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元理事長が連れてきた、建築士の話(ビル新聞連載コラム 第23話)
長期修繕計画書作成をめぐる、怪しい建築士の話
マンションの修繕積立金が爆上がりしているという報道を見かけるようになった。
修繕積立金とは、マンションの共用部に対する大掛かりな修繕工事に備える為、所有者が一定額を毎月拠出し管理組合が積み立てる資金のことである。
この金額は何の根拠もなく決められる訳ではない。「将来予想される修繕工事等を計画し、必要な費用を算出し、月々の修繕積立金を設定するために作成する」とされる「長期修繕計画書」に基づき設定される。
必要となる資金を安定的に積み立てるためには、適切な「長期修繕計画書」が必要不可欠である。ところが、非常に重要な「長期修繕計画書」がいつも信頼できるとは限らない。
わたしが管理会社の担当者だったころ、ある管理組合が某設計会社所属の建築士に長期修繕計画書の作成を発注した・・・
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