーーー!!!」とブチ切れる妄想を何度もした。
かろうじて未遂で終わってよかった。
夫は介護の仕事自体は嫌いではなく、適性もあったようだ。ただ、シフトがきつく、給与も低い。
それでも、家族のために、私たちのためにとても頑張って働いてくれていた。
ただ、歪みも大きかった。
趣味の自転車レースで段々結果を出すのが難しくなり、せっかく買った120万の自転車を落車で失った。
妻である私はひとりで家事や育児を回さざるを得なくなり、疲弊する日々。
夫は家事も育児も積極的にしてくれるけれど、家にいなければどうしようもない。
可愛い可愛い子どもと、触れ合う時間もない。
そこで一念発起、転職を決めてくれたのだ。
二人三脚の転職活動?
夫の転職が自分の幸福に直結していたので、私も転職は大歓迎。
転職活動もサポートする!!!と言っていたが、実際には、面接の日の朝に寝坊して息子の保育園への送りを急遽お願いしたり、ポートレートづくりの参考になればと送った記事は「既に読んだよ」と言われ、特に……ほとんど……役に立たなかったようにおもう。
証明写真を撮るのと、服のアイロンがけと、ヘアワックスを貸したくらい……かな。
アイロンは数年ぶりにかけたよね。名前シール貼る目的じゃなくてちゃんとシワを伸ばすために。あれは頑張ったかも。
でも私の頑張りなんて些細なもので、過酷な労働環境の中、提出書類を準備し、応募し、夜勤明けに面接を受けまた夜勤へ行き、貴重な休みを転職活動にあてていた夫はすごく頑張っていたとおもう。
結果、見事内定をとってきた。
来月からデザイン系の仕事に就く。
転職が決まって元気になってきた夫
介護職からデザイン系というとなんだそりゃな感じだが、元々グラフィックデザインを学び、最初の職場ではそういう仕事も多少していた。
とはいえ紙のデザイン実績はないし、デザイン会社に勤めた職歴もない。そんな30代によく内定が出たなと思う。
本当に、ありがとございます。
元来クリエイティブな人だと思うので、活躍してくれればとおもう。
転職先は、完全週休二日制、土日祝日休み。
デザイン会社としては帰りが早い方らしい。
このフレーズを聞くたびに、業界としてどんだけ長時間労働なんだと恐ろしくなるが……。
夫からは既に「祝日があるんだよ!?すごくない???」という名言をいただいている。
もちろん夜勤もないし、出勤時間が毎日大きく変動することもない。
おかげで「ワンオペつらい、夫の健康が心配、夫が趣味を楽しめてなくて心配」という大きな悩みが解決される見込みだ。
ついでに、転職先は始業時間が遅い会社だったので、私の「始業時間が早すぎて保育園へ寄ることを考えるとフルタイム復帰が困難」という問題も、夫が朝の送り担当となればひとまず解決するかもしれない。
本当に、ありがたい転職だ。
転職が決まってなんとか有給消化をもぎ取った夫は、久しぶりに自転車に乗り始め、息子と楽しく過ごし、しあわせそうだ。
実は身体中に湿疹が出ていて心配していたのだが、それも消えた。
休みに入った途端、毎日自転車に乗るようになり、今までは割とビーフジャーキーのような筋肉だったのが、最近はなんだかふかふかしている。
「ツール・ド・おきなわの半年前までに転職しなきゃ!」(有給使って参加するために)と言っていたほどの自転車好きなので、実現できてよかったね。
そんなこんなで、今、じわじわと夫と私の幸福度が上昇している。
新しい職場に移っても、また新しい悩みは生まれるだろう。生活の調整も色々必要になる。
それでも、夫が夜勤のない生活を送れ、毎朝家にいて息子の登園準備を手伝ってもらえるというだけでものすごく嬉しい。
なにより、家族のために、転職という道を選んでくれた夫に感謝し感動し感嘆している。
まぁ、なにより自分のための転職だったんだろうけど。
毎日「疲れた」と言いつつも楽しそうにペダルを踏んでいるので、「自転車どう?感覚戻ってきた?」と聞いたら、「自転車漕いでる時の自分が本当の自分だとおもう」と答えた夫に幸あれ。
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