生きるか。死ぬか。
何かを待つために生きようと決めたのは初めてだ。
まず命より何かを大事だと考えたことがない。
好きな音楽。好きな人。好きな物語
好きな音楽ならその人が作る次の音楽を聞きたい。
好きな人のその後の人生が知りたい。
好きな物語のその続きが知りたい。
そんなこと一回も思ったことが無かった。
いつ死ぬか分からないのなら
そんなことを期待する意味が無い。
誰かを信じることもしなかった。
信じる分傷つくことが多くなるからだ。
でも、初めて待つ。
いつまででも待ってみせる。
彼が書くものは僕の心を動かさなかった。
いつもの事だ。
でも、待ちたいと思った。
彼の作るものを手で触りたいと思った。
ただそれだけだ。
僕はとっても変わり者なのかもしれない。
それでも僕は彼のおさけを辞めない。
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