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嫌いだったオンライン飲み会

実はもともと、オンライン飲み会が嫌いでした。

普通の飲み会もそんなに好きじゃないけれど、オンライン飲み会は少しベクトルが違います。

おうちが好きすぎて、家にいる時間を他の人に侵食されたくない。家に入った瞬間からスイッチがOFFになるので、ここからまた人に会うコンディションに整えるのが億劫。すっぴんパジャマで人前に出るのはちょっと。

とにかく家ではひとりで、のんびり、自分のペースで過ごしたい。何人たりとも侵入を許したくない。

3年間の一人暮らし期間中も、家に招いたのは実の両親(引越しの手伝い)と今の夫だけという鉄壁ぶり。

そんなこんなで遠隔飲み会は敬遠していました。

コロナが蔓延するまでは。

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緊急事態宣言が出て以降、保育園が休園になり、仕事を休んで自宅に籠ると、家族としか話さない日々。

うち1人は2歳の幼児ですし、夫は在宅勤務でもほぼ仕事にかかりっきりで、雑談する時間もわずか。

孤独……不安とストレスでメタメタだし、元々1人が好きな私でも、さすがに誰かと話したい!

そんな中、

「保育園の電話連絡網で久しぶりに人と話した…」

という切なさを吐露したところ、高校時代からの友人がSkype飲みしよ!と声をかけてくれたのです。

いやーそれが楽しかった。

最大のポイントは、気心の知れたメンバーだったことでしょうね。

・すっぴんでも抵抗がないほど気心が知れたメンバー
・カメラのオンオフ自由
・離席自由
・子持ちはゆるく退出自由

高校の漫画研究部の仲間で付き合いが長く、これまでにすっぴんを晒したことも、泊まりで遊んだこともあるので、即寝れる姿も晒せる。一応、男性もいるんですけどね。

カメラはオンにしなきゃ〜なんて圧力もなく、オンオフ自由。ずっとオフにしている人がいてもOK。

話しながらゲームしてたり、ゴミ出しに行ったり、途中子供の寝かしつけに退出したり、ゆるく、自由。

この感じが最高に良かったです。

入籍報告もあり、このつらいニュースが多い時期だけに、とても嬉しい気持ちになりました。

みんな仕事も既婚未婚子持ちかどうかも、実は漫画の趣味も違うけれど、仲良く過ごせて楽しいのです。

先日のSkype飲みは朝2時半まで続き、「30代の飲みとは思えねぇ」と参加者自ら語るほど。

私は元々付き合いの飲み会を好まず、子どもができてからは「子守があるので」を理由にさらに好きでもない付き合いを減らしてきました。

コロナ下ではみな孤独になりがちでしたけれども、実は余計な人付き合いを減らせて楽になった方もいるのではないでしょうか。

私はこんな状況でも楽しく遠隔飲み会ができるメンバーこそが、自分が心地よくいられて、相手のことを自然に思いやりたくなる仲間なんじゃないかと思いました。

そして、コロナが無くても娯楽がなく、篭りがちで大人の話し相手がなかなかいない子育て中の親の孤独を癒すのに、オンライン飲み会は一役買いそうです。

嫌いだったオンライン飲み会、すっかり好きになりました。

ただし、メンバーによりますが。

誘ってくれた友人にはとても感謝しています。
ありがとう!

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