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フルレンジ2inch.1chスピーカーの設置

ネオジムのフルレンジメタル5cm(一番手前と奥の上側のSP)のエージングができたので、2.1chの設置について纏めておこう。

左右サテライトの間隔と部屋の設置

口径が5cm言っても、音の波長が周波数に対して変わる訳ではないので、スケール感を失わない(特に昔の録音は左右が干渉し過ぎたら楽器の音が真面に鳴らない)ように250Hz~20000Hzまでフラットに出すとして、音速が20゜Cで343.5m/sなので250Hzで割ると約137.5cm、余裕見て左右のサテライト間150cm離して、サテライト、サブウーファー、リスニングポイントを左右共に一辺の長さ87cmの正三角形を形成し、どの壁面からも50cm以上離れる位置に設置し、向きをリスニングポイントに向ける。

3畳以上の部屋で2inch.1ch配置

サブウーファーの位置と設置

サブウーファーは、左右にスピーカーの真ん中に設置する、向きは天井か床面がいいのだが、家はフローリングで振動が伝わりやすいので床に天井に上向きで設置する。※できれば高さは放射面がサテライトと水平になる位がいいが、あまり垂直方向の感度が人間は高くないので、大体でいい。

サテライトスピーカーの振動対策

AVアンプのクロスオーバー周波数設定で250Hz(最大)以下はカットする。
ユニット磁石とBOX裏面間を粘土でデッドマスする。
それでも小型で軽いので、石を上に載せ振動しないようにする。
SPコードに活性炭テープを巻いて、高周波ノイズ対策(電流は導線の外を流れる。
※ユニットが高精度になった分、しっかりやらないと高音が暴れる。

AVアンプの設定

LFE:LFEモード(サテライトが小型SPの場合)、250Hz(最大のため)
距離:フロントLR:87cm、サブウーファー:87cm
チャンネルレベル:フロントLR:0dB、サブウーファー:+6dB
クロスオーバー周波数:250Hz

ピンクノイズの波形と周波数特性

分割振動対策

①超高級トゥイータで分割振動を忘れさせる。
長岡派の手法だが正攻法か。

②聴く音楽を限定する。
長岡さんのように古楽をメインにしたり、ハセヒロの製品のようにジャズ専門と銘うったりする。

③超小口径スピーカーを使う。
5cmや6cmのスピーカーだと、分割振動は減らせるが低音やスケール感は出ない。雑誌の付録路線である。タイムドメインに『華』という超小口径SPもある。

④アルニコ磁石とやや重めの振動板を使う高品位(アダルト)路線。
フォステクスのF220AやF120Aが該当。

小生はいまのところ④を買っている。しかし、高品位フルレンジのアダルト・サウンドでも分割振動はないわけではない。相対的に目立たないだけなのだ。となると最後はこの路線しかない。

⑤メーカー製2ウェイと切り替えで併用する。

分割振動対策 : 録音を聴く (exblog.jp)

皆さん分割振動対策には苦労しているようですが、2inch.1chは③の解決策ですね。

空気録音

原曲

2inch.1chで低音圧(平均50dBくらい?)空気録音

低音圧でスマホの無指向性マイクなので、雑音があります。






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