見出し画像

褒め上手になるコツ

以前こんなnoteを書いたのですが、この中の「自分で自分を褒める」というのは、結構難しいんだろうなと思います。人を褒めるのも、苦手な方はいるかもしれませんね。
実は私は褒めるのは得意な方で、職場の後輩にも「かおるさんはいつも褒めて欲しいところを褒めてくれるから嬉しくなってしまう…!」と言われたことがあります。元気に働いてるかなぁ。そこで私の考える褒め上手になるテクニックをご紹介します。

62点のテスト理論

ここに62点のテストの答案用紙があるとします。
貴方はどうやって褒めますか?3秒くらい考えてみてください。私だったらこんな感じです。

・江戸の文化の項目は満点じゃん!
・ってゆーか字が綺麗だね
・あと名前の響きが素敵だね
・解答欄、全部埋めてあるのすごいじゃん
・とっても丁寧に記入しているね
・裏面に書いてあるラクガキ、味があっていいね
・この難しい漢字書けてるのすごいね
・この難問は答えられてるの、すごい!
・ちゃんと正しい答え書いて見直してるね偉い
・つるつるしたなんともいい紙だね
・このテストで折った飛行機、めっちゃ飛ぶね!

とりあえずこんなところですが、いかがでしょうか。考えてみると案外浮かぶものです。

すべてのものは褒めるに値する

思うに世の中のすべてのものは、この62点の答案用紙みたいなものです。要するに、完璧ではありません。でも、充分褒めるに値します。どこかしらに良いところがあるからです。
褒めるのが苦手、という方は、褒める基準が高すぎるのかもしれません。まずは、完璧でないと褒めるに値しない、という思考を捨てましょう。すべてのものはいい面も悪い面もあり、凸凹しています。でも確実に良いところもあるということです。

ぐるぐるあらゆる角度からみてみる

褒めるには、とにかくよく見ることです。先ほどのテストで言えば、点数だけじゃなく、部分的に満点とか、答える丁寧さとか、字とか名前とか、果てはラクガキまで。そのうち紙としての性質の方に着眼点が飛びました。
62点のテストをぐるぐるぐるぐる、あらゆる方向から舐め回して、良いところを探します。こじつけでも良いのです。褒めるに値するものだと思って必死で見れば、褒めどころが浮かんでくるものですよ。

観察し続けるとこだわりがわかってくる

例えば同じ人を毎日観察するとします。最初はこじつけでもいいので褒められる所を探し続けていると、何度も同じポイントが出てくることがあります。
それはその人の、とっても素敵なところ。もしかしたら、本人もちょっと得意だと思っていたり、こだわっていたりする点かもしれません。
そういう所を褒められると、嬉しいものです。
観察を続けて「いつも◯◯だよね」とか「よく◯◯なところ、素敵だなぁと思ってたんだ」等と伝えてみると響く褒め方になります。

表現には注意

「やればできるじゃん」「意外と◯◯なんだね」というのは、褒めるようで褒めていない表現です。言われた人は、元の期待値が低かったんだな、と受け取ります。全く褒められた気がしません。さらにもしそれが、本人が自信を持っている部分だったら最悪です。この人は自分のことをたいしてよく見てないんだなと思われますし、言われた人を傷つけます。
褒める時は表現に注意が必要です。
余計な言葉をくっつけずに、ストレートに褒めましょう。

それでも上手くいかないときは

それでもなんか上手くできないなぁ、という方はとりあえず「ありがとう」を多用してみることをおすすめします。
「褒める」というより、「ねぎらう」の感覚で始めてみましょう。
なんでもいいです。資料用意してくれてありがとう、お皿洗ってくれてありがとう、今日も元気でいてくれてありがとう。少し世界が回りやすくなるかもしれません。自分も気軽にねぎらいましょう。「今日もよく生き延びた!やったー!」

そんなわけで、みなさん、今日もお仕事お疲れ様です。いつも頑張ってくれてありがとうございます。時々noteを覗いておもしろいことないかなーって探している貴方も素敵です。
最後まで読んでくださって、本当に嬉しいです。ありがとうございました!

#エッセイ #褒める #褒め上手 #褒めるコツ #ねぎらう #労う #褒め殺し #人間関係 #自己啓発

ここから先は

0字

¥ 120

サポートいただけるととても嬉しいです!よろしくお願いいたします。