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浜田省吾ドキュメンタリー「Shogo Hamada Official Fan Club Presents 100% FAN FUN FAN 2024 青の時間」


【注】

ネタバレ注意!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

●一応ノンフィクションですが、当然記憶違いなどもあると思います。特にMCは、(もちろん誓って録音・録画は一切していないので)こんな感じだったかなという雰囲気で書いています。また、後々、修正や追記をするかもしれません。その点ご了承ください。

●「群馬①」などの丸数字は、その地において公演何日目であるかを表します。

●人名の敬称は省略した部分もあります。

●誰かに読んでもらいたい!というよりも、個人の思い出の記録、備忘録として綴っています。が、特に今回は書いていて自分でもすごく楽しかったので、そのライブの感動を少しでも共有できれば……。みなさんが参加された会場の様子なども、ぜひ教えてくださると大変嬉しいです!!

●以下の目次から、読みたい項目へアクセスできます。長文なので、コンサートの中身だけ知りたい方は、どうぞ「コンサート内容」の「開演前」までスキップしてください(笑)。



【プロローグ~夕暮れの青が舞い降りた】


2024年9月14日(土)。

この日の早朝、私は始発の新幹線で東京へと向かっていた。

新幹線は、三連休ということもあり、かなり混んでいた。

前日は仕事で四国におり、連日の睡眠不足。うつらうつらするなか、小田原駅に着いたあたりだったか、新幹線が緊急停止した。

何が起こったのかは分からなかったが、車内の安全確認のため、とだけアナウンスがあり、長時間止まってしまった。

どうやらネットの情報によると、車内で暴行事件が発生したらしかった。

が、それは後に知ったことであり、若干不安な気持ちを、そして苛立ちを抱えたまま、大幅に遅れて車体が動き始めた。

せっかく早起きして始発に乗ったのに……と、心の中で文句を吐きつつ、東京駅で乗り換え、高崎駅へと向かう。

誰のコンサートでも、会場が近づくにつれて、「同志」の方々の姿を目撃するようになるものである。

電車で隣に座られた女性は、スマホで今回のFFFツアーサイトを覗いておられ、待ち受け画面が(数年前の)浜田省吾だった(のが見えた)。
ちなみに、私の現在のスマホの待ち受け画面は、本ツアーのメインビジュアル。

かくして昼前に高崎駅へ着くと、そこには見たことのあるTシャツを着た人が大勢。ON THE ROAD 2022の「EVE」Tシャツ(のしかもネイビー)が多かったような……??

9月も半ばというのに、高崎は四国に負けず劣らず蒸し暑かった。

高崎駅の出口を抜けると、通路には「高崎音楽祭」のパネルが立て掛けられていた。

9月30日の出演者を見ると、石川さゆり、佐野元春……。

行きたいが、行けない……(笑)。

というか、そもそも私は、浜田省吾の高崎会場のチケットすら持ってはいないのだ。

(グッズを買いに来ただけ……)

ここで昼食。

高崎駅構内の商業施設に入り、水沢うどんのお店を目指す……
が、しばらく順番待ち……。

ここでも、「同志」の方々をお見掛けする。

しかし、うどんより、パスタの店に並ぶ人々の行列……!!

そうこうしていると、名前を呼ばれ、店内へ。

うどんの種類、「たれ」の種類(しょうゆ、ごまくるみ、あるいは両方=二色)、麺の量、セットを付けるか否か、を選択するスタイル。

私は、「もりうどん」「二色だれ」「Aセット(小鉢、炊き込みおにぎり、舞茸と野菜の天ぷら)」をチョイス。麺の量は、「誰かさん」の反省を生かして、「大盛り」に(笑)。

充分満足できる味と量で、朝食を抜いた甲斐があった……。

そうして会場の高崎芸術劇場に着いたのが、昼過ぎ。

高崎駅からは、長い通路(浜田省吾公式LINEツアーレポートによると、「歩道橋」)を歩いて簡単に到着できるのだが、劇場内に入ると、すでに長蛇の列が!!(みなさん早いっ!!笑)

長蛇の列は、すぐに劇場屋外の通路へと延びていく……。

グッズ販売時間は13:00。

購入希望者は、ファンクラブの会員証を準備してください、とのアナウンス。

グッズ列の入口あたりに、今回のツアーのメインビジュアルが印刷されたパネルが飾られる。

なお、列の途中、「本日の公演」を記す電子掲示板の表示が、「FAN F『U』N FAN」でなく「FAN F『A』N FAN」になっていたが(次会場の仙台でも)、どなたかが進言されたのか、後に修正されていた。こうしたことは、よくあることである。

ともあれ、いよいよグッズ購入の順番が間近に迫る。

Tシャツやジップアップパーカーがハンガーに掛けられ、キャップ(ブルー・ピンク)やベンチマフラー、温感マグカップ、そして今回復刻された「MY FIRST LOVE ペンダント」等々、今回のグッズのラインナップがテーブル上に出揃う。

やはり、実物を見なければ分からない!

トートバッグが思っていたよりも小さかった(笑)。
(まあ、サイズは既に周知されていたのですが、そこまで細かくチェックしておらず……)

とはいえ何だかんだで、家族から頼まれていた分も含め、高額のお会計(笑)。

ちなみに今回は、購入グッズ持ち帰りのために、ON THE ROAD 2023のテイクアウトバッグが買えた模様。

無事グッズを購入すると、入・出場口付近に、浜田省吾のパネルがもう2つ展示されていることに気が付く(先のと全く同じもの)。

また、個人で持参した浜田省吾の写真と一緒に、記念撮影をしている人も見掛けた。

こうして私は、なんだかコンサートに参加したような気分になって、会場を後にした……。

次に向かったのが、とあるバンドメンバーも訪れた映画館。

そしてその、とあるバンドメンバーが酷評していた映画を鑑賞(笑)。

そうして時間を潰し、再び会場付近へ。

時刻は18:00。

ちょうど開演した頃であろう。

せっかくここまで来ているのに、中には入れないもどかしさ(笑)。

中では一体、どんなコンサートが行われているのだろう……。

ガラス張りの高崎芸術劇場は、オレンジと黄色のライトを一直線に光らせていた。

夕暮れに舞い降りた、青のなかで……。

~「Shogo Hamada Official Fan Club Presents 100% FAN FUN FAN 2024 青の時間」開幕!!~

■2024年9月14日(土):群馬① 高崎芸術劇場 大劇場
■2024年9月15日(日):群馬② 高崎芸術劇場 大劇場

9月27日(金)、浜田省吾の公式YouTubeに、ON THE ROAD 2023アリーナツアーから、「愛の世代の前に」のライブ映像が公開されました。

■2024年9月28日(土):宮城① 仙台サンプラザホール
■2024年9月29日(日):宮城② 仙台サンプラザホール

宮城②公演日には、なんと省吾さん本人が、グッズ着用のモデルとして、公式LINEの投稿に登場するというサプライズも!!

■2024年10月5日(土):熊本① 熊本城ホール メインホール
■2024年10月6日(日):熊本② 熊本城ホール メインホール

■2024年10月12日(土):兵庫① 神戸国際会館 こくさいホール
■2024年10月13日(日):兵庫② 神戸国際会館 こくさいホール

■2024年10月25日(金):北海道① 札幌文化芸術劇場 hitaru
■2024年10月26日(土):北海道② 札幌文化芸術劇場 hitaru

■2024年11月2日(土):広島① 広島文化学園 HBGホール

広島①公演日、ピアノの河内さんが50歳のお誕生日を迎えられました。

■2024年11月3日(日):広島② 広島文化学園 HBGホール

11月7日(木)、「SHOGO HAMADA J.S.Foundation人道支援プロジェクト サポートの為のチャリティーコンサート “Journey of a Songwriter” since 1975 “青の時間”」の開催が決定しました。(というか公表されました。今回はある程度開催が予測できましたが……)
なお、今FFFの全会場には、J.S.Foundationのブースが設置。

11月9日(土)、浜田省吾のLINEオフィシャルスタンプが登場しました。

■2024年11月15日(金):東京① 東京ガーデンシアター
■2024年11月16日(土):東京② 東京ガーデンシアター

そして東京公演から、ツアーもいよいよ折り返しに入ります。
私は東京②に、リセールで参加させていただきました。
席は、注釈付指定席(東京・大阪のみ存在)でした。

■2024年11月22日(金):神奈川① 神奈川県民ホール 大ホール
■2024年11月23日(土):神奈川② 神奈川県民ホール 大ホール

神奈川②開催直前から、公式LINEにて、浜田省吾スタッフ(中の人)より、客席内での撮影・録音の禁止が注意喚起されるようになりました。

11月28日(木)、省吾さんの久しぶりのラジオ出演がアナウンスされました。

■2024年11月29日(金):愛知① 名古屋国際会議場 センチュリーホール
■2024年11月30日(土):愛知② 名古屋国際会議場 センチュリーホール

■2024年12月13日(金):大阪① フェスティバルホール

大阪①公演日の21:00~22:00、その久しぶりの浜田省吾出演ラジオが放送されました(FM COCOLO「Whole Earth RADIO ~In My Radio Days~」)。

■2024年12月14日(土):大阪② フェスティバルホール

大阪会場では、両日とも、映像収録のためのカメラが入ったようです。

■2024年12月20日(金):福岡① 福岡サンパレス ホテル&ホール
■2024年12月21日(土):福岡② 福岡サンパレス ホテル&ホール

12月23日(月)、浜田省吾ソロデビュー50周年企画「第一弾」として、アナログB面コレクションと浜田省吾"ON THE ROAD"ポータブル・レコードプレーヤーの発売が決定しました。

12月24日(火)、今年も省吾さんから「グリーティングカード」が公式LINEに届きました。

1月8日(水)、浜田省吾の公式YouTubeに、ON THE ROAD 2023アリーナツアーから、「もうひとつの土曜日」のライブ映像が公開されました。

■2025年1月9日(木):愛知③ 名古屋国際会議場 センチュリーホール
■2025年1月10日(金):愛知④ 名古屋国際会議場 センチュリーホール

年明け2025年のFFF開催は、愛知のみ。
私は、ファイナルの愛知④にも参加させていただきました。
こちらは、通常の指定席での鑑賞でした。

……ということで、私が参加した東京②を中心に、愛知④等についても補足しながら、以下綴っていきたいと思います。


【コンサート内容~「青の時間―Period of Blue―」】

●開場前

さて、今回の東京公演会場は、有明の東京ガーデンシアターでした(2020年開業の新しい施設)。
同会場における省吾さんのコンサート開催は初めてで、かつ、今回のFFFでは最大規模の公演です。

2024年11月16日(土)、私は早朝に会場へ到着しましたが、すでに9時過ぎの段階で、ちらほらと「同志」の方々をお見掛けしました。

同会場は、「有明ガーデン」と呼ばれるショッピングシティ内にあるのですが、すでにお昼頃になると、店内は浜田省吾グッズを着用した人々で溢れかえる、異様な、もとい非日常的な光景が出現します(笑)。

グッズの購入場所は、シアター内に入ったところでしたが、そこには今回のFFFのメインビジュアル・パネル以外に、「カンフル罪」のパネルも飾ってありました。

すでに高崎でグッズは買ったので、もういいかと思ってましたが、結局中に入ってしまったので、また色々と購入してしまいました(笑)。今回は、CD・映像作品1点購入につき、好きなポストカード1枚が貰えるという仕様で、取り敢えず3枚をコンプリート。プリントされた写真は、前回のON THE ROAD 2023アリーナツアーのものでした。

なお、グッズの購入場所には、メインビジュアル・パネルが複数設置されていたほか、三角錐の電子掲示板にも、そのメインビジュアルが映し出されていました。
(しかし、販売グッズの一覧やその他の宣伝など、映像が刻々と変化する!笑)

そして、シアター外には柵が設置され、「入場口ゲートの確認方法」(QRコード読み取り)を記した紙が貼り付けられていました。東京ガーデンシアターの入場ゲートには、AとBの2つがありました。

この日は、ちょうど付近の有明アリーナにて、あいみょんのライブがあったため、その参加者の方が間違えて紛れ込み、QRコードを読み取ろうとするなど、若干の混乱も見受けられました。

かくして私が列に並んだのが、15:45頃。

16:15頃になると、シアターの建物内に入ることができ、入口前で全力待機。

「夜は優し」「SAME OLD ROCK’N’ROLL」……

アルバム『誰がために鐘は鳴る』の収録曲が、順に流れている。

未だに私の一番好きなアルバムだ。

「夜は優し」聴けるのかな~?と期待を膨らませながら、心の中で歌っていると、開場時間が近づきます。
(ちなみに前日の東京①では、「詩人の鐘」や「THEME OF FATHER'S SON」「RISING SUN」などがランダムで流されており、アルバム『FATHER'S SON』からも選曲されていたようです)


●開場

東京②の開場時間は、16:30。
他の会場・公演と比べて、最も早い開場時間です。
しかし、予定よりも少し早めに開場となり、16:20頃には入場。
(なお愛知④では、初日の高崎とは打って変わって極寒のため、予定よりも30分近く早い開場になりました。ありがたや……)

駅の改札のような機械に会員証をかざし、身分証明書を提示。
(愛知④では、マスク着用の場合、顔が見えるようにチェックされました)

発券されたチケットは、今回のメインビジュアルのイラストで、色はグリーン。
(各会場1日目はブルー。裏面には、そのメインビジュアルが印刷される)

加えて、そのときビニール袋が各自へ配布され、中には梁邦彦さんのコンサートのフライヤーと、そして今回のFFFのパンフレットが!!
(前回・前々回のON THE ROADツアーでは無くなってしまったので、今回復活して嬉しかった!!やっぱりこれがないと!!笑)

そして、エスカレーターで上がってホール内に入るのですが、そのときには「太陽の下へ」が流れていました。(この曲も大好きなのでコンサートで聴いてみたい……)

なお、東京ガーデンシアターは、私も初参加の会場でしたが、なんせ座席の表記が分かりにくいのなんの(笑)。
着席してからも、周囲の方から「私ここで合ってますか?」と尋ねられました(笑)。


●開演前

開演前のBGMは、通例通り、『The Moonlight Cats Radio Show』(Vol.1)(Vol.2)(Vol.3)、ならびに「IN THE STILL OF THE NIGHT ~ MAYBE」「BE MY BABY」の洋楽カバー曲から、ランダムで。
今回から、『The Moonlight Cats Radio Show』(Vol.3)が新しく加わりました。

ランダムなので、それらの順番は公演ごとに違っていたと思いますが、取り敢えず東京②の曲目を記しておきます。

「My Girl」
「Crazy Love」
「BE MY BABY」
「Anna (Go to Him)」
「My Girl」
「The Supremes Medley
(Stop! In the Name of Love ~ You Can’t Hurry Love)」
「The in Crowd(Instrumental)」
「IN THE STILL OF THE NIGHT ~ MAYBE」
「Will You Still Love Me Tomorrow」
「Baby It's You」
「Twist and Shout」
「All I've Got to Do」
「The in Crowd(Instrumental)」
「My Cherie Amour」

17:10過ぎ、ここで1回目のアナウンス。
アナウンスがあると、ますます気持ちが高鳴りますね~!

(女性スタッフの声)
「本日は『Shogo Hamada Official Fan Club Presents 100% FAN FUN FAN 2024 青の時間』にご来場いただきまして、誠にありがとうございます。開演に先立ちまして、ご案内とお願いを申し上げます……」

……ということで、諸注意・諸連絡。
●自席の範囲内であれば、立ち上がっての観覧可。
●体調が優れない場合は、無理せずお近くの係員まで。
●撮影・録音等の禁止!!(発生したら、データ消去のうえ退場)
●スマートフォン・携帯電話は電源を切るか、マナーモードに。
●スマホライト・ペンライト・サイリウムの使用不可。
(↑前回のアリーナツアーの状況を受けてと思われる)
●演出の都合上、非常誘導灯は消灯。

「……それでは、開演まで今しばらくお待ちください」

「My Cherie Amour」が終わり、
「BE MY BABY」
17:14 サウンドチェック
17:15 「省吾~~!!」と叫ぶ観客。
「Devil in Her Heart」
17:18 「省吾~~!!」と叫ぶ観客。
「This Boy」

17:20過ぎ、ここで2回目のアナウンス。同じ女性スタッフの声。
「本日は『Shogo Hamada Official Fan Club Presents 100% FAN FUN FAN 2024 青の時間』にご来場いただきまして、誠にありがとうございます……」

2回目のアナウンスがあると、ますますますます気持ちが高鳴りますね~~(笑)。いよいよだ~~!!

なお印象的だったのは、会場スタッフの方が、口頭で撮影禁止を注意されていたこと。

「……それでは、間もなく開演します。ロビーにおいでのお客様は、ご自分のお席にお戻りください」

「Till There was You」

17:27頃、拍手!!!!!!!!

Please Mister Postman

曲に合わせて、自然と手拍子が起こる。

Mister Postman ~♪


●開演

東京②の開演時間は、17:30。
(そのほか愛知④など、18:00の公演・会場も)

前回の「青春のJUKEBOX」から、今回の「青の時間」へ。

青春の「青」の次は、一体どんな「青」が聴けるのだろう……。

スクリーンに映る映像。

アメリカの枯れた道を走る、白と水色のトラック。

その荷台に乗る浜田省吾。

A THOUSAND NIGHTS」じゃないですが、手にはギターとハーモニカ。

アルバム『青空の扉~THE DOOR FOR THE BLUE SKY~』のポスター写真を想起させる……。

いや、後から考えると、これはThe Allman Brothers Band「RAMBLIN’MAN」のイメージか??
――『誰がために鐘は鳴る』の制作にあたって旅したカナダ・アメリカで、ただこの1曲だけが頭の中で鳴っていた、という……。

ここでメンバーが登場。

浜田省吾も登場。
給水を確認(笑)。

ちなみに、東京②の私の注釈付指定席は、バルコニー席で、ステージはとても近かったのですが、スクリーン映像がほぼ見えず……(まあ注釈付なので笑)。
一方、愛知④の指定席は、1階やや前方の、大体真ん中でした。どこで観るかによって、かなり印象が変わってきますね……。(特に光の演出など)


●本編第1部

実は私は、東京②公演参加までに、すでにXで、Instagramで、YouTubeで、そしてFCの会報誌を通じて、演奏される曲目のうち半数近くが分かってしまったのですが、それでもこれらの楽曲が、一体どんな順番で披露されるのかは(ほぼ)全く知りませんでした。

なので、1曲目も何だろうか??と、ワクワク……。

【1】 MY OLD 50’S GUITAR

この曲が演奏されるのは知りませんでした。
大好きな『誰がために鐘は鳴る』からだ~~!!
しかもその1曲目!!!

赤い照明。

イントロで、省吾さんが腕を掲げてカウベルを叩きます。

「あの夏の日~~見上げた空の透き通った蒼さに」の部分で、ライトが青く変化する。まさに「青の時間」の始まり。パンフレットでは、「透き通った青さ」と表記されていました(「蒼」を「青」に)。

そして「目をやられたまま」の歌詞に合わせて、省吾さん、ではなく町支さんが、目を腕で押さえるような仕草。

なお、歌詞中の英語「Emptiness」「Loneliness」「Restless heart」は、それぞれ「むなしさ」「さみしさ」「せつなさ」に和訳して歌われていました。ON THE ROAD 2011のときと同じですね。

〔MC1〕

「やぁ!!『100% FFF 2024(にせんにじゅうよん)』にようこそ!!」

「オー、イェーイ!! 1、2……1、2、3、4!!」

【2】 BASEBALL KID’S ROCK

2曲目も、アルバム『誰がために鐘は鳴る』の順番通り。

照明は緑。

まるで野球ボールの縫い目のように、ステージが所々光っている。

愛知③では、「子供の頃親父と遊んだキャッチボール」のときに、省吾さんがキャッチボールの手振りをした由です。

また、「Baseball Kid」と歌う際、省吾さんが、手を2回叩いて!とアピールする場面がありました。

歌詞の一番最後は、「Baseball Kid」じゃなく、「いつまでたってもただのROCK’N’ROLL Kid」!!

省吾さん、ギターを上に掲げる。

「オー、イェーイ!!」

〔MC2〕

「やあ!!改めて『100% FFF 2024(にせんにじゅうよん)』にようこそ!!
なんと5年ぶりのファンクラブイベントなんですねぇ。
今日は色んな街から来てくれてるんだよね、ありがとう!!」

「いつも東京は東京国際フォーラムでやってるんだけど、今工事中なので、今日はこちらの会場(東京ガーデンシアター)を借りての公演です」
(この会場で演奏するのは初めてなんだけど、すごく良いホール、みたいなことも言っていたような??)

「そして今日のコンサートは、ここんところ最近はずっとそうしてますけど、(東京①では、みなさんのために、町支くんのために?!)間に休憩を挟んだ二部構成となっています。
あなたの、きみの、気分、体調、そして体力に合わせて楽しんでもらえたらと思います。最後までよろしく!!!!」

*年明けの愛知③④では、併せて新年の挨拶もありました。
「~~にようこそ!! そして明けましておめでとう(ございます)!!」
(愛知③では、俺にとって2025年最初のコンサート。厳粛な気分で楽しくやりたいと思うんですけど、と)

それから、今回のFFFツアーで、なぜ名古屋だけ4公演もあるのか、説明がありました。FCのスタッフが、名古屋は2日間じゃ足りない、と。

「『尾張(終わり)名古屋』って言うじゃん(笑)。辻褄合った!!」
(名古屋ファイナルの定番?MCですね……笑)

「……最後までどうかよろしく!!!!」

【3】SAME OLD ROCK’N’ROLL

アルバム『誰がために鐘は鳴る』の順番通り、全部演奏されるかと思いきや、ここで曲順が変わる。しかし同アルバムの曲が続く。

ピンクなどの照明。

歌詞の最後、「悲しみは誰のせいじゃなく ただ『おれ達』が」が「ただ『お前』が」に変更されたように聞こえたんですが、気のせいですかね……??
(本人はもう成長するような年齢でない、っていうことでしょうか??笑)
(ちなみに、FFF2013の音源を確認すると、オリジナル通り「おれ達」でした)

詞の世界観としては、「MY OLD 50’S GUITAR」~「BASEBALL KID’S ROCK」~「SAME OLD ROCK’N’ROLL」いずれにおいても、「さみしさ」が描かれています。

【4】恋は賭け事

まだまだ『誰がために鐘は鳴る』から。

ピンクのスポットライト。
ピンク・黄色などの照明。

アルバムで聴くよりも、ラスベガスのカジノみたいなゴージャスな雰囲気。

歌詞は、前回のアリーナツアーの「東京」のように、「ディスコ」が「クラブ」に変わってました。

そして、終盤の「ウウウウ~ウ~♪」のところは、「へい、一緒に!!」と省吾さんが客席を指差し、観客にも歌わせる。

「オー、イェーイ!! フゥ~~~~!!!!!」

〔MC3〕

「ありがとう!!」

「今日初めてファンクラブコンサートに参加してくれた人は?
……じゃあ、何度か参加してやってるぜって方は?!」

ここで、FFF参加有無のチェック(新規or2回目以上)。
(東京①では、「4階席届いてるか~? 3階席? 2階席のみんなは? 4、3、2ときてやらないといけないよね、1階席の皆さんどうでしょう?」みたいなやり取りがあったらしいです)

「まあ、ええと、腰を掛けてください」

ここで、少し長めのMC。

「久しぶりの、5年ぶりのファンクラブコンサートなので、ファンクラブというものについて話してもいいでしょうか?(笑)」

「そもそも俺にファンクラブというようなものができたのは、70年代の後半で、まだロードアンドスカイも無いころ。各地でファンの集いをやろうと言われて、俺、ロックンローラーなんだけど…………ぜひやってみたいです!(笑)」

「それでただ、歌うわけでもなく、飲み物を出すわけでもなく、まったり世間話して、またね~って言って、そういう会でした。で、びっくりしたんだけど、ちょっと広めの部屋に集まったのは、みんな女の子だった。……俺もいきなり70歳になったわけじゃないんだよ(笑)。俺にも『プチアイドル時代』っていうのがあったんだよ(笑)」
(東京②では、観客から「今もアイドルだよ~!」の声)

「で、今も旅をしていると、この前、中学生の修学旅行生の間を通ったんだけど、何にも反応がない(笑)。めちゃめちゃ気楽。……って、当たり前だと思ってるでしょ?(笑) むしろ仕事を引退された団体旅行のほうが自意識過剰になる(笑)」

「その後80、90年代は、コンサートを一番やってたから、ファンクラブの集まりは無くなって。だけど、1983年にロードアンドスカイができて、今のような隔月の会報誌を作り出したんだけど……みんな読んでる?(笑) 俺の手描きのところだけ読んでない?(笑) ……『瀬戸内物語』。……ドジャースタジアム行ったとか……(笑)。 でもスタッフは、発送したら次の企画を直ぐに考える、大変なんだよ。ぜひ応援してあげてください」

「そして、2003年にコンサート形式になって、……2003年ってつい最近のことですけど、最近だよね?町支?(笑) ……で、会報で聴きたい曲のアンケートをとって、ベスト・テンをそのままやって、あとはひたすら喋るってことをやったんですけど、来てくれた人いますか?」

「で、第3位が『J.BOY』」

(特にここからの流れは、公演によって違ったのだと思います。みなさんが参加された会場ではどうでしたか??)

東京②では、ここで省吾さんが、「ウォーウオ~~♪ ウォーウオ~~♪」と、「J.BOY」のイントロのメロディを急に歌い出し、「ヘイッ!!」と、いきなりFC会員たちに振る(笑)。

なので我々FC会員一同は、「ウォーウオ~~♪ ウォーウオ~~♪」と続け、歌い終わる。

と、すかさず省吾さんが、「止めちゃダメだよ(笑)、ずっと歌ってくれてないと!!(笑)」とフォローし、同じことの~繰り返し(笑)。

でも今度は、我々FC会員一同、「ウォーウオ~~♪ ウォーウオ~~♪」「ウォーウオ~~♪ ウォーウオ~~♪」と歌い続ける。

すると省吾さんが、ギターを弾き始め、「仕事終わりのベルに とらわれの~♪」と、我々FC会員一同の合唱をバックに、「J.BOY」を少し歌われました。

この一連の、FFFならではのやり取り、楽しかったな~。

「そして第2位が、『星の指輪』」

すると省吾さんが、同じように、「髪をとかし~♪」と、冒頭だけギターで弾き語りされました。

「そして、栄えある1位が、『家路』でしたね。……この曲はやりません(笑)。……『もうひとつの土曜日』もやりません(笑)。でも、やらないからって、帰らないでね(笑)」


「で、2009年は星さんを迎えて、ストリングスを入れてバラード中心でやりました」

「2013年は、街のセットを組んで、1曲目が『Walking in the rain』でした。町支くんが相合傘で登場して、ふんふんふ~んみたいな感じで嬉しそうにしてたのがすごく印象に残ってる(笑)」
(東京①では、「J.BOY」も「星の指輪」も歌われなかったようですが、「Walking in the rain」が、省吾さんの弾き語りと、古村さんのサックスで披露された模様。東京②では演奏されませんでした)

「で、今のメンバーになってやったのが、2017年はラジオショーのスタイルで、俺がDJになって、メンバーにインタビューなんかして、60年代のR&Bのカバーをやりました」

「2018年は、70年代の曲だけでセットリストを組んで、1曲目が『生まれたところを遠く離れて』で、第2部が『雨の日のささやき』で始まりました」

と言い、コーラス隊を交えながら、会場みんなで「雨の日のささやき」の一番を合唱。これも楽しかったな~。


「そして、2019年。80年代のPart-1。『終りなき疾走』で始まり、最後はみんなで『家路』を歌ったんだよねぇ。……歌わないけど(笑)」

「あのときのプランでは、80年代のPart-2、2000年代、あ、90年代(笑)、2000年代と続く予定だったんだけど、パンデミックがあって、2020年と2021年が全くのブランクになった」

「……でも、もう残り少ないじゃん。限られた時間じゃん。冗談抜きで」
「で、今回はソングライターの旅をテーマにセットリストを組んで、(ステージで初めてやる曲や、)ON THE ROADのセットリストから零れ落ちてしまう、本当に久しぶりにやる曲でセットリストを組みました」
(東京②では、観客から「懐かしかったよ~!!」の声が上がり、省吾さんは、「既に懐かしいだろ(笑)。でももっと懐かしくなるから」と返答されてました)

「だけど、信じられる?今日この会場、全員ファンクラブ会員なんだよ。ここにいるのはファンクラブ会員だけなので、俺の曲は全部知ってるような人たちが集まってる。あなた、きみのことを思って選曲しました。気に入ってもらえたら嬉しいです」

*ファイナル・愛知④のMCは、上記と結構違いました。
以下、相違点を書いておきます。

●FFF参加有無のチェックとともに、どこから来たかチェックがあり。
地元愛知/その他/雪国、に分けて。
昨晩、睡眠途中で目が覚め(そういうことってよくあるだろ?と、町支さんにも問いかける笑)、ホテルの窓から外を見ると雪!!のため心配したとのこと。

●前回のツアーで年代別チェックをやって、参加者の年齢層は把握しているので、そろそろ座らせてほしいでしょ?と、着席を促す。

●「プチアイドル」発言は出ず(笑)。但し、ビルの向いだったかな、ギターを弾くわけでもなく……、今と違うのは、集まったのは皆10代の女の子だった(笑)と、ファンの集いの話はあり。

●修学旅行や団体旅行の話も無し。

●会報誌の話は有り。同様に、「瀬戸内物語」とか、ドジャースタジアムに大谷くん観に行ったとか。会場の拍手の大きさを聞いて、3割くらいは読んでるな、と(笑)。

●2003年のFCイベントの話題も有り。
しかし、「J.BOY」も「星の指輪」も「家路」も「もうひとつの土曜日」も歌われずに進行していき……(フラグ!!!!!!)

●2009年のFCイベントには触れられず。

●2013年のFCイベントについては同様に話があり。
但し、クイズ形式になっていました(笑)。
このコンサートの1曲目は、「さよならゲーム」だったと思う人??(拍手無し)
光と影の季節」だったと思う人??(拍手無し)
Walking in the rain」だったと思う人??(拍手!!)
……ということで、「Walking in the rain」を少し弾き語り(笑)。

「……でも、2曲目は覚えてないでしょ?(笑)
俺も覚えてない(笑)。
2曲目が『さよならゲーム』だったんだっけ?(笑)」
(2曲目は「モノクロームの虹」ですね……笑)

●2017年、2018年に関しても同様。
但し、再びクイズ(笑)。
2018年のコンサート、後半(第2部)の1曲目は、「ラブ・トレイン」だったと思う人??(拍手無し)
風を感じて」だったと思う人??(拍手無し)
雨の日のささやき」だったと思う人??(拍手!!)
……ということで、「雨の日のささやき」を全員で合唱(笑)。

まあ、クイズといっても、「Walking in the rain」も「雨の日のささやき」も、そこの部分だけ省吾さんが言い方を変えてたので、誰にでも分かるようになっていたんですけどね(笑)。

ちなみに、愛知③でもクイズがあったみたいですが、そのときは2018年の1問のみで、「ラブ・トレイン」「恋に気づいて」の組み合わせ。しかし、「恋に気づいて」の際に拍手があって、省吾さんから「ブー!!」と言われたらしい……(笑)。

で、FFF2018については、「俺、こうやって(サングラスかけて、ハーモニカ吹きながらギター弾いて歌ってたら)長~くやってると……ソングライター初の芥川賞?直木賞?……」とか、ウケないMCをやったと、自虐(笑)。

なお、この部分でだったか、省吾さんが、とある話(SNSには書いてはいけない、と笑)をされましたが、残念ながら割愛(笑)。このファイナル参加者の約3000人から外に漏れたことが分かるから、と(笑)。
でも、この部分については書いてもいいということだったんで、ちょっとだけ。
あんたは橋の下で生まれた(この部分は広島弁で喋っていました。「なんて言ってるか分かるよね?(笑)」)、ということを、子供のころ親から聞かされていて……(以下割愛。笑)

●FFF2019の話では、やらないと言った「家路」を少し弾き語り(笑)。

●FFFのプラン変更、ブランクについても同様。
観客の全員が「ロードアンドスカイ」のメンバー。
政治集会でも宗教の集まりでもなく、ただ音楽を好きな人がこれだけ集まったのは凄いことだと。

「ここにいるのはファンクラブ会員だけなので、俺の曲は全部知ってるような人たちが集まってる。あなた、きみのことを思って選曲しました。気に入ってもらえたら嬉しいです」

【5】少年の心

そして再び、バンドの演奏へ。
やはり『誰がために鐘は鳴る』から。

楕円のスクリーンには、砂浜と波の映像。

歌詞中「このまま『ずっと』触れないままで傍にいるから」の「ずっと」が「そっと」になっていたような気がしたのですが、こちらもどうでしょうか?? ずっとはいないっていうことなのかなぁ……。

さておき、この曲も大好きなのですが、公式YouTubeにも挙がっている、『ROAD OUT "MOVIE"』収録の演奏と映像がめちゃくちゃ好きで。今にも潮風と波の音が聞こえ、薫ってきそうな。

なので、今回のバンドの演奏を聴いたときには、唯一この曲だけ、すっと入り込めなかったかな……というのが、正直な感想です。でも個人的には、他の曲は特に大きな違和感なく楽しめました。

まあ、そんなことはともかく、「少年の心」は、曲とともに歌詞も良いなと思います。
1番では、「ワイン」と「ふざけた冗談」を車に積む、という表現が洒落ているし、2番になると一転、ワインは開けて「倒れたワインボトル」になっているし、「君」は眠っているからお互いに「ふざけた冗談」も言わないし、要するに歌詞の1番で車に積んだ2つのものが消費された後で、「動」⇔「静」と言うべきか、対比された構造になっていて……。

【6】青の時間

……というわけで、今回のFFFのタイトル曲。

楕円のスクリーンには、海。

福田さんが鍵盤を弾き終わると、いったん演奏が途切れます。

が、やはり『誰がために鐘は鳴る』収録順の通り、続けてこの曲。

【7】サイドシートの影

楕円のスクリーンには、夜景、ビルの街、海が見える道路を車が走る映像。
以上3曲のときのみ、スクリーンが楕円形でした。

さて、①「少年の心」~②「青の時間」~③「サイドシートの影」は、3曲でセットと言ってもいいくらいに、続けて聴きたくなる、大好きな曲の流れです。

加えて、これら3曲に共通する歌詞のシチュエーションは、車の運転。
しかも、①③とも、海へ向かって車を走らせています。
しかし、①と③では状況が逆転し、
①「少年の心」では、男性が(恐らく助手席)⇔女性が運転。
③「サイドシートの影」では、(そこにはいない)女性が助手席⇔男性が運転。

また、①「少年の心」と③「サイドシートの影」では、女性が車で眠るという場面が共通していますが、③においては、①でのジョークからの沈黙(「このままそっと何も言わずに」)を破って、とうとう「話し掛けてみる」、のです。こうした対比も構成として面白いなと思います。

②「青の時間」~③「サイドシートの影」は、一連の物語であると、省吾さん本人によっても語られていますし、アルバムでは演奏も途切れず連続しています。
だけど、歌詞の内容としては、やっぱり①「少年の心」からは繋がってほしくないな……というようなことを、今回改めて思いました(笑)。

【8】THEME OF FATHER'S SON(instrumental)~BLOOD LINE (フェンスの向こうの星条旗)

ここで、一連のバラード・コーナーが終了。

まずは「THEME OF FATHER'S SON」のインストゥルメンタル、鐘の音が奏でられます。

そして省吾さんが「イェーイ~~!!!!」と叫んで……

BLOOD LINE (フェンスの向こうの星条旗)」。
このインストゥルメンタルからの流れは、シングルと同じですね。

この曲は、某バンドメンバーのXを見て、演奏されることを知りました(笑)。

「見なよ 街行く奴等を」の直前では、やはり「ハッ!」と歌われ?ます。

スクリーンは、左右に分割されており、太平洋戦争、戦艦、爆弾実験、マッカーサー、太陽の塔、ベトナム戦争、田中角栄、新幹線、小渕恵三(「平成」)、Windows95、福島原発、震災……。富士山と桜、白神山地の奥入瀬渓谷?、沖縄と海など、日本の国土……。最後が、日の丸と星条旗。
なお、歌詞の「FEN」と映像とが、リンクしていました。

この流れでいくと、次は「RISING SUN(風の勲章)」かなと思いましたが、予想は外れました(笑)。大好きな曲だから今回聴けなくて残念……。

【9】WHAT’S THE MATTER,BABY?

この曲が聴けるとは思っていなかった!!(笑)

ようやくここにおいて、歌詞の1番のときは観客側から見て右手、2番のときは左手へと、省吾さんが移動します。

スクリーンには、「WHAT’S THE MATTER,BABY?」だったか、英文字などが映されていたと思います。

「夜になれば」の後の「ウォウオオッオッオ~♪」を我々に歌わせ、省吾さんはグッドサインをしていました。

なお、アルバム『FATHER'S SON』を聴くと、この曲の歌い終わりの後、省吾さんが英語で叫んでいるのですが、いったい何と言っているのか確信を持てず、ずっとモヤモヤしています(笑)。

【10】詩人の鐘

あのイントロと、雄叫び。

「やがて1999年」の歌詞は、やはり「1999年」に。

スクリーン映像は、割れた大地、動物の骨、洪水、崩れる氷河、ゴミの中の水鳥、ペリカンの死体、ウクライナ、噴き上げるマグマ……。

最後は、子供が銃を持って、その服が軍服に?
(でも愛知④では、人間の片目の映像で終わったので、変更されたのでしょうか??)

「オー!イェーイ!!」を3回繰り返し。

〔MC4〕

「ありがとう!!ここで休憩をとります。戻ってきます。また後で!!」

 

●休憩

「The Moonlight Cats Radio Show~♪」

「J.BOY Club Studioからお送りする、『The Moonlight Cats Radio Show』」

「今夜の1曲目は、2017年秋のファンクラブコンサート映像から、『Mercy, Mercy, Mercy』」

……というわけで、以降「You’ve Really Got a Hold on Me」「What’s Going on」の映像が、続けてスクリーンに映し出されます。

そして、この次がサプライズ!!

「The Moonlight Cats Radio Show~♪」

「2017年秋のファンクラブコンサート映像から、『Mercy, Mercy, Mercy』『You’ve Really Got a Hold on Me』『What’s Going on』でした。続けてお送りするのは、2023年のアリーナツアー、さいたまスーパーアリーナでのコンサート前に収録されたこの曲です」

Mr. Moonlight

これに続けて、同じく、さいたまスーパーアリーナ収録の映像から、「I Call Your Name」が映し出されました。

これら2曲は、まだ観客を入れていない空席の会場の、センターステージでバンド演奏されたものであり、未公開の貴重映像でした。

「The Moonlight Cats Radio Show~♪」

「J.BOY Club Studioからお送りした、『The Moonlight Cats Radio Show』」

「今夜お届けした曲は、『Mercy, Mercy, Mercy』『You’ve Really Got a Hold on Me』『What’s Going on』『Mr. Moonlight』『I Call Your Name』。DJは浜田省吾でした」


『The Moonlight Cats Radio Show』(Vol.3)のジャケット写真が、スクリーンに大きく映される。


●本編第2部

束の間の休憩が終わり、いよいよコンサートも第2部へ。

スクリーンの映像は、レインボーブリッジと降雨。

メンバーが再登場し、省吾さんが出てきて一礼。

聞こえてくる雨音……。

【11】A LONG GOODBYE (長い別れ)

会報誌を読んでいて、この曲は演奏されるだろうと思っていましたが、予想的中。これがステージ初披露の曲ですかね?

とても驚いたのが、歌詞が変わっていたこと。

最初は間違いかと思いましたが、やっぱり意図的に変えたんですね……。

「『君』が壊れてゆく」が、「『二人』が壊れてゆく」に。

【12】LONELY ―愛という約束事

この曲は、演奏されると知らなかったので、意外でした。

今回のセットリストでは、アルバム『J.BOY』からの唯一の選曲(但し弾き語りを除く)。

客席に向けてライトが照らし出される。

また、「A LONG GOODBYE (長い別れ)」「LONELY ―愛という約束事」と続けて歌詞に「雨」が出てきますが、そのときの照明はいずれも青。
1階席に居ると、まるで本当に、降りしきる雨に包まれたように、神秘的で綺麗なライトでした。

曲の終盤は、オリジナル通りで、シングルやアルバム『WASTED TEARS』、FFF2009と異なり、「I'm a lonely guy.」以下すべてきちんと歌われていました。

愛知③では、「身内で言うのもなんですが、古村、サックス最高!!」と、省吾さんが仰ったとか。

〔MC5〕

「昨年のアリーナツアー、来てくれた人どれくらいいる?」

「リリースしたDVD、Blu-ray、見てくれた?」

「3部門同時1位。最年長記録というところがどう?(笑)」

「その映像、『The Little Rocker's Medley』とか、動画サイトとかYouTube(ユートゥーブ)に挙げてるじゃん。その(ヴューアーからの)コメント欄、結構読んでるんだけど……。『評価順』とか、『新しい順』とか」
(愛知③④では、昨日・一昨日に挙げられた「もうひとつの土曜日」の映像について言及あり。一緒にMCもアップした、と)

「……『あの年齢で、あのパフォーマンスはすごい』」

「……あのパフォーマンスはすごい、だけでいいのに(笑)」

「……『あの年齢で、省吾だけじゃなく町支も頑張ってる』」

「……『あの年齢で、70代で、白いTシャツが似合う』」
(愛知④では、「『……タンクトップが似合う』……これ本当はタンクトップじゃなくてノースリーブなんだけど(笑)」と仰っていましたが、僕には違いがよく分かりません笑)

「……ぜんぶ『あの年齢で』ってつくんだよ(笑)」

「……『無理せずに長生きしてください。ずっとイスに座ってバラードだけでいいです』……あんな感じ、町支!」(町支さんの方を指差す笑)

「でも、励まされているのか、労わられているのか(笑)」

(愛知③では、ミュージシャンたちに、「君たち笑ってるけど、君らだってすごいよ、あの年齢で」「小田原くんなんかすごいよ、ON THE ROADとユーミンと、アリーナツアー、ずーっと一緒にやってたんだよ」などとも)

「あと、若い人からの投稿もあって、若い人からの投稿は嬉しいんですけど。これは昔からあるコメントだけど、『親父の運転する車で延々聴かされて嫌だったが、最近歳をとって好きになりました』とか(笑)」
(愛知③④では、「父の影響でハマショーにハマりました」などとも。13歳の男の子って言ってたかな?)

「『18歳のとき、母の影響で好きになりました。…………今、51歳です』(笑)。長いタームで見ると、そういうことになってるんだね~(笑)。(東京①では町支、東京②では俺って言った?)お母さんとデートできるよ(笑)」

(愛知③では、17歳のときに「あばずれセブンティーン」を初めて聴き、今71歳です、という投稿を紹介し、71歳のあばずれ会ってみたいな、町支くん?笑……といったやり取りもあったそうな)

「この前、センターステージで、10代?、20代?とか聞いたじゃん。あれは父母の影響だったと思ってたんだけど、今や、おじいちゃん・おばあちゃんになってるんだよね(笑)。親子三代。すごくない?(笑)……で、最年長っていうのを再確認。心が励まされました(笑)」

で、東京①では……
観客「おめでとう!」
省吾「ありがとう!!みなさんのおかげです」
  「で、俺あと何年できるかな?」
観客「10年!」
省吾「10年? リアルすぎない?(笑)」
  「……どう?町支?全然大丈夫でしょ?」
  「……でも10年っていうのがギリギリ現実的だよね」
  「30年だと励まされるんだけど(笑)」
観客「30年!!」
省吾「もう遅いよ!!(笑)」
  「一度放たれた言葉は二度と帰ってこないんだ!(笑)」
観客「あと50年!!!」
省吾「もう遅いって!!(笑)」
……というようなやり取りがあったらしいです。


代わりに東京②では……
「それで、この前もON THE ROADでやったけど、ファンクラブ会員だけの年代別調査ってやってみる??……恐ろしいけど(笑)」

「じゃあ、いないかもしれないけど、10代!」
→「おお!10代いるけど、ここ(観客席の真ん中)に固まってるねぇ!(笑)」

「じゃあ、10歳以下……?!」
→さすがに居なかった??

「じゃあ、20代!」
→「20代結構いるね~!!」
ちなみに僕は一応20代なので、ここで挙手しました。自分の座席のブロックで20代は一人だけだったので、隣の席の女性が拍手してくださいました(笑)。

「30代!」
→前回のアリーナツアーでも、30代に対する特段のコメントが無かったような……??

「40代!」
→「40代、声は大きいけど姿が見えないね(笑)」

「……ということは、次か(笑)。50代!!」
→「……でも、50代っていっても幅があるからね(笑)」
→「じゃあ、55歳から59歳の人は?」
→「50歳から54歳の人?」
……というように、50代だけ刻む(笑)。

「……次は、バンドメンバーの平均年齢、60代!」

「……じゃあ、町支くんと同じ、俺はおいといて(笑)、70代!」

「……まだまだいきますよ。ちゃんと答えてね(笑)。80代!」
→女性が一人。拍手。

「……じゃあ、90代以上の方は?」
→いない(笑)。
→「では、あなたが最年長です!!」
→その80代女性に拍手!!

……というように、東京②では全年代別チェックがありました。楽しかった~!!(笑)
今回のFFF最大の会場だったし、人数が多かったからかと思いましたが、しかし、前日の東京①では無かったらしく、公演・会場によっても若年層のみ行うなど、どうやら違いがあったみたいです。
みなさんの参加された公演ではどうでしたか??

「今日のセットリストは、(前回のアリーナツアーの続きで)30代後半から40代に入る頃までに書いた曲でセットリストを組んでみました。(東京①では、ここで観客から拍手があり、「あ、喋ろうとしたら拍手があって、間合いが難しいよね(笑)」)まあ、1、2、3?(笑)、4?(笑)曲は違うんですけど(笑)。気に入ってもらえると嬉しいです。次の曲は、『FATHER'S SON』の中からです」
(愛知③では、みんな『FATHER'S SON』持ってるよね?とも)

【13】BREATHLESS LOVE

おお!次はこの曲か!!
『WASTED TEARS』的な流れの選曲(FFF2009と同じ)。
大好きな「SILENCE」も聴きたかったけれど(笑)。

スクリーンの映像は、東京タワー、ビルの夜景……。

【14】Theme of “Midnight Cab”

テーマ「青の時間」で、まさかこの曲がピックアップされるとは思いもよらず(笑)。

コーラス隊がステージを去る。

スクリーンには、タクシーの、あの映像が映される(映像作品『SHOGO HAMADA VISUAL COLLECTION "Flash & Shadow"』参照)。

省吾さんは、ようやく初めて座って、セリフを語る。

なお、アルバム『SAVE OUR SHIP』の歌詞カード?冊子?には、この英詞の和訳が載せられていますが、そこの表現そのままではなかったと思います。最後の「あんた」が「君」になっていたりとか。

【15】…to be “Kissin’ you”

同じく『SAVE OUR SHIP』から。
今回の(正式な)セットリストのなかでは、一番最近に演奏されていた楽曲(ON THE ROAD 2022)。

僕は事前に会報誌を読んでから臨んだので、この曲が15番目に演奏されるらしいことを知ってしまいましたが……(笑)。

ドラムの演奏から始まる。「1、2、3~!!」

スクリーンには、ライブのリアル映像が白黒で映される。

【16】境界線上のアリア

ここで、アルバム『その永遠の一秒に~The moment of the moment~』の冒頭曲。

スクリーンには、「<<<<<」みたいな感じで(笑)、歌詞の英語が映される。

「ひとり、ひとりきり…」の部分は、観客らと掛け合う。

「~~裸足のまま~♪ ピアノ!!」

【17】傷だらけの欲望

続けて、『その永遠の一秒に~The moment of the moment~』の2曲目。

スクリーンには、省吾さんが街を歩く、あの映像(映像作品『SHOGO HAMADA VISUAL COLLECTION "Flash & Shadow"』参照)。

省吾さんは、はじめ赤いマラカスを持っており、最後には黒いマラカスも手にして「二刀流」。

WHAT’S THE MATTER,BABY?」のときとは逆に、観客側から見て、省吾さんは左、次に右へと移動。

照明は赤と青で、ステージを半分にして分かれたり、入れ替わったり。

最後、省吾さんが英語で何か言われていましたが、聞き取れず(笑)。

〔MC6〕

「ありがとう」

(ここからの流れも、公演によって違ったのだと思います。みなさんが参加された会場ではどうでしたか??)

「ステージに上がって、ふとおかしなことを思いつくことがあるんですけど、最初に、今日の気分とか体調に合わせて、って言うじゃん。これバンドメンバーに言ったらどうなるんだろう?(笑)」

「今日の体調と気分に合わせて演奏してください、って言って、小田原くんが、『レベッカでもドラムでずっと後ろだから、前でNOKKOの代わりに「フレンズ」歌いたいなぁ』(笑)。(小田原さんに対して)今一瞬びびっただろう?(笑)……あんまり言うと、『どこで こわれたの oh フレンズ~♪』になっちゃうねぇ(笑)」(……と、省吾さんが少し「フレンズ」のフレーズを歌う笑)

「ミックが、『俺いつもベースだから、今日ギターやろうかなぁ』」(笑)

「河内くんが、『黒鍵弾きたくない』とか」(笑)

「コーラス隊の宏美ちゃんとユキノちゃんが、前でピンク・レディー、『UFO』歌いたい、とか(笑)。でもピンクレディ全盛期のとき、二人とも生まれてないでしょ?(笑)……じゃあ、『恋のバカンス』。『ため息の出るような~♪』」(……と、また省吾さんが少し歌い、町支さんに歌わせようとする。会場、手拍子!!するが、町支さん、勘弁してください……笑)

*愛知③では……
●同じく小田原さんの件で、「フレンズ」が一部披露。
●ミックさんについては、ビートルズ・マニアということで、「All You Need Is Love」が一部披露。
●コーラス隊に関して、「UFO」が一部披露。

「おいおいおい、やり過ぎだよ(笑)。さっきまでのFCコンサートの空気が台無しだよ~(笑)」

*愛知④では……
1曲1曲すごい集中してコンサートやってるんですが、途中でふと思いつくことがあって……といった同様の語りで始まって、
最初に紹介した、ベスト・テンの3・2・1位を今やったら、喜んでもらえるんじゃないかな~?とか……ときて、
●ここに、東京②で実施された、「J.BOY」の合唱コーナーが挿入されました。やらないっていうのは「振り」だったのね(笑)。
一回やり直した後(主旋律を歌ってる人がいるけど、何でも俺の真似をすればいいっていう訳じゃない、「J.BOY」は俺だから、と笑)、全員で合唱……。
合唱がなかなか終わらないので、省吾さんが何度も腕時計を指す仕草をして、明日の朝まで続いちゃうよ(笑)、と、途中でストップ(笑)。
●続けて「星の指輪」も、東京②と同じように、少しだけ弾き語り。
●3、2、1位ときて、「家路」のイントロを弾かずに帰れないでしょう、と、河内さんに振る(笑)。河内さんが弾き終わった後、例のごとくギターを高く掲げる浜田省吾(笑)。省吾さんは、この曲が終わると帰りたくなる、と、ステージから去りかける(笑)。

また、SNS投稿禁止の、とある話に関して、あれは実は〇〇じゃなくて××だったんだよね~(そのときミックさんが、とあるポーズをする)という、微笑ましい?場面も(笑)。

……といった、とっても楽しいコーナーがありました(笑)。
そして一転、MCはシリアスになり……
(シリアスな曲の前には楽しいMC、の法則)

「……あと、こんなことも考える。みんな、人に嫌われたくない。自分を好きになってほしい。好きな人に、好きになってもらいたい。願わくば愛されたい。その人を喜ばせたい。幸せにしたい。そうなれるように頑張ります。そして努力が結ばれて、お互いに愛し合うようになって、自分が先に逝ってしまったとき、残された人の喪失感や空しさをわかったうえで、愛されたいと思うのだろうか……。そんなことを考える、旅の途上です。今日はどうもありがとう」

【18】初秋

3曲連続して『その永遠の一秒に~The moment of the moment~』から。

竹内さんが、キーボード。

スクリーンには、省吾さんが雪の中を歩き、転げまわる(落ちる?)、あの映像(映像作品『SHOGO HAMADA VISUAL COLLECTION "Flash & Shadow"』参照)。「傷だらけの欲望」に引き続き、ON THE ROAD '94。

雪のように白いライト。

「君が 僕を見送る」の「君が」と「僕を」の間に、小さく「もしも」を入れて歌う。

省吾さんは3回礼をし、ギターを掲げ、退場。


ステージは、紫?ブルーベリー色?の照明に。


●アンコール1

省吾さんが、走って登場する。

「ありがとう!」

【19】DARKNESS IN THE HEART (少年の夏)

スクリーンの映像(最初と最後)は、ON THE ROADのツアートラックが走るモノクロの映像。間には、過去のツアーパンフレットなど、色んな年代の省吾さんの写真がスライドショーで。

パンフレットにも書いてありますが、「走り始めた1974年 瞬きの中”Fifteen Years”」が「"Fifty Years"」に??

【20】RIVER OF TEARS

省吾さんが、キャップを被っていました。愛知④では、今回のグッズのピンク色だったと思いますが、愛知③は白色だったのかな?

歌詞の「少しずつローンで」が、「少しずつ時をかけて」に。

「イェーイ!イェイェイェーイ!!」の掛け合い。
ライトは、まさしく「光」の黄色。

正直、この「RIVER OF TEARS」は、個人的には普段あんまり聴くことのない曲だったんですが、今回のライブを通じてめちゃくちゃ好きになりました。またやって欲しいなあ……。

歌い終わりに、メンバー紹介。
「ミュージシャンを紹介します」

「ドラム、小田原豊!!」

「ベース、美久月千晴!!」

「オルガン&シンセサイザー、福田裕彦!!」

「ピアノ、河内肇!!」

「ギター、長田進!!」

「サックス・マンドリンその他色々、古村敏比古!!」

「トランペット・パーカッション、佐々木史郎!!」
→ここで佐々木さんが、ドジャース・大谷出塁のポーズ。
→省吾「ドジャース、おめでとうございます、ワールドシリーズ」(東京①)/「ドジャース観てたでしょ、佐々木くん」(東京②)

「コーラス・キーボード、竹内宏美!!」

「コーラス、中嶋ユキノ!!」

「ギター・サウンドプロデュース、町支寛二!!」

「カモン、ドラムス!!!!」

「オー、イェーイ!!」を4回繰り返す。

そして、省吾さんがギターを掲げ、礼をし、帽子を振って退場。


またもステージの照明は紫色?に。
省吾コールが起こる。


●アンコール2

省吾さんが再登場。

バンドメンバーと一列に並び、一礼。

〔MC7〕

「今日は100% FFF 2024に参加してくださりありがとうございます。そして、ソングライターの旅に付き合ってくださりありがとう。あと10年、10年っていうのはリアリティありますけど(笑)、できるかどうか、またいつかどこかでお互い元気で再会できる日を楽しみにしています。ありがとう!!」

*愛知④では、「今日はFFFに来てくれてどうもありがとう!そして俺のソングライターの旅に付き合ってくれてどうもありがとう!」だけだったので、最後に何かサプライズがあるのかと期待しましたが、結局何もなかったです(笑)。愛知③では、このイベントを名古屋の地で終えられて、縁を感じます、とか、もう少し喋ってらっしゃったようですが……。

【21】最後のキス

ミラーボールが降りてくる。
ピンク?色のライト。

曲に合わせて、ゆっくり手を振る。右へ……左へ……。
ああ、最後の曲が終わる寂しさ……。

歌い終わって礼をし、そのまま省吾さんは舞台袖へと消えていきました……。


●終演

スクリーンには、今回のツアー・タイトルが映される。

「Shogo Hamada Official Fan Club Presents 100% FAN FUN FAN 2024 青の時間」(省吾さんの写真は無し)

「以上をもちまして本日の公演はすべて終了いたしました」
「本日はご来場いただきまして誠にありがとうございました」

知らないピアノの曲がかかる。
(何という作品だったのだろう?)

約3時間のコンサートでした。


【エピローグ~旅に出るよ、どこか遠くへ】

最後に、全体的な感想について述べておこうと思います。

まず、東京②と愛知④を比べてみると、愛知④では「俺語ってるねぇ、ファイナルだから(笑)」と仰っていたものの(笑)、MCの分量としては東京②のほうが多かったような気がします(同じ内容のMCでも饒舌で、かつ、弾き語り・合唱コーナーに加え、全年代別チェックやレベッカ等の歌唱などもあったので)。しかし、愛知④のファイナルのときのほうが、省吾さん自身が楽しんで話をされているように感じられました(東京②では無かった、とある話や、「家路」の一部披露もありましたし……)。僕自身は、前回のFFF2019もファイナル公演(神戸)に参加しましたが、その際も省吾さんが、「今日はファイナルなので、俺自身もすごく楽しんでます!!」と仰っていたのを覚えています。

なお、FFF2019のファイナル公演時には、アリーナツアー開催予定を思わせる発言があったのですが(結局コロナ禍に突入……)、今回は特にありませんでした。

今FFF2024のセットリストは、予想としては、もっと「青」にちなんで色々な年代の楽曲が演奏されるんじゃないかと思っていましたが(「ロマンスブルー」とか「彼女はブルー」とか……)、実際は、ほぼ『FATHER'S SON』『誰がために鐘は鳴る』『その永遠の一秒に』からの選曲。

それから、ツアー開始前に公式YouTubeへアップされた「こんな気持のまま」も、絶対にやるだろうと踏んでましたが、披露されず。あれは一体何だったのでしょうか……(笑)。

それでも、90年代生まれの自分にとっては、ナマのライブでは聴いたことのない楽曲の連発で、興奮が止まらなかった(笑)。ようやく聴けた!!!!!と。

個人的には、すべてのアーティストのアルバム作品のなかで一番好きと言っても過言ではないくらい大好きなアルバムが『誰がために鐘は鳴る』なので、今回のセットリストは過去最高級にお気に入りです。ついでに「太陽の下へ」も聴きたかったですが、今後の楽しみに取っておきます(笑)。

で、その今回のセットリストを以下にまとめてみました。

福岡①②では、クリスマス・シーズンということで、「永遠の恋人」が歌われたようですね……。どんな感じだったのでしょう??

そもそも今回のツアー「青の時間」のコンセプトは、事前の告知によると、「『ソングライターの旅』の途上、『青の時間』という言葉を想起させる曲で構成されたコンサート」とのことでした。(後者については、特に詳しくコンサート中に語られませんでしたが……)

「青」(「蒼」「Blue」)という歌詞の言葉に限れば(前稿「浜田省吾と『青』」を御参照ください)、第1部に悉く集約されていますが、空しさ、寂しさ、悲しさ、などといった暗くて重い内容の歌詞や、ブルーの照明が、全体を通して「青の時間」を印象付けているように思えました。

けれども、コンサート自体は決して悲壮感が漂うものではなく、めちゃめちゃ楽しかった~!!!!印象です。

そして、第2部以降においては、もうひとつのテーマである、「『ソングライターの旅』の途上」、特に死と生について考えさせられる内容で、ON THE ROAD 2022のホールツアーに近いものを感じました。

旅に出るよ、どこか遠くへ……

今度は旅するソングライターと、一体どんな形で再会できるのだろうか。
新しいアルバムを引っ提げて、アリーナツアーでしょうか??
それとも全く見当違いの、別の形なのでしょうか??

遠くへ行ってしまわないで。
遠くへ遠くへと願わない日々です。



※追記:
●チャリティーコンサートが終了した翌日の1月17日(金)、公式LINEにて、ステージセットなどの「ネタバレ」が公開されました。

●愛知4公演が行われた名古屋国際会議場センチュリーホールは、2025年2月から2027年4月まで、2年2か月の間、大規模改修のため休場とのこと。
それにつき、MCでは特に触れられていなかったと思いますが、愛知③の公演日に、色紙のメッセージを寄せられたようです。


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